インフォメーション

2020-02-11 20:24:00
描いている社会について②☆

訪問をありがとうございます。

前回の記事から続きを書かせていただきます。

【地域活動団体の課題に取り組む】

前回の記事終盤に地域でボランティア等活動を行っている団体の課題を3つ書かせていただきました。

≪地域活動団体の抱えている課題≫
①広報を十分に行うことが困難でイベントや新規会員確保問題  
②立ち上げ時メンバーの高齢化に伴う活動リーダー後継者問題  
③活動場所と資金確保問題

これらを踏まえて、現在取り組んでいる事業と、それによりどういう世界を目指しているかについて、書かせていただきます。

 

【目指すは小さい経済圏】

私が目指している『住みやすい地域』は、地域(自治体)の中で小さな経済圏を創ることです。

CSV(Creating Shared Value:共通価値の創造)という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

CSVは、CSR(Cororate Social Responsibility:企業の社会的貢献)の後に出た概念で、『社会課題を解決しながら企業の売り上げも追及していこう』という考え方です。

とはいえ、日本の企業は8割以上が中小企業と言われており、それらの企業が『社会課題を解決する』というのは、至難の業です。

だからこそ、社会まで大きな視点でなくとも、まずは『地域の課題』を解決しつつ、それが自社の売り上げや発展に結びつくような仕組みを創ろうと考えています。

 

地域の住民や企業が地域の課題を自分事化することで、『何でも困ったら行政に連絡』ではなく、『自分達で解決に向けて行動し、足りないところを行政に連絡』という形をつくるのです。

これが本来の地域や行政の形であると私は感じています。

それを、助け合い活動をベースとした『地域限定コミュニティサイト』で実現しようというのが、現在取り組んでいる事業です。

地域にこだわった理由は、『リアルが主体。補足としてネットを活用』するためです。

そして、なぜこの取り組みを当法人が行うかというと、『5年以上かけて、地域の住民・ボランティアなど活動団体・企業とつながり、それぞれと絆をつくってきたから』です。

地域の実情を十分に知り、かつ、どっぷり浸からず客観的視点も持ちつつ、強みを最大限引き出しながら、サイトを運営することができるのではないかと考えたのです。

 

【地域限定コミュニティサイトの機能】

これは、江東区の住民・活動団体・企業・江東区に努める方々ならだれでも無料で入会できるサイトです。

企業や気持ちある個人から『協賛』という形で月3,000円をいただき、これをサイトの運営費に充てる予定です。

このサイトには、大きく分けて3つの機能を持ちます。

≪サイトが持つ3つの機能≫
①掲示板機能
②活動団体紹介&応援ボタン機能
③地域のイベントカレンダー機能

一つずつ説明をさせていただきますね。

①掲示板機能

これは、よくある掲示板と同じなのですが、仕様が『地域限定』になっています。

個人で投稿する際は、『〇〇エリアで評判の良い内科を知りませんか?』とか、『1歳の子がいますが、平日遊びに行ける場所を教えてください』『書道を習いたいのですが、素人でも通いやすい場所を教えて』など、地域の情報を収集するための質問を想定しています。

こういう質問は、地域を良く知っている年配者の方々や、地域の情報集約をされているママさんなどから返信が来ることを想定しています。

活動団体から投稿の場合は、『〇月〇日にイベントをするので、遊びに来てください』だったり、『△△のイベントにボランティア募集』など、地域の住民に、地域活動を行う一歩を踏み出すためのきっかけづくりについての投稿を期待しています。

そして、地域の企業については、企業の広告・人材募集・アンケート・企業の活動団体への場所貸し等好きな投稿を、一口(3,000円)で月1回掲載できるようにしようと考えています。

これがうまく機能すれば、掲示板で解決できないことは地域課題として区に提言できるなど、地域の課題抽出ができると目論んでいます。

また、協賛企業が増え中小企業が人材募集を多くかけてくれたら、中小企業にとっても地域で効率的に雇用確保ができ、地域の住民にとっても通勤負担が少ない中で自分に合った職を探すことができるようになります(雇用拡大)。

