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2021-11-30 00:57:00
サービス オープン当時は赤チャン言葉での接客や、馴れ馴れしいスナックのママみたいな接客が大嫌いでしたが、自分がサービスで出るようになってから少し考えが柔軟になってきた気がします。もしかしたら一周回ってその境地にたどり着いたのかと思うほど、馴れ馴れしくされた相手は不快に思っていないのかと。最近は自分も少し地の部分を出すようになりましたが、もちろん相手がそんな事を求めていない感じなら淡々と接客をしています。中には彼女と来て余裕があるところを見せたいのか、やたら話しかけてくる男性もいてそういう方とは普通に会話するようにしています。グラタンを持っていく時は「大変熱いのでお気をつけください」とお声がけしますが、(激アツですか?)と聞いてくるので「超激アツ」ですと。さらに(確定ですか?)との問いに「レインボー出てます」と(笑)。カップルには大ウケでしたが、これもその前の2人の会話の内容が漏れ聞こえていたので、それに合わせて言ったまでです。2人の世界に入りたい人にはもちろん邪魔な会話は入れませんが、一見馴れ馴れしく思える接客もリミッターを見誤りさえしなければそれもプロなのかと思います。フランスの三つ星レストランでも、日本人の自分相手に日本語を所々放り込んでくれて、場の緊張をほぐしてくれたのを覚えています。Je voudrais aller aux toilettes(トイレに行きたいです)と片言のフランス語で聞いた時も、「階段降りてミギー」と日本語で答えてくれたのも接客が正しいかどうかは別として、人間同士の会話なのでそれはそれでありなのかと思うようになりました。あれだけ毛嫌いしていたオバチャンの接客も、今ならいくらでも乗ったり空かしたり出来る気がします。ただ、あの頃の自分は嫌な気分になっていたので、そこは自分もさじ加減を間違えないように接客するつもりでいます。10年振りに会った前の職場の女性が最初誰か分からず、名前を言われて初めて気が付くほど綺麗になっていました。本人は美人になり過ぎたからだと嬉しそうに歌舞くので、「どことどこイジッたんや?」と言った時は流石に怒られましたが(笑)。まぁ前の職場の子だったので自分も気が緩んでキツめに突っ込んでおきましたが、言葉は生き物なので気をつけようと思います。