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2019-11-21 09:42:00

訪問をありがとうございます。

 

今回はどうしても報告したい出来事がありました。

 

ついに…ついに、地域限定サイトの取材雛形ができました!

 

これについては、地域活動を通じて知り合ったWebデザイナーのイワタさんに、『会話調で表現したい』だの、『冊子に紐づいた形で紹介したい』だの、『応援ボタンを設けて活動資金につながる形にしたい』だの、『種別や地域で検索しやすくしてほしい』だの、まぁーーー、本当にたくさんの勝手な希望を出させていただきました。

 

そして、プライベートでもお忙しかったにも関わらず、快く引き受けて、期待以上の作品を作っていただきました。

 

感謝感謝です。

 

公開は来月中旬頃になりそうですが、『誰もが地域で自分に合った居場所と活躍の場を持てること』をミッションとし、それを通じて『お互いさま社会の実現』が地域に浸透するよう、全力で頑張ります☆


2019-11-09 10:59:00

訪問をありがとうございます。

 

前回の続きで書かせていただきますが、先ほどの結論は『シングルマザーの貧困は、単に収入の問題だけではない』ということです。

 

あ、『シングルマザーの貧困は、単に収入の問題ではない』と言った方が正しいです。

 

とにもかくにも、結論としては『シングルマザーに貧困世帯が多いのは単なる事象であって、貧困を引き起こす課題の原因は収入確保以外の部分にある』と考えたわけです。

 

 

 

 

で、その3か月を踏まえ、私なりに振り返ってみました。

 

『(疑似体験とはいえ)シングルマザーのつもりで生活をした結果、一体何が辛かったのか?』と『どういう支援にありがたみを感じたのか?』について。

 

で、一番感じたのは『私は困った時に頼れる友達や知人がいたことは、とてもとてもありがたかった』ということです。

 

これはシングルマザーに限らず、小さいお子さんを持って就労している方は経験があると思いますが、就労する上で一番のネックは『子どもの体調不良』です。

 

どんなに気をつけていても子どもは生き物であり、当然熱を出す日もあれば呼び出しがかかるのです。

 

で、ですね、この呼び出し頻度は、子どもの年齢が小さいほど多いわけで。

 

その時に生まれるストレスは『子どものことは何より心配だけど、早退することで職場の信頼関係や迷惑をかけてしまうことに対する、周囲の批判の目』だと思うのです。

 

だったら、まずはその環境をどうにかすれば、かなり精神的な負担は軽減でき、同時に生産性も上がるのではないかと考えました。

 

というわけで、『子どもの体調不良等による緊急の呼び出し対策』が課題1です。

 

 

 

 

次に考えられるのは、『意図せぬ残業等が生じた際の対応』です。

 

これもシングルマザーに限らず、働くお母さんにとっては、満喫の悩ましい課題になっていると思います。

 

公務員はともかく、民間企業で働いていれば、『私、子どもがいるので毎日定時で帰ります』とはいかない日もあります。

 

そう考えると、第2の課題として、『仕事などで帰宅が遅くなった際の保育園の送り向かえ』という課題が挙がると考えました。

 

 

 

 

続いての課題ですが、これは実感したものとして、『とにかく時間に追われて、ゆっくり自分の将来を含めた設計をする余裕がない』ということ・・・余裕のなさから『自分にとっての必要な情報を入手する時間が取れなくて、せっかく行政支援はあるのに、効率的に使い切れていない』という課題と、『余裕のなさから子ども達に優しくできないうしろめたさ』があると思いました(この辺りの理由は、長くなるので割愛します)。

 

これらを考えると、今のシングルマザーに必要な支援は、『子どもの緊急時に頼れる依頼先の確保』と『必要な情報を取捨でき、自分の将来を含めた生活設計を立てられる環境』ではないかと思ったわけです。

 

長々と書きましたが、多分、この2つの課題を解決することができれば、シングルマザーのみでなく共働き夫婦もかなりの確率で精神的な負担が軽減でき、なおかつ労働に集中できるため、社会としては良い方向に転換できるのではないかと考えたわけです。

