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2015-10-05 00:02:00

夜な夜なネットを見ていると、理容師さんのなりてが減っているとニュースにありました。調理師もそうですが、職人は人が集まらないのは慢性的な状態です。色んな人のつぶやきを見ていると、職人の労働時間、福利厚生、薄給などに加え、価格競争のチキンレースみたいな業界に未来が見えないと言う意見もありました。確かに自分が中学生くらいの時は散髪代は3000円~3500円くらいだったと思います。今は1500円くらいが当たり前みたいで、技術で差別化出来る個人店以外はデフレ価格で止まっています。一時期カリスマ美容師や調理師のスターシェフのような、一部の成功者を祭り上げて業界へのイメージを変えようとしたものの現実は違います。理容師や美容師も修行が厳しそうなのは、営業が終わってから遅くまで練習しているのを見ても分かります。知り合いも美容師をやっていましたが、辞めて事務職になってからの方が休みも給料も福利厚生もいいと言ってます。これじゃあ若い人が仕事にしたくないのは当たり前で、近所の美容院も年がら年中社員募集しています。昨年亡くなった親父もレストランで30年務めた後に、全く畑違いの電話会社の事務の方が条件が全部良かったと言っていました。どちらも本人の努力不足だろうと言う気もしますが、少なからず努力や修行をした人間の労働条件が、他業種の中途採用の未経験者に負けるサービス業界って・・・。オーナシェフやホテルのシェフまで登りつめてやっと人に言えるような仕事で、そこが無理そうなら若いうちに転職するのもアリだと思います。飲食業界も慢性的に人手不足な状態ですが、価格競争店と個人店と高級店との住み分けが出来ている分、若干まだマシなのかとも思います。