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2019-05-31 07:28:00

訪問をありがとうございます。

 

今日は5月最後の日となりましたね。

 

なんだか連休がとてつもなく昔のことのように感じているのは私だけでしょうか?

 

昨夜は主任ケアマネジャーの会設立に向けた会議を行いました。

 

一歩ずつですが、7月の総会に向けて進んでいます。

 

 

 

 

さて、今日は改めて『時代の流れは速いなぁ~』と感じています。

 

特にデジタル化の進化はものすごいスピードで、数年後にはドコモやauの3G対応ガラケーが製造終了となるなど、使い慣れている機器の変更を余儀なくされていることに打撃を受けておられる方々も多いと思います(あ、どうでも良いのですが、ガラケーは『ガラパコス化した携帯電話』略です)。

 

世の中って、逆らえる流れと逆らえない流れがあると思うのですが、このデジタル化は『逆らえない流れ』なんですよね。

 

だからこそ、『じゃあどうしよう?』という視点が必要で、そこに、色々なチャンスがあると私は考えています。

 

 

 

 

とはいえ、私自身ネットが得意ではありませんし、テクノロジー信者ではありません。

 

“インターネットなどテクノロジーは、人のリアルの生活を補完するもの”という捉え方であり、現在取り組んでいるサイトやスマホなどは『個人の生活をより充実させるための手段の1つ』として私は捉えています。

 

つまり、『上手に活用できたら便利だね』という感覚です。

 

そして、その“上手に活用できたら”の部分に、地域で人とひとをつなげるヒントがあると確信しています。

 

それが『スマホ教室』なんですね。

 

 

 

 

以前から、スマホ教室は、地域の人をつばげる良いきっかけになると考えていました。

 

そこで、2年前に名古屋から来た知人に頼んでスマホ教室(月2回)を、ラポールで開催してもらったのです。

 

結果は仮説通り☆

 

第1回目でLINEの使い方の説明とグループLINEを作ってもらい、それをきっかけに、グループLINEを通じて気軽にスマホに触ってもらうという効果が得られた他、LINEでのやり取りを通じて仲間意識が高まりました。

 

それに、ネットを活用したつながりを元気なうちに作っておくと、身体が動きにくくなった時にも他者とのコミュニケーションは継続して取ることができるし、安否確認としても活用することができるのです。

 

人とのコミュニケーションを取ることは、とてもとても大切です。

 

このスマホ教室は知人が名古屋に帰った時に終了したのですが、7月から別の方に講師をお願いして、またラポールで再開することになりました。

 

このスマホ教室は今後、じわりじわりと広げていきたいと思います。

 

 

 

 

なぜ、介護というアナログ業界にいる私が、こんなにサイトだスマホ教室だとテクノロジー推進を行っているかというと、今の社会は情報が大きなカギになると考えているからです。

 

もとい、『現代浮き彫りになっている社会課題の大きな原因の一つは情報不足から来ている』と考えているのです。

 

世の中は逆らえる流れと逆らえない流れがありますが、テクノロジーの進化は“逆らえない流れ”だと認識しています。

 

だからこそ、『何となく苦手』と敬遠するのではなく、仲間と一緒に学びながら活用できる環境を普及し、地域で生活する方々が知らなかったために大変な思いをしていた…というケースを一つでも少なくしたいと思っています。

 

自分勝手かもしれませんが、私は「お互いさま」と言い合える優しい社会、そこで生まれる関係や交流を見てみたいという想いから活動しています。

 

これからも考えたことは実践し、協力してくれる仲間に感謝しながら、観察・検証しながら進めていきたいと思います。


2019-05-30 07:23:00

訪問をありがとうございます。

 

昨日は一日事業戦略を練っていました(ケアマネジャー業務は夕方以降に行いました)。

 

戦略を立てるには市場の観察が大切なのですが、どの部分を“大衆”とするのか悩みながら取り組んでいます。

 

 

 

 

さて、昨日、ケアマネジャー専門サイトを閲覧していたら、総合事業停滞に対する記事が出ていましたので、今日はそのことについて私見を述べさせていただきます。

 

