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2022-05-27 08:00:00

訪問をありがとうございます。

 

まとめての記録になりますが、今週月曜日は一日ひたすら今後の活動に向けた資料を作成しながら(まだ終わっていない)様々な方々へ連絡調整を行い、火曜日は助け合い活動連絡会の総会、水曜日は包括研修後両国でさわやか財団のフォーラムに参加し、その後は地域活動仲間と意見交換を行い、木曜日は地域の仲間にプレゼンをしたり地域活動を行いつつ、やはり連絡調整に追われました。

 

なんだかなんだかの状況の中、本日はご近所ミニデイ(総合事業サービスB)。

 

風が強くなるため、今日は休みにしようか悩み仲です☆

 

 

 

 

・・・ということをしながら、今週は、日本の人口推移を眺めながら、国の2大会議禄を読み込んでいました。

 

国の2大会議とは、以前もこちらに掲載した全世代型社会保障構築会議と新しい資本主義実現会議です。

 

内閣については様々な意見(特に経済寄りの方々からの批判)があるでしょうが、私は現内閣は地に足着いた進め方をしていると感じています。

 

あ、ちなみにこんな感じ↓の検討項目となっています。

 

1.png

 

 

 

これは勝手な自論ですが、介護など社会保障関連の事業においては、国の方向性を確認した上で戦略を練ることが大切だと感じています。

 

なぜなら、国が進みたい方向を知らないと、全く見当違いの方向に事業を展開することになり、結果的にうまくいかないことが多々あるからです。

 

ここは、一般産業と違うところですね。

 

そのため、オタク力を発揮しながら様々なデータを読み込み今後の向かいたい方向を知り、どう議論されていくのか会議参加者の発言や、会議参加者の主張を他メディアで確認しながら、各検討項目の落としどころを予測し、その落としどころに向かうために自分が貢献できる部分を考え準備しています。

 

ちょっと固い話になりますが、私はこんな思考回路です。

 

 

 

で、2つの会議を読みながら、絶対的に必要だと感じることが『規範的統合』です。

 

これ、今まで介護保険でもしつこいくらいに言われている他、社会保障審議会でも『経営の大規模化・協働化』と表記されていますが、要は“個人や企業という枠を取っ払って、同じ業種、同じ地域の仲間として協力し合おうね”ということです。

 

しつこいですが、ケアマネジャーは社会保障の枠の中で生かされている業種であり、国の方向性を踏まえ、テクノロジーや地域を含む現状を踏まえ、未来の受容を予測しながら自身の身の振り方を考える必要があります。

 

2大会議では人口推移を加味しながら議論がなされていますが、私は医療の進歩を加味すると、高齢化は今後劇的に加速すると感じており、抜本的な思考の変化が必要だと感じています。

 

とはいえ、一個人でできることは限られているので、せめて地域だけは、国がどんな状況に陥ろうとも生きていく力を維持できるよう、これからの仕組みをデザイン(妄想ともいう)しています。

 

皆さんは、ご自身の地域の未来をどのように描いていますか?

 


2022-05-24 08:00:00

訪問をありがとうございます。

 

昨日、ケアプラン有料化に伴い、利用者がセルフプランを作成できる環境整備が必要という意見を書きましたが、今日は、その理由について書かせてください。

 

 

 

 

ケアマネジャーの役割の根底に『公正中立』というものがありますが、これ、制度開設時よりずっと課題となっていた部分ですね。

 

で、この公正中立ですが、令和元年度 ケアマネジメントの公正中立性を確保するための取組や質に関する指標のあり方に調査研究では3つの視点があると書かれています。

 

1)給付の観点からの中立性

 

2)利用者本人のための中立性

 

3)保険者の観点からの中立性(事業所の指定権限が保険者に譲渡されてからは特に)

 

この3つの視点からの公正中立が求められています。

 

これに、多くのケアマネジャーを悩ませている『雇用主の意向(3つの視点を覆す視点)』が入ってくるから、現状は、とても調整に負担がかかるのではないかと推測しています。

 

 

 

 

そんな状況に対し、『ケアプラン有料化』の話が導入となると、多分恐らく『やってらんねー』というケアマネジャーは少なからず出現すると予測しています。

 

現状、4つの視点の落としどころをつけながら調整するだけで大変なのに、利用者の意向が高まるとどうなるか?

