昨日の朝は意外と雪が積もっていて、久しぶりに雪かきです。暇だろうと仕込みにかかると、電話があったりします。5分前でも電話予約を入れてもらった方はもちろん受けましたが、飛び込みの方はほとんどお断りしています。子供が小さいうちはこのスタイルがベストなのは、去年で結果が見えたのでそうさせてもらっています。山の中の一軒家じゃ無いので、他にも飲食店はいくらでもあります。偉そうかも知れませんが、一人では出来る範囲があるのと、手作りにこだわりたいので予約をお願いしています。たまにこの食材がもっと日持ちしたらと思う時がありますが、既製品は極力使いたく無いのでこまめな仕込みが必要です。親父が働いていたレストランの料理は、子供の時に食べに行くのが楽しみで仕方がなかったです。高校生になってから自分もそこでアルバイトを始めましたが、ソースからカニコロッケからブロシェット（西洋の串焼き料理）から全て何もかも手作りでした。今の時代は人件費や効率を考えれば大手には出来ないし、長時間労働ありきの調理師ではそもそも働き手がいません。個人店で出来るなら元々が天の邪鬼な性格なんで、チェーン店には出来ない料理を作って行きたいです。書いていて思い出しましたが、バイト時代に牛タンシチュー用のタンが煮あがったので皮を剥けと言われました。その当時、牛タンそのままの形を見たことが無かったので、先輩にこれは何ですかと聞いてみたらイルカの子供の頭だと(笑)。自分も含めてこいつら全員地獄行き決定やなと思いましたが、あの時の牛タンシチューの旨さは30年経っても覚えています。