総合事業とは、いわゆる『要支援者等の介護を要する前段階の方々をサポートする事業』として、その運営は自治体が担っています。

 

私が良く書くサービスBという『住民主体の通いの場』等がそうで、ボランティアや地域力を上手に活用しながら多様なサービスを提供するという予防の視点に立った事業ですが、これ、なかなか進んでいない自治体が多いのです。

 

で、ですね、この停滞の原因は様々な要素があると思うのですが、今日は3つの要因について書かせていただきますね。

 

 

 

 

まず1つ目に強く感じるのは『布教活動が弱い』ことがあると思います。

 

ほら、お役所って、広報とかネットに記載したら『周知した』ことになるじゃないですか。

 

ただ、現実としては、広報やネットの溢れる記事を一つ一つ熟読し『フムフム、なるほど』と理解し行動に移すって、かなりハードルが高くないですか?

 

圧倒的に、『住民の集まる場所に行き布教する』ことの労力が足りていないのではないかなぁ~、と思うわけです。

 

 

 

 

当区は6月には住民主体の通いの場が15ヶ所だか16か所になる予定です。

 

この数字は他区に較べて多い方なのですが、なぜ当区で普及が実現しているのかというと、担当課の職員が『とことん丁寧にサポートしてくれる』からなんですよね。

 

ボランティアや地域活動をしている団体の集いがあれば通いの場の宣伝を行ったり、相談に来た方がいたら丁寧に対応したり。

 

年に2回は、活動団体・行政・地域包括支援センター・社会福祉協議会で集い、意見交換できる場も設けてくれています。

 

新たに課に赴任した職員は、『自分で住民主体の通いの場を体感したい』と見学にも来てくれます。

 

そういう行政の主体的な姿勢一つひとつの積み重ねが、住民主体の通いの場を着々と広げていくのだと実感すると共に、これはどんな事業にも共通する必要事項だと思いました。

 

 

 

 

2つ目は、『正論ばかりでユーザー目線になっていない』ということがあると思います。

 

平たく言うと、『あ~、確かに高齢者に居場所を持ってもらい主体性を引き出す事って大切だよね~』と理解してもらうことはできるのですが、それが自分事にならないというか、『正論だけど“私”のメリットに感じられない』『確かに話は分かるけど、私がやらなくても良いよね』という伝え方なんですよね。

 

これは非常にもったいないと思っています。

 

例えば、通いの場を運営することにより、地域貢献を行う充実感だけでなく、元気高齢者から元気の秘訣を教えてもらったり、高齢者の本音を知ったりと、様々な知見を深めることができます。

 

そして、その積み重ねで自分自身のライフサイクルに『健康』を意識し取り組むことができたり、終末期を含めた老後のイメージを具体的に描くことができ、同時に価値観を熟成させることができます(平たく言うとボランティア自身も心身向上が図れるということです)。

 

これらを踏まえながら、『どういうアプローチをしたら、地域住民が通いの場を開きたくなるか?』という思考が必要だと思っています。

 

 

 

 

最後に3つ目ですが、『行動に移すための儀式や大義名分をつくる視点が足りないかも』と思っています。

 

人って、“これをすれば良いとわかっていても、なかなか一歩を踏み出すのは大変”という方は多いと感じています。

 

そして、それを解決する手段の1つとして『儀式』や『大義名分』をつくるということは有効だと感じています。

 

地域住民が思わず『仕方ないなぁ~協力するか』と思える大義名分や、『よしやるぞ』と思えるトリガー(キッカケ)はとても大切です。

 

 

 

 

長々と書きましたが、これからの社会保障を予測した時、地域力の向上はとてもとても重要で、住民が主体的に地域活動に携わるためのチャンスとして総合事業はあると、私は考えています。

 

だからこそ、自治体は『国から降りてきた事業だから創った』ではなく、本当にその地域地域に合った事業になるよう、どうか創意工夫をしていただきたいと思います。

 

私も微力ながら、住民主体の通いの場布教に協力をさせていただきますので☆


2019-05-29 07:24:00

訪問をありがとうございます。

 

先日(27日)は、中曽根康弘元首相のお誕生日でした(101歳というから本当にすごい)。

 