元気シニアや専業主婦の方々、そして介護離職をされた方々の持っているスキルをピンポイントで効率的に活用することができると考えています。

 

ちなみに、掲示板機能で私がひそかに目論んでいるのは、『元気シニアの健康延伸』です。

地域企業でこれまでのスキルを活かしてアルバイト程度の就労を行い、他の日は地域でボランティアなど地域活動を行う。

このように、就労と地域貢献のバランスを上手に取りながら、地域の中で居場所と活躍の場を確保し、個人の活動量を増やすことで、結果、心身の健康延伸につながるというものを目指しています。

 

②活動団体紹介&応援ボタン機能

これは、昨年度制作した冊子の発展版で、各活動団体さんにインタビューを行い、それを記事にすることで、活動団体の理念や取り組みを知ってもらおうというものです。

それを行うことで、地域の住民が、より自分に合った地域活動への参加がしやすくなることを期待しています。

例えば、同じ『認知症カフェ』でも、開催する団体によって雰囲気はまるで異なります。

子育て支援にしても、会の理念や取り組み方により、雰囲気はガラリと変わります。

そのあたりの雰囲気まで感じられるようなインタビューを掲載することで、より自分に合った活動団体を見つけ、『ここなら私も参加できそう』という一歩を踏み出すことを狙っています。

 

また、各インタビューページには『応援ボタン』をつけ、サイトの会員は、自分がお世話になった活動団体や加入している活動団体に1日1回『応援ボタン』を押すことができます。

この応援ボタンは1クリック1円とし、活動団体に運営資金としてお渡しするようにします。

地域に貢献している活動団体ほど、応援ボタンで資金を集めることができるような仕組みとなっています。

サイトの会員は、1日1回応援ボタンを押すことで地域の活動団体に寄付をすることができ、協賛企業は地域の活動団体に対して『自分達の協賛費で応援している』という気持ちを持つと同時に、企業の社員に対しても『当社は地域貢献しているのだ』とアピールすることができる。

誰にとっても『Win』な形の機能になると考えています。

 

③地域のイベントカレンダー機能

これは、点で宣伝されている地域イベントや学びの場をサイト上のカレンダーに集約することにより、地域住民の空き時間に、地域のイベントへの参加を促し、地域との交流機会を拡大することに貢献しようと考えています。

そしてこれは、うまくいけば、元気シニアの健康延伸や、地域住民と活動団体のマッチングに貢献できると考えています。

 

このほかに、月1回は地域のどこかで交流会やテーマを決めて意見交換の場を開催することを予定しています(リアルでの交流機会の確保)☆

 

【それぞれの活躍とメリット】

ずらずらと文字で書いてしまいましたが、具体的にサイトで誰がどのようなメリットを生み出すことができるのかについて、書かせていただきます。

サイトを活用することで得られるメリットを8つの視点で書いてみました☆

ちなみに、イメージはこんな感じです。

①地域住民

■地域の疑問を解消することができる。

■自分に合った地域活動を知り入ることができる。

■地域のイベントを知り参加することで地域愛が向上する(居場所)。

■就労に制限を抱えている人も、地域で無理なく就労機会を探せる。

②地域のボランティア等活動団体

■サイト機能を活用することで、イベントや新規会員確保ができる。  

■応援ボタンで資金を貯めて継続可能な活動を行う。

■掲示板等で活動場所の確保に対する働きかけが行える。

③地域企業

■ピンポイントでこうスキルな人材確保の募集ができる。

■協賛を通じて地域貢献していることを企業のウリにできる。

■地域を知り地域に合った戦略を考えることができる。

④地域全体

■地域が顔の見える関係つくりを進めることで治安改善できる。

■地域の課題を解決するための手段として活用できる(個人含む)。

■治安が良くなることで、江東区のブランド価値が向上する。

⑤行政

■区民の意欲と力を活かし協働事業を増やすことで、区の支出削減ができる。

■削減した費用を子育て等、本当に必要とされている部門に充てることができる。

■地域企業の税収が上がることにより区の財源が潤う。

⑥国

■元気高齢者が増えることで、社会保険料(介護保険・医療保険)の削減。

■住民同士の助け合いが進むことで、社会保障費の削減につながる。

■高齢化対策の成功事例をつくることで、課題先進国として他国に対してアピールできる。

⑦社員・⑧経営者

■自分達の努めている企業が地域に貢献していることで誇りを持てる。

■地域住民の力を効率的に活用することで生産性を上げることができる。

■サイトを通じて、協賛企業同士や地域の活動団体とつながり、新たな事業チャンスを得ることができる。

 

