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2021-01-03 09:44:00
明日から

月曜日から世間は動き出し、嫁の仕事も幼稚園も月曜日の4日から再開です。自分は5日からの営業ですが、実質4日から買い出しや仕込みに動いています。正月気分も今日までですが、昭和の時代もこんな感じだったのかとあまり記憶にありません。覚えているのは朝起きて兄弟3人集められてから、今年の目標を言わされた後のお年玉だったと思います。親から貰えるお金目当てにあらぬ目標を掲げ、何一つ実行出来なかったような気がします。子供の頃から違和感があり素直に喜べない自分がいましたが、大人になり人の親になるとその違和感が如実に表れます。まず子供に一年の目標を聞くなら親も述べるべきで、親は完全体で子供だけが未発達みたいな受け答えはおかしいと感じていました。その後お年玉をもらう理由も良く分からず、普段ならお手伝いをした対価としてもらうお金を正月だからと桁違いな金額を貰う違和感。その後はうちの家だけだと思いますが、お金が無いから返してくれと母親から言われ没収される始末(笑)。父親は威厳を保ちたいのか気前良くお年玉を渡しますが、家計を預かる母親としてはそんな余裕は無いと子供のお年玉に泣きつく始末・・。そのお金が生活費にあたるなら子供としても理解出来ますが、馬に消えていたと後から知ると元旦のあの親の威厳は張りぼてだったと年齢を重ねてから分かってしまう寂しさもあります。兄弟3人いて家計が苦しいならそう言えば子供も納得しますし、後からお年玉を回収する位なら中身が無くても気持ちだけポチ袋を渡す事も可能です。結局親の威厳を保ちたいとか子供にお金で苦労している姿を見せたく無いと思えば思う程、子供はバカでは無いので見透かされてしまいます。自分は人として威厳があるなんて思った事も無いので、子供の前でも自然体でいる事を心がけています。威厳なんてものはその人が生きて来た証が勝手に滲み出るもので、元警察官の義父には圧倒される場面もあります。友人には最初の挨拶でビビったのと違うかとか良く言われましたが、自分も調理師として修羅場を潜って来たので臆する事はありません。刑務所で人間のクズを見て来たお義父さんに対し、クズ人間エピソードでは負けていない自分(笑)。子供にはお金を稼ぐことは楽では無いと、お年玉のシステムを良しとしない事を伝えています。人それぞれ色んな考えがあり、例えば今通わしている幼稚園では豆まき行事がありません。理事長の考えひとつですし、そこに理念があるならそれもありです。お年玉をせがむならプレゼンしろと子供には言い聞かせていますが、まさか親側にお年玉を渡してくるとはまるで死角から延髄切りを食らった気分です(笑)。まるで自分が親からお年玉を回収された気持ちを理解しているがごとく、貯金の中から500円玉を入れて来る子供に少し考えさせられました。子供ならじいじばあばはお年玉をくれたとか、幼稚園の友達は皆貰っているとか言いがちです。人は人だしそれぞれ色んな考えがあるので、金が惜しくて言っている訳ではないと言葉で伝えています。自分は無い威厳を振りかざす気持ちもありませんし、子供の前で良い恰好をするつもりもありません。オーラの色で言うなら白かあって青ですが(笑)、料理をしている時はレインボーオーラが出ているはずです。無いなら無いで素直にさらけ出す方が良しと考えていますし、お年玉ほしさに子供が泣きついたりダダをこねたりしたら2時間説教するところでした(笑)。自分の子供時代もそうでしたが、子供は大人の行動を見ていると思います。大人が威厳を保つために良い恰好をするので無く、白オーラなら白オーラを認めて等身大で接すれば子供も分かってくれると思います。