 

 

 

 

で、具体的な方法ですが、具体的に考えていることを書かせていただきますね。

 

ベースとなるのは『ナナメの関係を上手に活用する』です。

 

まず、『子どもの緊急時に頼れる依頼先の確保』について☆

 

実現できるかは、自治体の財源を活用できるかにかかっています。

 

テクノロジーを活用し、地域で担い手を募集する(できれば、子育て終了後のシニア世代がベスト☆)。

 

同時に、シングルマザーに限らず『助けてほしいと思っているママやパパ』を募集する。

 

それを、できるだけご近所の中で『助けてほしい人』と『助けられる人』をマッチングする。

 

これができれば、子どもの体調不良でも緊急の残業でも『助けて』を言える環境を確保することができます。

 

同時に、シニア世代に第二の活躍の場ができるだけでなく、少額かもしれませんが収入を得ることもできます。

 

私、これをシルバー人材で運営中すればよいのに・・・と、ずっと感じています。

 

そして、利用料は『将来の子どもを育てる』ということで無料。

 

一方、シニアへは区の財源から出すという『現物支給』を取るわけです。

 

 

 

 

また、『必要な情報を入手し取捨選択する』ですが、先の取り組みにプラスして、こんな形を考えてみました。

 

受け手のシニア担い手には定期的に勉強会を設けて(自由参加)、子育て中に受けることのできる支援を学ぶと同時に、支援の中で個々のシングルマザーが抱えているニーズをヒアリングして集約する(気づいたことでOK)。

 

それを集約した後地域課題化し、更なる行政の子育て施策に活かす。

 

これを何回か繰り返すことができれば、地域は孤立化の解消だけでなく、『らせん状に子育てのしやすいまちの実現』につながるし、さらには、シングルマザーなど働く親の支援だけでなく、シニア世代の活躍の場の提供と健康延伸につながると思います。

 

同時に、シニア担い手が情報をシングルマザーに情報提供しながら、一緒に『どうしたら良いか?』を考えることで、シングルマザーの精神的負担は、かなり軽減できるのではないかと考えたのです。

 

 

 

 

2回にわたって長々と書きましたが、シングルマザーを取り上げて何が書きたかったかというと、『社会って複雑で、複数の分野を上手に組み合わせながらでないと、今は社会課題は解決できないのではないか?』ということであり、『直接的支援も素晴らしいけど、俯瞰的視点で、点と点の支援を結び合わせながら、仕組み化していくことが必要なんじゃないかな?』ということです。

 

そして、一番書きたかったのは、『保険者が知己住民と協働して事業に取り組むことが、地域の課題解決には必須』ということです。

 

数値化しやすい打ち上げ花火的なイベントに助成するのではなく、自分事化していない民間企業に事業を委託するのではなく、地域で自分事として課題を感じている人たちと『一緒に』保険者が課題に取り組む。

 

これができれば、私はGDP向上だけでなく、世界的にも『超高齢社会課題と貧困を乗り切った国』として、リスペクトを受けるのではないかと感じています☆


2019-11-09 10:30:00

訪問をありがとうございます。

 

最近、何だか頭の中で色々なことを考えている割には、うまくアウトプットできずに悶々とする日が続いていました。

 

いい加減、この潜りっぱなしの状況を打破しようと考え、今日はサイトを更新しています。

 

で、何を書こうか迷ったのですが、今日は、社会全体の流れを踏まえつつ、シングルマザーによる貧困について書いてみたいと思います。

 

ちなみに、いつものごとく私の個人的見解なため、一意見として読んでいただけたら幸いです(そして、マニアックな内容です)。

 

 

 

 

最近、子どもの貧困課題が社会問題化されており、とても社会が豊かになっていると感じています。

 

対策として行われていることとして有名なのは、『子どもの食事提供』であったり『子ども学習機会の確保』などです。

 