 

これは、先に挙げた資料でとても分かりやすく説明されています。

 

1.png

 

引用:令和元年度 ケアマネジメントの公正中立性を確保するための取組や質に関する指標のあり方に関する調査研究P21

 

 

 

 

つまり、『利用者は必ずしも自立に向けた選択をするとは限らない』ということです。

 

どんなに懇切丁寧に説明しても、制度を個人の損得で勘定する人はいると思うのです(これは利用者批判ではなく、生きるための戦略としてそう考える人がいてもおかしくないという意味です)。

 

だからこそ、そういう利用者や家族に出会った時にケアマネジャーを守るためには、『私は専門家として(あなたの意向に)そのまま沿うことはできません。どうしても意向を通すのであれば、セルフプランという方法があります』というように、代案を出せる環境が必要だと思うのです。

 

また、セルフプランを周知し利用する人が増えれば、保険者もケアマネジメントを通じて利用者に関わらざるを得ず、3つの公正中立の視点にある『利用者・保険者』の視点は、双方ですり合わせをしてくれると思うのです。

 

もしかしたら、『セルフプランの会』なんかができて、利用者や家族の立場から、今の制度や事業者に対しての意見を出してくるかもしれません(あ、これは願望です)。

 

 

 

 

長々と書きましたが、どうせ制度の大転換を図るなら、今までのように『都合の悪い部分(調整困難な部分)はケアマネジャーに』という流れが少しでも軽減されるようになってほしい。

 

そのためには、今までのように、利用者の意向を一手にケアマネジャーが引き受けるのではなく、利用者や家族と保険者も巻き込んでやり取りをすることが、本当の意味での『公正中立なケアプラン』が作れると思うし、今一度、制度の目的も共有できると思うのですよね。

 

そんなわけで、長々と書きましたが、これから制度は大きな転換期を迎えると思いますが、『困ったら何でもケアマネジャーに相談する』という流れも転換してほしく、そのためには『セルフプラン』の周知普及が外せないと思っているわけでした。

 

 

 

 

皆さんは、改めて、ケアプラン有料化について、どのように考えますか?


2022-05-23 09:45:00

訪問をありがとうございます。

 

今日は、前置きなしに下記のニュース(コラム?)から、タイトルの内容を考えたいと思います。

 

【石山麗子】コロナ禍で情勢は変わった どうなる居宅介護支援の自己負担導入 賛否両論をみる

 

 

 

 

内容としては、8回目の制度改正に向けて俎上に載っている『ケアプランの有料化』についてです。

 

記事では賛否の意見を掲載させつつ、『現在の社会情勢を踏まえて注意深く検討していく必要がある』と締めくくっています。

 

そこで、皆さんにお考えいただきたいのですが、ケアプランの有料化は必要でしょうか?

 

恐らく、賛否両論の意見が出るかと思いますが、私はというと『とある条件をクリアすることができれば、好きにしなはれ』というスタンスです。

 

その『とある条件』とは、『利用者がセルフプランを作成できる環境整備』です。

 

もとい、単純に財源がどうこうとか、やることやっていれば有料化でも選ばれるはずとか、本質から外れた部分で二軸の議論をすること自体に意味がないと感じています(個人的には一種のヤラセというか、ガス抜きだと感じている)。

 

 

 

 

財務省からはケアプラン有料化を提言され続け、内閣府の全世代型社会保障構築の議論でも高齢者の負担見直しは意見として挙がっている状況です。

 

そういう全体としての流れから考えると、どういう意見があろうとも、ケアプラン有料化導入は時間の問題だと思うのです(財務省などが、その根拠をケアマネジャーの質のせいにするのは怒り心頭ですが、現実問題、この流れは逆らえないと考えています)。

 

・・・であれば、ケアマネジャーが声に出すべきは、利用者の尊厳と選択を守れるよう、セルフプランというものの周知と利用に即した環境整備を行政に訴えることだと思うんですよね。

 

これ、きれいごとのように聞こえるかもしれませんが、利用者の自立と尊厳を遵守する立場のケアマネジャーとしては、個人(ケアマネ自身)の損得や業務のしやすさは事務所内でグチる程度にしておいて、公の意見としては『どういう声を挙げることが利用者員とって最有益か?』の視点で、発することが重要だと感じるのです。

 

なぁんて、こんな意見を書いてしまうと反対の方からも賛成の方からもお叱りを受けそうですが、現実的に考えた場合、ケアプラン有料化の流れは止めることができず、であるならば、利用者の選択肢を増やすことがケアマネジャーのリスク回避にもつながると思うため、このような意見を書かせていただきました。

 

セルフプランを整備することが、なぜケアマネジャーのリスク回避につながるかは、明日以降(覚えていたら)書きます。


2022-05-20 08:00:00

訪問をありがとうございます。

 

最近の記事は、省庁関係の資料からの話ばかりだったので、今日は軽い話を書きたいと思います。

 

え?今日は記事更新に時間が取れないから、軽い話で終わらせようとしているんじゃないかって?

 

いえいえ、今日は9時半から総合事業サービスBがあり、早く準備に入りたいから軽い内容にするわけではありません。

 

 

 

 

朝、喫茶店に向かう道すがら、“何を書こうかなぁ”と考えていたのですが、昨日とある企業が営業に来た時の話を思い出したので、その話を書きます。

 

普段、私は営業関係の方々に対しては、話を聴く前にお断りしているのですが(営業を受けられるほど利益率は良くない事業なため、お互いの時間を無駄にしないため話を聴く前にお断りしている)、昨日はお世話になっている方からの紹介で営業の方がみえまして。

 

誰もが知っている総合商社の営業さんです。

 

『10分程度で良いのでご挨拶を』と言われ時間を調整したのですが、実際は50分ほど話が弾みました。

 

