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2023-09-20 07:08:00
便利な世の中になったもので以前なら税理士に電話で相談していたような事も、ネットやユーチューブで勉強すれば簡単に理解する事が出来ます。10月から始まるインボイスも周りから飲食店は関係無いとか、いい加減な情報ばかりでやはり自分で調べてみて正解でした。全ての飲食店に関係はありますがその影響度が違うだけで、企業や接待で使われる店は影響が多く、個人のお客様がほとんどの店はほぼ影響は無いとの話です。原価を決めているのも売値を決めているのも自分ですし、生産品をそのまま売っているなら+消費税ですが、調理したものを料理として出せば常識の範囲内の価格設定なら税込みか税抜きかは問題ではありません。飲食の原価率は昔から変わっておらず、下がりすぎもダメですが上がりすぎると経営が困難になります。コース料理が5000円でも15000円でもその価格にあった内容なら納得してもらえますが、何故かラーメン屋は一杯1000円の壁があるらしく簡単に価格転嫁出来ないそうです。食材費、光熱費、人手不足による人件費の高騰でも売値を上げられず、美味しくて流行っている店でも利益を削りながら頑張るか、耐えられず閉店する店も今年は多いようです。コロナ禍でのゼロゼロ融資が終わり、返済が始まる段階で潮時かと思う気持ちも分かります。観光地なら外国人相手に絞って2000円も可能だと思いますが、庶民の食べ物のイメージが強い日本人相手では給料が上がらないと厳しいと思います。居酒屋さんなら色んな単品があるので原価度外視した名物でお客さんを呼んで、ドリンクや他のフードで帳尻を合わす事は可能ですが、ラーメン屋は自分でも本当に難しい商売だと尊敬しています。有名なラーメンチェーン店は大量仕入れ、大量調理で各店舗へスープや麺や具材をセントラルキッチンから配送して原価を下げる事が出来、個人の店が立ちゆかない時代になるのは寂しい限りです。誰でも簡単に参入出来る飲食業界だけに入れ替わりは激しいですが、お客さんから愛されている店が継続出来ないのはおかしいと感じます。補助金が無くなればガソリン価格も上がり続け、キッチンカーなどはラーメン屋以上に大変だと想像出来ます。