なぁんて考えていたら、昨日のサイト内容を読んだ知人から『加藤は薬の医療保険適用範囲についてどう考えているの?』と聞かれました。

 

その方にはお伝えしたのですが、個人的には高額薬品を社会保険に入れる・入れないの二項対立ではなく、社会保険と民間保険のコラボレーションが良いと考えています(全体最適を考えた上で民間保険業界が補完する感じ)。

 

 

 

 

さて、昨日書かれていた本で『社長は孤独だよ』と書かれており少しモヤっとしたので、そのことを少し発展して考えてみました。

 

というのも、孤独って結局『感じるもの』じゃないですか。

 

本当に物理的というか事象として一人なのは『孤立』と言い、孤独はあくまでも『個人の感覚』と私は位置付けています。

 

なので、タイトルにもある通り『社長は孤独?』と聞かれたら、『そう思う人はそうだろうし、そう思わない人はそうじゃないんじゃなのかなぁ』というのが私の出した答えです。

 

 

 

 

私は社長業をしていますが、孤独を感じるかと聞かれたら、全くもって感じません。

 

それをなんでだろうと深堀したところ、『あ、私は誰かとつながろうと思えばそれができる相手がいるからだ』ということに気づきました。

 

仕事をする上でも立場的に私が社長となっていますが、あくまでもそれは役割の1つであり、会社を育てているのは仲間も含めた全員です。

 

物理的に一人で考えて判断することは多いですが、いざとなれば職場の仲間を始め相談できる人は結構いるので、『私は孤独だ』と思ったことはありません(何かあれば相談するし)。

 

この感覚が『社長は孤独』という部分に違和感を感じたということがわかり、なんだかとってもスッキリしました。

 

 

 

 

この『孤独』については、残酷な実験結果があります。

 

どの昔、ローマ法王が数十人(だったと思う)の乳児を集め、乳母に育児をさせたのです。

 

その際に王の出した条件というのが、『赤子には、たっぷりの栄養と清潔としっかりした寝具を提供せよ。しかし乳母は赤子とコミュニケーションは一切取ってはいけない』というものでした。

 

これは徹底しており、スキンシップや話しかけてはいけないどころか、表情は無表情で目も合わせてはいけないという、徹底した精神的交流の遮断でした。

 

結果、かわいそうなことに、1歳になる前に赤子は全員逝去したようです。

 

このような残酷な実験は他にも行われており、例えば戦争孤児に対して行った実験では、55人中27人が2年以内に死亡、17人が成人前に死亡、11人が大人になっても知的障害や情緒障がいが残ったと記録されています(なんかもう読んでて『未必な故意じゃない?』と思ってしまった)。

 

 

 

 

で、何が言いたいかというと、『ウサギだけでなく、人間もコミュニケーションやスキンシップは必要である』ということです(ただ一緒にいるのではなくコミュニケーションが重要です)。

 

そして、その関係性は時に人に勇気や優しさを与えることができるということです。

 

いや、孤独の話からずれてしまいましたが、これって結構大切なことだと思っています。

 

人間関係を維持するには相手のことも尊重するため、自分の想い通りにいかないという「不自由さ」を感じるかもしれませんが、それ以上のギフト(心の安定や勇気や優しさ)を受けることができる。

 

そう考えると人っておもしろいなぁと思うし、誰かとつながるって大切だと思います。

 

私が一番大切にしているのはベタですが家族(夫と子ども達)です。

 

彼らがいるから私は自分の好きなことを思う存分行うことができていると思っています(特に私は夫がいないと生きていけません)。

 

皆さんは、自分が孤独と感じない誰かの存在はありますか?


2019-05-28 07:28:00

訪問をありがとうございます。

 

昨日は、午前中に税理士と打ち合わせがあり、その後夕方まで一般社団法人の書類整理をしていました(昨年度のWAM報告書の一部修正分を整えていました)。

 

一緒に手伝っていただいているAさんには感謝感謝です。

 

そして、夜は職能団体で再来週から始まる研修の準備をしていました。

 

 

 

 

さて、今朝は社会保険の医療保険について考えてみました。

 

今月、既存の治療薬が効かない一部の白血病患者らに効果が期待される新型治療薬『キムリア』を、公的医療保険で適用する際の価格が決まりましたが、この薬価、おいくらかご存知の方はおられるでしょうか?

