昨日ニュースを見ているとコロナ明けで観光客も増えているのに、飲食業界は慢性的な人手不足で無理して体を壊した人が取り上げられていました。半身不随になって記憶障害になるまで働かされて、どこのチェーン店かは流石に放送されませんでしたが酷い話です。真面目に頑張る事は大切だとは思いますが、ブラック企業では自分の身を守る方が大事です。真面目で責任感があるのは素晴らしい事ですが、何でも案配と言うか調度良い感じの所があるはずです。いいかげんな奴と聞けば聞こえは悪いですが、良い湯加減やさじ加減と聞けば落としどころはと思います。自分が働いて来たホテルやレストランも今はほぼ無いし、あっても委託業者に厨房を丸投げしています。ブラック企業ばかりとは言いませんが、長時間労働やサービス残業ありきでは今の時代は人は集まらないでしょう。テレビではその後鉄板焼きの店も紹介していましたが、人手不足を逆手に取って週休二日にした事で従業員満足度が上がりサービスの向上にもなったそうです。上手く回れば料理の単価も上げられて、給料が増え離職率も下がり好循環ループになるのが理想です。若い時は自分が責任のある仕事を任されている喜びで、必要以上に頑張ってしまうのも分かります。体力も気力も充実していれば無理も利きますが、ノイローゼや味覚障害、ダクト掃除でキツい薬品を使い肺を痛めたり、スライサーで指をとか・・。どんな業界でも表沙汰にならず内々で済ましている事はあるでしょうが、飲食業界は昔に比べればだいぶマシになって来たと思っていた矢先のニュースです。やっぱり自分も横浜に行けば良かったと、今日も真面目に仕事をしながら後悔しています（笑）。