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2021-11-12 00:49:00
ありがたいことにコロナも落ち着きを見せているので、冬が来る前にと人の動きが活発になっているようです。去年と違うのはほとんどの人がワクチンを打っている安心感ですが、GoーToが1年早かった検証すら無いままに2度目の年末に突入です。店が忙しくなってきたのは良いことですが、ここ2年怠けきった体にムチを打ちながらの仕事になっています。昭和の修業時代から平成を駆け抜け令和で集大成と言った感じですが、最近になってプロとアマチュアの違いについて考えるようになっています。食材や調理理論や栄養学などの膨大な知識に加え、それを生かせる技術を持っていればそれでプロなのかなと・・。他の業種で考えてみると例えばスポーツ選手などもプロアマありますが、試合と言う技術やパフォーマンスを見せてお客からお金を貰えるか貰えないかの違いかと思います。お笑いタレントなら自称芸人と言いながらお笑いでの収入がゼロでバイト生活なら、養成所を出たところで芸人ではあってもプロでは無いと思います。何かを提供提示出来てそれで収入を得られる人がプロと言うなら、世の中にはパチプロなんて仕事もかつてはあったようです。知識と技術で収入を得て生活出来るまでは他のプロと同じですが、決定的に違うのは一人称で完結して誰の役にも為にもなっておらず生産性がありません。もちろんそこから本を出版する人やユーチューバーで勝ち方指南するような人もいますし一概には言えませんが、そう考えればプロとアマの違いは自ずと答えが見つかったような気がします。こんな宣伝もしていない個人店に予約の電話がなりお客様が来て下さることに感謝しかありませんが、自分が出した料理でお金が頂けるようになった事に昭和の修行も無駄では無かったと。もう30年以上会っていない先輩の夢を今でも見ることがありますが、それほど強烈でインパクトのある生活だった気がします。先輩達も団塊の世代でとっくに引退されているか酒の飲み過ぎで体を壊しているか、健康診断も行かず気がついた時には手遅れみたいな人も多く見てきました。自主的に行っていた健康診断もコロナで忙しい医療関係者に迷惑をかけないよう控えていましたが、来週に予約が取れたので不摂生の極みみたいな体を少し見てもらい怒られてこようと思います(笑)。