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2013-08-21 14:15:00

毎年この時期になるとソムリエ協会の試験を思い出します。1次試験が終わり、二次に向けての大事な時期になり、猛勉強した夏のいい思い出です。自分が一次試験を通った年はエキスパートの合格率が35%くらいだったと思います。3人に2人は落ちます。妻から管理栄養士がだいたい30%から50%と聞いていたので、管理栄養士並みの難しい問題なのかと言えば、実は数字のカラクリがあります。エキスパートやソムリエ試験、アドバイザーは基本的にお金を払って条件さえ合えば受験出来ますが、管理は出身大学の合格率が、大学入学希望者数に直結します。ある程度受かる見込みがあり、真面目に勉強した人間だけの30%~50%とは違い、エキスパートは半分思い出受験や、趣味でワイン好きの人もいるので、数字の意味合いは全然違います。飲食関係の人間はソムリエ試験が一般的です。合格率もエキスパートよりソムリエのほうが高いのは、仕事で必要な人と、趣味で持つ人との優遇措置とも思います。不景気や資格マニアの影響もあり、仕事に関係無くても取る人がいて、あまり合格率が高すぎても資格の値打ちがありません。専門学校さえ出れば取れる調理師免許も全く意味はありません(笑)。飲食店をオープンするのにもいりません。保健所で2日程講習を受ければ衛生管理責任者になれるので、必要なのは面接の時くらいです。ナンたらソムリエとか〇〇ソムリエなどは、合格率が85%から90%あるものもあり、忙しい芸能人が持っているくらいです。ワインが好きな芸能人は、ソムリエ協会から名誉ソムリエの肩書きがもらえる人もいます。ワイン文化に貢献しているし、宣伝効果もあって、協会もどちらもウインウインです。試験内容はエキスパートもソムリエも、二次のテイスティングもほぼ同じで、実技があるのがソムリエの特徴です。実際、過去問や覚えるポイントは限られているので、受験慣れ、試験慣れしている人は楽だと思います。ソムリエ協会から送られてくる、ティッシュ箱並みに厚みのある教本を丸覚えしようとした自分が恥ずかしいです(笑)。ネットなどで見ていると、教本は辞典代わりに使えばいいと書いてあり、1年無駄にしたのも今ではいい笑い話です。ポイントさえ絞れば後は覚えるだけなので、語呂合わせしたり、通勤やお風呂の合間にやるだけです。1人だとどうしてもダレてしまうので、休みは図書館で集中してやるのも効果があります。後は周りの人間にビックマウスよろしく、試験を受ける事を有言して、自分にプレッシャーをかけるのも効果がありました。〔ドイツの畑名は完全に捨てる〕〔世界地図をトイレに貼る〕など、ネットでも合格した人の受験方法や、使い勝手のいい関連書なども書いてあります。自分に合ったやり方で勉強するのが合格への早道だと思います。間違っても教本を丸覚えしようと思わない事です(笑)。