これ、福祉を長年見てきた私は、『社会課題に取り組んでいる方々を尊敬しているけれど、多分・・・おそらく、語弊を恐れずに書いてしまうと、いくら対処療法的な対応をしたところで、社会課題は根本解決しないだろう』ということを考えてしまうのです。

 

以前から私の気ままな更新記事を読んでくださっている方ならご理解いただけると思いますが、『社会課題』を解決するには『社会のしくみ』を創ることが大切で、直接的な支援はその場の反応が見えるから『やった感』が高いけれど、根本解決には至らないのではないか?という持論を私は持っています。

 

つまり、『表面化した課題に対する取り組みはとても素晴らしいし、それで救われる人も多々いると思うけれど、個人や団体の善意に依存した対応は、根本解決には至らない』というわけで、むしろ、それをいかに『社会のしくみに落とし込むかが重要』だと考えているわけで。

 

 

 

 

『貧困』について考えるにあたり、私は一つの仮説を持ってます。

 

それは何かというと、『実は貧困の根源は『頼れる仲間がいない事』と『必要な情報を入手し取捨選択できない事』なのではないか?』と感じています。

 

これは、自分自身がシングルマザーと同じ環境を体験したことで出た結論ですが、その話から書かせていただきます。

 

 

 

 

私の疑問のそもそもは、『シングルマザーは日夜働いても収入が低い』という部分です。

 

今年の集計では、『シングルマザーは日夜就労しても、その収入は年220万円』とされています(4年前もそんな数字でした)。

 

日夜働いて収入が220万円って、本当に日夜働いていたら最低労働賃金を下回っていないか(平成30年度の段階で最低労働賃金は全国平均で901円です)?

 

単純に220万円÷12か月÷21日÷901円=9.72時間です。

 

1日24時間のうち、9.72時間の労働は日夜に入るのか???

 

ってか、そもそも最低労働賃金の職場は現在ほとんどなく、人材不測の売手市場の現代では、20代であれば最低労働賃金以上の職場を探すことはそれほど困難ではないと思います(派遣に登録すれば時給1000円はくだらない)。

 

そして、その時に感じたのは、『実は大変なのは就労時間ではなく24時間自分一人で自分と子どもを生活させなきゃいけないプレッシャーから“日夜働く”という表現が使われているのではないか?』と仮説を立てました。

 

つまり、『精神的には24時間のプレッシャーがあるけれど、実労時間自体はせいぜい9時間程度じゃないのか?』ということです。

 

・・・というわけで、『子どもを抱かえた状況で日夜働いたら、どんなプレッシャーを持つのか?』ということを4年前に試してみたわけです(本当にバカですよね・・・)。

 

夫には、実験の3か月間は一切家事や育児に協力しないことをお願いして実験してみました。

 

 

 

 

とはいえ、日中の仕事は既に会社を興しているので就労するわけにはいきません。

 

で、当時は全国時給平均が880円くらいだったと記憶していたので、日中は机上の計算をしました。

 

880円×8時間×21日=147,840円。

 

それと、夜は週3回、金・土・日の週末を使って、0:00~6:00で惣菜パックの工場で勤務してみました。

 

結果、そこでは月120,000円程度の収入を得ることができました。

 

就労時に気を付けたことは2つ。

 

『年齢問う関係なく誰でもできる仕事』であることと、『ネット等情報リテラシーに関係なく選択できる職業であること』です。

 

以上のことから、就労に割かれる体力は奪われるが、今日日の日本で収入を得ること自体は『楽勝』と結論をつけました。

 

また、一番肝心な子ども達への影響ですが(ここ一番大切!)が、日中勤務時間帯は保育園がありますし、夜は子ども達が寝てからの就労となるため、実際の弊害はないと確認しています。

 

せいぜい、土日の日中は半日寝て過ごすということで、『どっか遊びに行こ―』ということが気軽にできなくなったということでしょうか?