 

1剤3349万3407円です(自己負担は原則1~3割とされていますが、高額治療費の対応で実質的な自己負担は少ないと思います)。

 

とは言え、私が考えているのは『この薬価が高いか安いか』ではありません。

 

数年前にがん治療薬『オプジーボ』の高価格が一時話題になりましたが、医療の研究は着々と進んでおり医療費の膨張をどこまで保険で支えるのか?ということです。

 

厚労省は複数の条件を付けた上での使用としており、推定患者数を年間216人(72億円)と見込んでいますが、オプジーボのように他の部分にも有効となった場合、その対象者は広がる可能性はあります。

 

ちなみに、『キムリア』は一定の割合で効かない患者がいる他、非常に重篤な副作用が生じる場合があると言われており、アメリカでは一部成功報酬払いとして薬価が設定されています。

 

 

 

 

上記以外にも、超高額薬予備軍として悪性リンパ腫治療に使う『イエスカルタ(約4200万円)』、遺伝子網膜疾患治療薬の『ラクスターナ(9500万円)』など、続々と挙がっています。

 

さらに、難病の脊髄性筋萎縮性(SMA)の遺伝子治療薬『ゾルゲンスマ』に至っては、早ければ年内にも日本で承認されると言われていますが、海外メディアの観測では4億円以上になると言われています。

 

これらの超高額薬に共通する点としては、製造に手間とコストがかかり量産できない点です。

 

研究の進化により、今まで治らなかった病気に明るい兆しが見えることは本当に素晴らしいと思います。

 

 

 

 

一方で、医療保険のお財布も気になるところです。

 

現在、国民健康保険は既に赤字の状況です。

 

また、今の医療保険は誰でも加入した時から使うことができるため、一時『医療保険ビジネス(高額医療を受けるために他国の人が日本企業に就労し、治療が終わったら離職するという手口を斡旋するビジネス)』が流行ったのですが、それらも含めて、色々な意味で保険の在り方を見直す時期に来ていると思います。

 

少子高齢化で社会保障が一般財源の3割を既に超えている状況で、どこまで医療や介護を『保険』でカバーするのか?

 

果たして国民は高負担高支援を望んでいるのか?

 

私の見ている限りでは、国は進化についていけず結構な割合で後手に回っていると思いますが、皆さんはどのように考えますか?


2019-05-27 07:47:00

訪問をありがとうございます。

 

今日はいつもより遅い出勤となったため、更新時間も遅くなってしまいました。

 

先週はやや予定が詰まっていたため、今週はのんびり行こうと思います。

 

 

 

 

さて、先週金曜日夜に、職能団体研修で『地域課題について』という研修を受けました。

 

社会保障が世の中でも限界に来ていると言われてだいぶ経ちましたが、介護保険では2021年から一層厳しいものになることは必須と言われています。

 

その中で、介護保険のみでなく地域資源の活用も含めたアセスメント視点などを学んだわけですが、大変分かりやすく勉強になりました。

 

『自分らしさの実現』を自立支援とした場合、介護保険で補える部分は少なく、どこまで他機関と連携できるか?どこまで地域資源を活用できるかが重要だということを改めて感じ、そのためにケアマネジャーは自分達の領域でできることをする事が大切ということを学びました。

 

 

 

 

私は研修委員会に所属している為、ありがたいことにたくさんのケアマネジャーの前向きな姿勢を目にする機会に恵まれています。

 

そして、この前向きな努力がきちんと評価につながるためには、何が必要なんだろうということを考える機会が多いです。

 

様々な課題はあると思いますが、私はケアマネジャーが社会から評価を受けにくい原因として、『国の要求とご利用者・ご家族の要求と社会の要求が違うから』という理由と、『持っている手札が少ないから』という理由があると考えています。

 

そして、これを解決するためには、チームケア力の向上と地域資源をいかに増やし活用できるかがカギとなると感じています。

 

皆さんは変わりゆく制度の中で、今求められていることはなんだと思いますか?


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