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2020-12-05 00:50:00
2020-12-04 08:43:00
2020-12-03 07:43:00
2020-12-01 00:19:00
難しいと思われがちなスパイス使いですが、基本さえ押さえてしまえば後は方程式のように答えが導かれます。自分が修業して来た店ではバターと小麦粉でルーをかく欧風カレーでしたが、ネパールやインドのイメージがあるスパイスカレーも好きで良く作ります。スパイスの棚を見ても何と何を買えば良いのか分からないのが当たり前で、自分がどんな香りが好きなのか試飲ならぬ試香?をさせて欲しいものです。まずはそれぞれのスパイスがどんな香りがするのかを知り、自分の好みのものをピックアップする事が大事です。クミンシードとニンニクと生姜で香りを出すのが最初のスパイスで、玉ネギをソテーしてから入れるスパイスで好みが分かれます。ターメリック(ウコン)やチリパウダー(辛味が苦手ならパプリカパウダー)などここは好みが分かれる所ですが、大体これらの4倍のコリアンダー(パクチー)を入れて置けばそれなりにカレーぽくまとまります。仕上げにフレッシュのローズマリーを入れたり、先にローリエを入れたり具材の鶏肉に粉を打ってとろみを出したりそれこそ好みで何百とレシピが出来ます。仕上げにガラムマサラを入れるのも自由ですが、自分が思うにこれは日本では七味的な意味合いがあると思います。香りを生かすために最後に入れるもので、辛子や山葵や柚子胡椒もこの部類に入ると思います。洋食で言えばエルブ・ド・プロバンスみたいに、土地で採れるハーブを好みで合わせてみたいな感じです。朝から目玉焼きを焼くにしても、醤油をかけるかエルブ・ド・プロバンスをかけるかで仕上がりが別物になります。ハーブの特性やソースの核の作り方は勉強しだいですが、逆に言えば勉強次第でプロ顔負けの料理を作る事も充分可能だと言う事です。