 

で、合計金額は、日中の就労147,840円+夜間の就労120,000円=267,840円。

 

私は本業で代表を務めていたため3か月で実験を終了しましたが、恐らく平社員もしくはバイトであれば、余計な責任やプレッシャーはないため、この生活をずっと続けることはできたと思います。

 

扶養等の控除を考えれば、この収入でも税で引かれる金額は少ないでしょう。

 

上記から言えることは、『生活収入を得るということだけを考えれば、たとえシングルマザーであっても、平均に近い収入を得ることはできる』ということです。

 

つまり、『シングルマザーの貧困は、単に収入の問題だけではない』ということです。

 

・・・長くなったので、ここで一度切ります☆


2019-11-01 08:30:00

訪問をありがとうございます。

 

昨日は、地域のシニアと若手2名と一緒に交流会をしました。

 

今の若者って、本当にたくさんの知識を持っています。

 

わからないことがあればネットですぐに検索し、自分の知識を増やす力が本当にあるなぁと、尊敬しています。

 

一方で、シニア世代は、若者が得た知識をリアルに経験しているので、彼らの知識に、『あの時、実はね・・・』というスパイスを与えることができます。

 

で、私は、それが若者の『持っている知識に厚みを持たせる』と思うんです。

 

ネットの情報では2行程度で表記されている『知識』に、実体験をした人たちの当時の様子を知ることで、その知識に厚みを持たせる。

 

これ、昔は当たり前にやっていたことなんですよね。

 

そして、ネットが広がり世の中が便利になって格差が広がった時代だからこそ、簡単に情報を手に入れることができるようになった今も、実はこういうことは大切だと感じています。

 

それが、『物事を深く理解する』ことだと思うし、物事を深く知ることで、そこからよく考え、様々な意見を聞きながら多角的視野を身に着けていく。

 

その中で、若者はシニア世代を知り、交流することでお互いがお互いを理解し、対立するのではなく一緒に地域を考える。

 

これを、区内でできるだけたくさん行い、世代を超えた『楽しみながら学びの場』として作っていけたら良いと思います。

 

いやいや、別に自分がアルコール消毒をしたいから行っているわけではありません。

 

 

 

 

そんなわけで、昨夜は懇親会を行った後、シニアの方に『2軒め行く?』と誘われ、行きつけのスナックに連れて行ってもらいました。

 

このスナック、ママさんは(恐らく)70歳を超えた熟女さんで、一人で切り盛りしています。

 

そして、とても居心地の良いお店でした。

 

カラオケがあって、食事はつまみ程度しか出ません。

 

でも、ママは本当に朗らかで、お客さん一人一人と丁寧に対応し、細やかな気遣いをところどころに見せてくれるのです。

 

そして、お客さん同士も初めましてだけど、普通に挨拶をして会話ができる。

 

全体が赤基調の本当に昔ながらのスナックなんですけど、お客さんはこのスナックがいつまでも地域に残るよう、足しげく通っているのがわかるのです。

 

私を連れてきてくれた方も、『こういう場所はいつまでもあってほしいと思うから、友達と定期的に通ったりしているんだよ』と話していました。

 

 

 

 

今は、『かっこよくないと』とか、『ワクワクしないと』という、感情を大きく揺さぶるものが流行る傾向が強いですが、私は自分がおばさんになったせいか、『変わらないもの』も大切にしたいという想いがあります。

 

ツイッターやインスタグラムに挙げるような派手さはないけれど、地域に根付いて、地域の住民で成り立っている場所は大切にしたいと思っています。

 

少し前にある芸能人さんが『これからはスナックの時代だ』と話していた時に、『本当にそうだなぁ』と思ったのですが、私が思う『スナック』はスタイリッシュなものではなく、地域の住民が気軽に立ち寄れて、その空間を過ごす人たちが自然と会話を楽しんだり知り合いになれるような、日常生活の中にあるスナックです。

 

そんなわけで、楽しい時間を過ごし、最後は、初めましてのお客さんと『またここで会いましょうね』と言って別れました。

 

色々な経験をしながら、その生活を大切にしている人たち。

 

そして、『約束したから、また行かなきゃなぁ~』なんて考えながら、ニヤニヤしている私でした☆

 

あ~、次はボトルを入れなきゃ♪


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