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2021-11-15 00:19:00
夜な夜な酒を飲みながらの休み前の時間を楽しんでいますが、休み明けからナンダカンダ予約が入っていて、仕込みや買い出しの段取りチェックの時間でもあります。アレルギーは当然としてお客様の要望には出来る限りの範囲で対応しているつもりですが、中には歯の無いメンバーばかりだとかムチャな要求もあります。歯が無くても歯茎で食べられるからと、柔らかいものばかりでコース料理を組んだ時もありました。酸味が苦手な方ならドレッシングをオリーブ油に変えたり、刺激が苦手な方なら香辛料を控えたりで対応しています。ただ医者から言われているので塩分を控えてほしいと言う要望には、少しクエスチョンマークが出たのは正直な気持ちです。もちろんサラダを和える際やメイン料理の下味に塩分を控えたりはしましたが、医者から注意されてるのに外食かと…。シーザーサラダにベーコンもドレッシングも無しでは料理が変わってしまいますが、うちのメニューはキッシュやピクルスやラタトゥイユまで既に味が決まってしまっているモノも多く、代替えを探すのに一苦労した思いがあります。管理栄養士の嫁に何が正解だったのか聞いてみると、外食に来た時くらい好きなものを食えと自分と同じ意見で安心しました(笑)。ダイエットでも緩める日が無いと長く続かないように、0が100かでは無く緩めるのが外食時だと。友人とたまに行く外食で我慢するよりも、三度三度の飯を自炊する事が最重要だと。うちみたいな店もラーメン屋やお好み焼き屋や中華屋さんでも、嫁に言わすと塩分も量も多すぎて栄養士からすると話にならないらしいです。素材の味や出汁で勝負する割烹みたいな店でも、人間が美味しいと感じる塩味と健康的な体を保つにはズレがあるそうです。もちろんそれぞれ個体差がありますし、同じように生活していても症状が出る人出ない人はいます。慣らしてみればこの辺りからイエローゾーンだろう塩分量と、調理師が美味しいと思って味付けを決めるゾーンが違う事も散々説教されています(笑)。だからこそ毎日食べる訳ではない外食は、普段節制しているご褒美にと楽しんで食べて欲しいと思っています。