【まとめ】

長々と書かせていただきましたが、恐らくこれからの中小企業は、『地域とつながり規範的統合ができるか』が、生き残るための1つの指標になると私は考えています。

そして、地域住民も、これからは何でも行政がサポートしてくれる時代ではなくなったことを受け、地域とのかかわり方(困った時に助けてくれる存在確保)が大切になってくると思います。

そして、これからの地域を活性化するのは、地域に住む人と企業がつながり、様々な取り組みを進めながら『おたがいさま』を育むことが、何より大切だと感じています。

時代の過渡期だからこそ、様々な形で様々なものが立ち上がりますが、今こそ点の活動を集約し、面にしていける取り組みが必要なのではないかと思い、今後の取り組みを掲載させていただきました。

 

ちなみに、協賛がたくさん募った場合でも、利益の1.5割は当社でいただきますが(税金等の支払に必要)、それ以外は全て地域に還元することを決めています☆

会社は社会の公器であるとするならば、株主優先よりも、地域優先で事業は進めた方が、長い目で見て社会に必要とされる企業になるような気がするのです。

なぁんて、こんな考え方はいかがでしょうか?


2020-02-10 20:20:00
描いている社会について①☆

訪問をありがとうございます。

私事のネタですが、今日は法人設立日で、義父の誕生日でもあります。

2014年に地域包括ケアシステムの具現化を目指して起業したのですが、現在は道半ばであり、今は、地域包括ケアシステムより一歩進んだ『共生社会』を目指すようになっています。

そんなわけで、今日は初心に帰るべく、私自身の目指している社会について書かせていただきます。

 

【全ての人に居場所と活躍の場を】

結論から書かせていただくと、私の目指す社会とは『全ての人が自分に合った居場所と活躍の場を持てる社会の創出』です。

・・・と書いても、イメージが湧かないかもしれません。

地域個別の困りごとを行政(役所)だけで解決するのではなく、地域全体で自分事化して解決に向かう

そのキーワードとして『おたがいさま』という助け合いがあると考えています。

個々のつながりを創り育むと同時に、個々の強みをお互いが知り、適材適所で活躍の場を持ってもらう。

 

これって、今の社会にある競争とは逆行しているのですが、人口縮小していく中では、必要な視点だと考えています。

今はまだ、効率化という言葉が流行っていますが、私は、今後は地域の住民・地域のボランティア等地域活動団体・地域の企業がつながることが何よりも大切で、その中で地域の課題を解決しつつ住みやすいまちづくり構築を進めていくことが、何よりも重要。

実は、江東区で事業を興そうと決めたのも、この『おたがいさま』の人情が厚い地域だと知ったからなんです。

起業当初より『単月黒字化したら、その利益を投じて地域づくりをする』と決めていました。

そして、おかげさまで事業が安定したことをきっかけに、2017年に一般社団法人を地域の住民と立ち上げ、地域活動へ乗り出したのでした。

 

【サービスB(住民主体の通いの場)】

一般社団法人立ち上げ後にまず行ったことは、『サービスBのモデル事業』です。

サービスB:介護保険の要支援という比較的元気高齢者等のデイサービスとホームヘルプ事業は、各市区町村の『総合事業』というものにスライドするようになりました。各地域が創意工夫しながら健康延伸の事業を行うのですが、住民主体で取り組む事業を『サービスB』と言います。

開業後、毎月『地域を考える会』を当社で開催していたのですが、そこに参加をいただいた行政職員から、『当区も総合事業の一つとして取り組みをしようと思っているけど、何から取り組もうか悩んでいる』という話を聞いていました。

