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2021-11-26 00:20:00
DSC_2661.JPG 長時間労働で安月給の調理師には目標があり、いずれ独立したいとかシェフになり自分のメニューで勝負したいとか。そのためには仕事を覚えなければなりませんが、目標さえあれば理不尽な事にも多少は耐えられます。先輩に怒られるのは大体自分の気配りが出来ていないか、勉強不足技術不足でそこは怒られてもある意味納得で飲み込むしかありません。店の前がスーパーで毎日買い物していますが、野菜担当者は朝の早くから遅くまで居て人が全然安定しません。野菜が傷んでいれば平謝りで、目視で分かるものならいざ知らず、パプリカや洋梨など一見分かりにくいモノもあります。自分で仕入れてきたモノなら別ですが、毎朝トラックで運ばれて来たものを段ボールから取り出して並べているだけなのにと自分なら謝れないだろうと。本人が好きでやっているなら別に構いませんが、パートナーからしてみれば子育てする時間も無いほど拘束されて安月給です。本人に転職して欲しいと相談しても、本人がやる気なら嫁のストレスはMAXです。責任者とは聞こえが良いですが、新人が来てはヤメて今はシルバー人材みたいな人ばかりです。年金の足しに働いているので気楽なもので、知り合いの奥さんと談笑しながら野菜を並べているのを良く見かけます。責任者が怒るとまた辞めてしまうし、段ボールを放り投げてアタルしかありません。人手不足で人を揃えて貰えないなら、自分なら段ボールの上だけ開けて勝手に取らせますがそんなオリジナルも本社から許されないのかも知れません。たまに本社の人が来て野菜の展示方法を指導されていますが、良く我慢しているなと感心します。この人毎日頑張っているよと本社の人に教えてあげたい気持ちになりましたが、これも本人が声を出して変わらなければ、いつまで経っても怒られる立場から抜け出せないのが仕事の厳しさです。人口が減少してこれからも人手不足は続くのは見えていますし、もう少し機械化出来ないモノかと考えてしまいます。床掃除はうちもスーパーもロボットがやっていますし、近い将来野菜売り場も機械と客の半分セルフでやればそれで良いと思います。人が怒られている姿を見るのはあまり気分の良いモノではありません。そう考えれば美味しかったとかご馳走さまとか言ってもらえる調理師は恵まれているし、若い時に怒られるのも大事な事だと今では先輩にも感謝しています。