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2018-05-10 00:30:00
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うちの店は違いますが予約の取れない店は、何度チャレンジしてもダメで心が折れる事が多いです。しかしここで諦めてはいつまでたっても来店の夢はかないませんが、半年先の予定なんてどうなるか分からないのでどうしても1~2か月前の電話になると思います。意外に当日キャンセルや掛け持ちで予約したことで忘れている人も多く、店側が誰か来てとフェイスブックで呼びかけている事もあります。自分は直接電話する派ですが、繁忙時間にかけては取り次いでもくれません。予約の電話から関係が始まっているので、失礼の無いように言葉遣いも気を配ります。特に通しで営業されている店はランチもディナーも満席で、唯一空いている時間が14時半~17時位の事が多いです。店側としてはその時間は従業員の休憩を交代で取ったり、ランチの後片付けやディナーの仕込みや段取りに充てています。毎日満席なら無理にその時間は予約を取らずにいたいのは、自分も店をやっているので良く分かります。しかし売り上げの事を考えればやった方が良いに決まっているので、実際自分も迷う事は今まで多々ありました。特に定休日前なら食材を売り切ってしまいたいのと、今日頑張れば明日はゆっくり出来るからと思う事もあります。そこで電話の際に自分がどれだけそちらの店に伺いたいかをアピールすれば、そこまで言うならと疲れていても頑張る気持ちになれると思います。自分は福井からサンダーバードに乗って行く事や、友人と久しぶりの食べ歩きがこの日しか無理など、どうしても来店したい思いの丈を熱弁しました。もちろんランチをやっていない日にやってくれとか、定休日に店を開けてくれなんて事は言いません。営業時間の中で何とか隙間に入れて欲しいと猛アピールした結果、わずか12席の店の予約が叶い来店を楽しみにしています。うちは月曜日の定休日でも早めに言っていただければ団体様なら営業しますが、夜中や繁忙時間に掛けられるとイラついてすぐに断ります。最近ネットで予約出来る店がほとんどで便利になったと思いますが、当日ドタキャンやあぶく銭が入ったからと店の雰囲気に似合わない輩が増えたのも食べログなどの負の部分です。以前なら怖くて入れなかった敷居の高い店が、値段や料理も分かりビューで店内までどんな感じが分かれば、今日は3万勝ったから冷やかしになんてのも現れます。昔は京都の(一見さんお断り)が偉そうにと思っていましたが、店の雰囲気や常連さんを守るための観光地ゆえの手段なんだと理解出来ました。ネットの影響で外国人も増えましたがウエルカムの店もあれば、全部お断りの店もあり観光地ならではの苦労があるようです。福井は外国人の観光客が全国最下位で何とか増やしたいとローカルテレビで言っていますが、観光客をお金としかみていない県では意識から変えて行かないとダメです。一部の観光業に携わっている人間だけが声を上げても、その他のほとんどの県民が外国人に来て欲しいと思わなければ意味が無いです。京都みたいに昔からの観光地でも最近の外国人の多さに、桜をわざわざ他県に見に行ったりしている人もいると聞きました。自分が東尋坊に行った時は、両サイドに並ぶ海産物や土産を売っている人達の出迎えに福井でも観光地らしさを感じました。永平寺、朝倉遺跡、恐竜博物館ならウエルカムでしょうが、京都でも普通に住んでいる人は観光客なんてバスにも乗れなくなるだけで迷惑でしかありません。自分が住んでいる時は京都だから仕方ないと諦めていましたが、無理やり福井の観光客を増やそうなんて住民がついてこないと思います。自分は住めば都のこの環境に慣れてしまったので、陸の孤島だろうが自然豊かな福井が一番の良さだと思っています。無理に人を呼び込まなくても、魅力があれば観光客は勝手に増えるハズです。最近は観光地で無くてもインスタなどで火がついて、地元の人間が迷惑しているニュースもよく耳にするので、人が増えるのが一概に良いことばかりではありません。事実、レストランの予約が取れないなんて福井ではまずあり得ないですし(笑)。