また、S区で総合事業のサービスBに取り組んでいるところから、当区でもやらないかとお誘いを受けているという話を聴きました。

そのため、『一般社団でモデル事業を引き受けるから、まずは小さく始めてみませんか?』という提案をさせていただき、2017年に『住民主体の通いの場』を区内4か所でオープンしました。

 

このサービスBというのは、費用対効果の面でも大きな意味を持ちます。

下にイラストを出しましたが、9名の参加者を住民主体のサービスBが提供する場合と、いわゆる専門職が提供する場合の費用は『月15万円以上』の差があります。

9名で15万円以上であれば、900名が専門職が提供する通いの場から、住民主体の通いの場に移行できれば、保険者予算は毎月1500万円以上削減することができ、他に予算を回すことができます。

 

また、専門職が入るとどうしても参加者を『お客様扱い』してしまいますが、住民主体の場であればお客様扱いはしないため、自然と自分の役割を持ち参加することができます(主体性)。

他、地域の中年~高齢者世代の方々にとっても、要支援と言われる70代以上の方々との交流を通じて、自身の『介護』や『生活』について考えるきっかけを持つことができます。

地域の住民が集うため、ローカルな情報交換を行ったり、警察や消費者センターの方々をお呼びして『勉強会』を開いたりと、消費者リテラシーを挙げることもできるのです。

このように、良いことたくさんのサービスBを広めることは、必ずや地域のためになると思い、お手伝いをさせていただきました。

 

具体的には、1年間で大まかな流れやマニュアル等を作成し、翌年から区民にサービスBを広げていったのですが、順調に進んでおり現在では15か所以上の集いの場が創られています。

この功績は、ひとえに行政の熱心な関与にあると私は感じています。

当区の行政は、住民に任せっぱなしにするのではなく、何度も膝を突き合わせて相談に乗り、新しく立ち上げた場には必ず何度も足を運ぶ他、年に数回、サービスB運営者と行政、地域包括支援センター、社会福祉協議会の話し合いの場などを設けてくれています。

このように、住民と福祉専門職と行政が一緒になって、みんなで進める事業となったことは、大変嬉しいと思っています。

 

【活動団体の可視化:冊子制作】

また、地域活動のお手伝いをしている中で気になったことは、『様々な活動団体が点で乱立しており、これらをまとめるものがない』という課題に気づきました。

行政に紐づく団体もあれば、社会福祉協議会に紐づく団体もあり、個人で頑張っている団体もある。

それらを集約したものがないため、団体同士が横の連携を取ったり、住民が自分に合った活動団体を選択することが難しい。

この課題を解決したくて、WAM助成金を活用して、『地域の活動団体集約冊子』を作りました。

それがこれです↓。

https://www.tetote.space/booklet/

地域住民に協力していただき、区内150の活動団体と行政・社会福祉協議会などの情報を掲載した冊子を2万部創りました。

そして、それをきっかけにして、『地域の活動団体交流会』を開催することができました。

この冊子は、法人にとっても地域にとっても、とても大きい意味があったと思っています。

 

また、この交流会の中で、地域の活動団体が3つの課題を持っていることを知りました。

①広報を十分に行うことが困難でイベントや新規会員確保問題

②立ち上げ時メンバーの高齢化に伴う活動リーダー後継者問題

③活動場所と資金確保問題

この課題をどうやって解決しようか半月ほど悩み、出た結論が『地域限定のコミュニティサイトを創り、そのなかで地域住民・地域活動団体・地域企業がつながることができれば、3つの課題は解決するのではないか?』ということです。

そこで、今年度もWAM助成金を活用し、地域限定のサイトを制作することになりました。

 

・・・と長くなったので、ここで一度切ります☆
最後までお読みいただきありがとうございました。


2020-02-07 08:49:00
きっかけ☆

訪問をありがとうございます。

今回はnoteに掲載した記事を転記してみます。

自己紹介も兼ねて『なぜ私が介護の業界に携わるようになったか?』について書かせていただきましたので、興味のある方はお読みいただけたら幸いです☆

 

 

