インフォメーション

2020-03-21 00:09:00

昨日は久しぶりに京都の友人と喋っていましたが、やはり今は店をオープンしなくて良かったなと。コロナとは別問題で保留していた店のオープンが、わずか2か月ほどでここまで状況が変わるとは・・。株をやっているような人でも読めなかった近未来を、調理師が読めるはずも無くオープンしていたらと思うとゾッとします。京都も中国人団体客がいなくなればバスツアー会社やホテルの宿泊などが減るまでは想定の範囲内だったでしょうが、ヨーロッパやアメリカからの個人旅行で民泊のような小さなところは壊滅状態のようです。当たり前ですが元々外国人旅行者が来る前提で投資しているので、こなくなればコロナが落ち着くまで一旦閉めるか廃業するしかありません。支払いに困るようになれば外食など当然節約の筆頭項目で、今はまだアルバイトで凌いでいると聞き災い転じてって感じです。自分も若い時はバブルの恩恵を少し受けましたが、失われた20年でずっと不景気で店をやるタイミングでは無いと。いったいいつになったら店をやるタイミングなんだと思い、前厄厄年後厄の3年間を過ごしてから満を持してオープンしたのが調度9年前です。明日から10年目に入りますが、アベノミクスのせいか気分だけは不況では無かった気がします。オープンしている店すら営業させてもらえない国もある世界的な出来事で、今がまさに一番オープンしてはだめな時期になってしまいました。自分もオープン準備していた9年前がこんな状態に激変していたらと思うとゾッとしますが、曲がりなりにも9年間続けて来れた環境に、実力や努力だけで無く運にも恵まれていたと謙虚さを忘れないようにしたいと思います。