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2020-03-18 00:16:00

消費税とコロナのダブルパンチで相変らず暇な日が続いていますが、下ばかり見ていても仕方ないのでしばらく静観するしか無さそうです。昨日知り合いの美容師と話していて誰か良い子を紹介して欲しいと言われましたが、調理師と比べても美容師も中々厳しい世界で希望者は居ても長続きしないそうです。長時間労働で薄給なのは良いとしても、将来性が無いと若いうちに転職するのが普通の考えです。週一の休みを研修に充てたりタイムカードを打ってからの自主練など、調理師と通ずるものがありますがその先に席があるかどうかです。若いうちは修業と言う名で耐えられても、家族が出来て給料の一部を現物払いの高級シャンプーでは嫁も面白くないでしょう。調理師でもチェーン店の店長などは25歳くらいから任されますが、クリスマスケーキの買取りやシフトの調整などでどんどん疲弊していきます。調理師も最終的には独立するか料理長になるしかありませんが、美容師の場合調理師長的な立場で40代、50代でいられるなんて余程その人の技術にお客様が付いている人だけでしょう。逆に言えばそんな人ならお客を連れて店を出すでしょうし、コンビニより美容院の数が多いと言われる理由も何となく分かります。将来独立して店を出し行く行くは3店舗4店舗なんて経営能力のある人は、他のジャンルでも多分成功する人だと思うので余程美容の仕事が好きで無い限り続ける理由がありません。美容師も調理師も専門学校があり若者に夢を持たせたいのは分かりますが、現実はそれで食べていける人がどれくらいいるかや離職率なども入学前に教えてやれないものかと思います。親戚も美容師をしていましたがやはり長くは続かず、今は事務仕事ですが時給換算すれば4倍近い効率の良さだと。しかもただ働きや休みを返上しての修業などあるはずも無く、言い方は悪いですが大した努力も無しに1か月目から3年やった美容師より給料が良いなんて本人の努力不足以前に、構造的な問題でその辺りは調理師や保育士も希望者はいれど生活を考えれば・・・みたいな思いだと。嫁に聞くと学校の先生も医者も長時間労働で寝る間も惜しんでと言っていますが、金銭面や福利厚生が全く違うので離職率は比較にもなりません。俺もタイムカードを打ってから夜中の2時3時に寝る間も惜しんで仕込みしていたよと嫁に言っても、それは人を増やすなり残業を付けてもらうなりシェフやオーナーと交渉しないとと言われる始末。修業の身でそんな事を言ったら辞めてしまえと言われるのがオチで、やはり仕事に対する捉え方が職人と会社員では少し違うように感じました。