【介護=当たり前のことをしてお金をもらえる職業】

~高校進路編~

時代は二十数年前の高校3年生の夏に遡ります。

当時、年末年始と文化祭以外は無休で部活(運動部)に明け暮れていた私は、進路なんて全く考えていませんでした。

そして、進学校にも関わらず世間知らずの私は、『とにかく一日でも早くお金を稼いで楽しく毎日を暮らしたい』という希望がありました(お金を稼いで好きなものを買いたいという安直な思考)。

その時の希望職業は『自衛隊員か銀座のホステス』と勝手に決めていたのです(今でも私にとってホステスさんは、究極のサービス業であり、尊敬する存在です)。

毎日そんなことを部活の仲間に言いながら、日々を過ごしていました。

そんな私の状況を懸念してか、夏の引退を機に顧問より『今後の進路について話がある』と呼び出されたのです。

 

改めて考えると、顧問はよほど私のフワフワっぷりが心配だったのでしょう。

『こいつは放っとくと浪人するか道を誤るもしれん』と心配していたのかもしれません。

彼の本心はわかりませんが、時代はバブル崩壊後、フワフワ生きていけるほど甘くはないことを知っている顧問は、私と向かい合ったとたんに言い放ちました。

 

『お前、看護師と介護士はどちらが良いんだ?』と。

 

えぇ???

私の希望も聞かずにいきなり二択???

驚いた私に、顧問は淡々と言葉を続けます。

『なぁ、世間は不況なんだぞ。お前のような甘い考えでは、これからの社会はやっていけないんだ。これからは女性も手に職をつけないと生きていけないんだ。』

『先生はな、お前は看護師か介護士が良いと思っている。どうだ、お前はどちらが良いんだ?

 

・・・いやいや先生、しつこいけど、私の進路は2択ですか?

なんかもっと・・・フワッとした文系の入れそうなところとか、お洒落な職業につながる専門学校とか勧めてくれないの???

だいいち、昔から注射が嫌いで高熱が出ても病院には行かなかった私が、看護師になるなんて想像もつかないよ。

それに、そもそも『介護士』ってなによ???

 

そんな私の質問に、顧問はわかりやすくとても上手な説明をしてくれました。

『看護師はわかるよな。介護士っていうのはな・・・人として当たり前のことをしてお金をもらえる仕事だ』

そして、追い打ちをかけるかのように、魅力あふれる言葉が飛び出しました。

『介護の学校なら、先生、推薦書を書いてやるぞ。しかも、卒業と同時に国家資格ももらえるんだぞ』と。

当時の私を知る人は、私がその一言で間髪入れずに介護士やります』と返答する様子が目に浮かぶことでしょう。

えぇ、私、即答させていただきました、『介護士、目指します』って。

 

単純な私は週末、さっそく両親に『私は進路を決めました。介護福祉士の養成学校に行きます』と伝えました。

両親は私に対して『(どうせ言うことを聞かないから)お前は健康であれば、まぁ良い』ということで放置・・・いやいや尊重してくれていましたが、父は介護の実情を知っていたのか、『お前、介護って尊いけど大変な仕事なんだぞ』と反対されました。

しかし、顧問に『人として当たり前のことをしてお金をもらえる仕事』という言葉を信じきっていた私は、『大丈夫、よく考えたから!(本当は全く介護について調べてもいないし考えてもいない)』と自信満々に答え、結局、『最終学歴も考えたら専門学校は認められないが、短大の介護学科なら進学を了承する』ということで、決着をつけました。

そりゃあもう必死で説得しましたよ。

ここで両親に反対されたら、受験の大変さを味わうことになりますから☆

 

その後は、夏休みは両親の実家に行きフラフラ遊びつつ、秋は推薦で受験らしい受験もせずに合格し、その後は卒業まで、推薦で進学が決まった友達と毎日遊んでいました

そう・・・介護の知識も全くなく、ボランティアなども中高部活に明け暮れていたせいで経験したこともない私は、こんな理由で介護の業界に足を踏み入れることになったのです。

