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2019-11-22 00:21:00

時代によって流行りやブームは何回も巡りますが、タピオカやワインも何かのきっかけでブームが再燃します。音楽でもアニメでも廃れては流行りの繰り返しで良いんですが、何故かヌーボだけはバブルの夢を追い続けています。酒屋に聞くとヌーボでイベントをするような店は毎年購入してくれるそうですが、それ以外や新規オープン店に関しては全く売れないとこぼしていました。自分の店も最初の一年目はヌーボを入れて促進してみましたが、原価が知れているワインを飲むより酒屋に売っていないワインが飲みたいと言われました。自分用にピーロートから仕入れたヌーボもお勧めしてみましたが、店で出すとなると利益を出さないといけないので割高になってしまいます。それなら他のワインを飲むと言われ、仕入れたヌーボは自分で全部美味しくいただきました(笑)。それ以来ヌーボは仕入れていませんし、ワインを飲みたくなればセラーに個人のワインがあるのでそちらが優先になります。ヌーボで普段ワインを飲まない所から需要を生み出したいのは分かりますが、逆に一般の生活の中にワインが浸透していない証明になってしまっています。山梨にワイナリー巡りに行った時に一升瓶のワインがあったのには驚きましたが、福井ではやはり日本酒が強い印象があります。日本酒の酒造もあちこちにありますし、フランス人のソムリエなども時折来ているようです。一度朝5時前から仕込みの見学に行きましたが、テレビの取材も来ていて冬の名物詩になっているようです。