あ、私が色々質問攻めにしてしまったのですけどね(テヘッ)☆

 

 

 

 

営業さんは、実に様々な業態の方々と話をされています(どうでも良いけど私の中で総合商社営業は、サザエさんでいう酒屋のサブちゃん的存在というか、なんでも屋なイメージです)。

 

そりゃあもう、さんちゃん経営の企業から議員さんまで、実に多様な方々と繋がっているわけで、

 

だからこそ、社会には表出していない様々なものがみえているのではないかと思い、はじめましての挨拶もそこそこに、質問攻めをしてしまいました(好奇心に勝てずオトナな対応ができない私)。

 

いやぁ、嫌な顔をせず質問にお答えいただけたことに感謝感謝です☆

 

 

 

 

その方は当区に異動になって2年半くらいとのことで、当区に対しての感想や強みと弱みについて質問しました。

 

その後、その会社に入ったきっかけや様々な話を聴きながら、ポイントポイントで質問をぶっこんでいったわけですが、私にとっては、この『質問の嵐にどう答えるか?』で営業さんの信頼度を測っています(えぇ、ヤなやつなんです)。

 

答える時に、結論から話してくれる方だとありがたい(簡潔だとなお良し)。

 

 

 

 

というのも、私は非常にせっかちな人間なため、テンポがズレることに強いストレスを感じるのです。

 

素敵な回答だから高ポイントとか、流暢なら良いとかそういうことではなく、『わかりやすく簡潔に話ができるか?』の一点のみで判断をしています。

 

逆に苦手なのが、前置きの長い話し方と結論が分からない話(オチがわからないのも戸惑う)。

 

一方的に物語調で話をされた時には、『これは何の拷問だ⁉』と戸惑います。

 

 

 

 

他者との関わりを通じて、自身の好みや得手不得手に気づくことって、多々あるかと思います。

 

そして、ふと『あ、普段交流している人は、大半が1.5倍の速度で話をしているかも』ということにも気づき、もう少しせっかちをなんとかしないとと思った次第でした。

 

あぁ、のんびりゆったり構えられる人間になりたいものです☆


2022-05-19 18:27:00

訪問をありがとうございます。

 

今日は朝からバタついてしまい更新が遅れました。

 

税理士との打ち合わせから始まり、町会長に会いに行ったり感染症食糧支援の配達をしたりと、色々諸々行動していました☆

 

 

 

 

さて、今日は17日に内閣官房から発信された『全世代型社会保障構築会議』について書きます。

 

2015年過ぎより、厚労省は2040年を見据えて様々な社会保障について構想を練っておりましたが、2021年11月より本格的に『全世代型』と名を打って社会保障のあり方について議論が始まっています(ちなみに今回は5回目です)。

 

今回は中間報告ということで、次第を確認したのですが会議時間は30分程度。

 

恐らく、資料1の読み上げに終始したのではないかと思います。

 

 

 

 

ちなみに、中間報告の資料は資料2の方が分かりやすいです(同じ内容です)。

 

下に画像を添付しますので、参考になれば幸いです☆

 

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 出ましたね~。

 

◆家庭における介護の負担軽減(離職防止やヤングケアラー対策等)

 

◆地域共生社会づくり(総合的支援体制・分野横断的な取り組みや互助強化)

 

◆医療・介護・福祉サービス(ICT活用と経営の大規模化・協働化)

 

うん、財務省の提言や、厚労省がコッソリ(⁉)『再通知』という形で送付してきた最新情報1049についての内容も、規定通り盛り込まれています。

 

 

 

 

ここでも再確認したのですが、国は既に社会保障という制度自体が時代に合わなくなったことを認めており、だからこそ再構築を検討しているわけですが、オカネの流れはIT企業に流れながら、介護福祉分野には『気合で頑張れ!』ということです。

 

個人的に一番注目したのは【参考】とされている資料です。

 

この介護職員必要数は、あまりにも実現困難な数字となっています。

 

現在の待遇で対人スキルと専門性を兼ね備えた介護職員、本気で全世代型ナンチャラを具現化したかったら、まずは、これ以上優秀な人材が離職しないよう、保育福祉介護現場職員のスキルに合わせた報酬体系の確立と、教育の仕組みを第一優先にして解決しなければならないのではないかなぁ~、なんて、無責任なことを考えてしまったワタクシでした。

 

医療(手術以外)においては現状の技術で遠隔診療などいくらでも効率化は図れますが、この業界の直接支援は、テクノロジーを駆使しても解決することは恐らく無理です(研究している最中だが人が行う精密さを具現化できていない)。

 

だからこそ、仏作って魂入れずにならないよう、まずは人材確保と質の担保について考えてほしいなぁと思った次第です。

 

そして、【参考】のデータは(人口の予測など)推測が甘い部分があり、現状はもう少し厳しい数字になるんじゃないかなぁ~と考えている私は、心配性なのでしょうか?

 

皆さんは、今回の中間報告を踏まえて、今できることは何だと思いますか?

 

※ちょうど今日のニュースで、岸田首相がケアプラン共有について発信されていましたが、これはスルーさせていただきます。


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