そして、当時は強引でしたが、私が人に興味があり人間観察を趣味にしていたことをちゃんと見抜いていた顧問には、感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、改めて当時を思い出しながら書いてみたら結構楽しいことに気づいたので、次回は『短大編』を書いてみたいと思います♪

最後までお読みいただき、ありがとうございました


2020-02-06 10:50:00

訪問をありがとうございます。

 

どうでもいい話ですが、今Yahoo!を開いたら『美奈子 36歳で初孫が誕生』というタイトルが目に入りました。

 

Yahoo!って、本当に秀逸なタイトルが多くて勉強になります(文字制限とかある中で、タイトルだけで理解させるってすごいこと)☆

 

 

 

 

さて、ここ一年ほど考えていることですが、ここに記事を書くことをやめようかと思っています。

 

理由は、地域活動の方に主軸を置いているため、どうしてもケアマネジャー関連の内容が薄くなるから☆

 

で、社会保障審議会等の内容等をここに書くようにしようと考えています。

 

地域活動や取り組みについては、noteの方に書いていき、少しずつケアマネ関係以外の方々にも読んでいただけるようにしていこうと目論んでいます。

 

 

 

 

一昨日の立春に神社で参拝できなかったので、昨日行った際に神様にいくつかの約束事をしました。

 

今年はその実現に向けて、まっしぐらに進んでいきたいと考えています。

 

そんなわけで、いつからどのように…まで具体的には決まっていませんが、1年以上前から登録しているnoteに、これからはポチポチ書き換えていこうと目論んでいる私でした。

 

皆さんはどんな媒体を使って発信をしていますか?


2020-02-05 08:48:00

訪問をありがとうございます。

 

昨日ニュースを観ていたら、とあるスナックが取り上げられていたのですが、それが『ミドルシニア(45歳以上)』を対象とした、昼間のスナックだったのです。

 

誰かと繋がりたいけど、身近な人では距離感が近すぎて自分の気持ちを吐けない…という人を対象とした『つながりづくり』を目的とした、日中開かれているスナック。

 

ネットのリアル版という形で新たなビジネスなんだなと理解しつつも、都合の良い時に都合よく逃げられる場がこれ以上増えることに、一抹の疑問を抱いてしまうのでした。

 

この国はどこへ向かうのでしょうね。

 

 

 

 

という前置きで、今日書く内容は、タイトルのとおり『いったん受け止める』です。

 

私は現在ケアマネジャーとして担当させていただいているのは4名だけですが、地域活動や相談窓口手伝いをしていることもあり、相談系のお電話を受けることが多いです。

 

で、介護保険関係で言うと、最近特に増えているのが『話をしっかり聞いてくれない』というものです。

 

話をよくよく聞くと、ケアマネさんとは会話をしている感はあるのです(面談時間自体は特別短い様子はないし、世間話もしている様子)。

 

が、ご利用者(ご家族)に『自分の話を受け止めてもらえた』と納得してもらえる技術が、もしかしたら少し至らないのかな?とも思いました。

 

 

 

 

それは、話を俯瞰して聴きながら『あるある相談』にしてしまっているのかもしれないし、話を聴く際に『判断すること』を念頭に置いてしまっているのかもしれません。

 

状況を観ているわけではないので何とも言えませんが、一つの事実として『ご利用者(ご家族)は、話を聴いてほしいだけでなくその気持ちを受け止めてほしいのだ』ということを理解する必要性を改めて感じました。

 

…なんて書くと、『そんなことわかっているよ』というお返事が返ってきそうですが、『自分が聴いてわかった』と『相手から見てケアマネジャーが受け止めてくれたと思った』は、必ずしもイコールになるわけではないという事を、私自身心に留めなければな、と思い、ここに書かせていただきました。

 

 

 

 

相談援助って『技術』なんですよね。

 

私自身、4年以上意識して学びながら実践していても、まだまだだと反省することばかりです。

 

だからこそ、支援を作業にせず、目の前のご利用者を始め対象者と同じ目線で話を聴き、その気持ちを含めて『いったん受け止める』ということを意識したいものだと思いました。

 

皆さんは、日々の支援で、どのようなことを意識して取り組んでいますか?


1 2