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訪問をありがとうございます。
昨日は、仕事を終えて帰宅後、夫が『外食に行こう』と誘ってくれ、久々に家族全員で食事をしました。
週末しか家族で食事ができない現状もどうかと思いますが、だからこそ、その大切さを実感できるのかなぁ〜、なんて考えてしまいました。
今年度は慌ただしい日が続くでしょうが、来年度は担う役割を整理して、少し家族と過ごす時間を作りたいと考えています。
皆さんは、仕事と家庭のバランスは取れていますか?
さて、今日は先日議論された『地域包括支援センターのあり方』について、考えてみたいと思います。
厚労省が25日の部会で、地域支援事業や介護予防の推進について、その役割について考えたとのことですが、地域包括支援センターの業務仕分けは大切なことだと思います。
実際、要支援者のプランを3職種がどのくらい持つかは、地域包括支援センターによってマチマチです。
普通のプランナーさんと同じだけ持っている包括もあれば、数件〜20件以下に抑えて、包括としての役割に専念している包括もあります。
そして、誰の話を聞いても包括さんは大変だなぁ〜と思いますし、できることなら、3職種の方々は地域の相談対応や、地域ケア会議の推進等、本来の役割を担っていただけたら良いと思います。
ただ、だからと言って、現在の報酬単価で、現在の書式やPDCAサイクルを求めながら、要支援のプランを全て居宅介護支援支援事業所に移行するというのは、やめてほしいと思うわけで。
どの居宅介護支援事業所でも、多少は要支援の方を担当していると思うのですが(あ、当社はまだ要支援の方は担当していません。ごめんなさい)、なんで受けているのかと言ったら、正直なところ『包括からの依頼を断ると新規が来なくなるから』だと思うのですよね。
低収入の割に、手間のかかる書類。
これを改善しない限り、一般の居宅介護支援事業所に、介護予防の委託を行うことはやめてほしいと思うのは、私だけでしょうか?
ってか、私たち、専門職です。
そして、民間企業が大半です。
専門職に対して、赤字がわかっている事業を『一般の居宅介護支援事業所がやれば良い』というのは、乱暴極まりなく、どういう神経でそんなことを言うのか、全くもって理解できないと思ってしまうのは、私だけでしょうか?
受ければ受けるだけ赤字になる介護予防。
もし、居宅介護支援事業所に全面的に委託する方向に持って行きたいなら、書式を含めてのケアマネジメントの手間を見直すか、支援費を見直すか、何らかの対応を考えてほしいと私は思いました。
でないと、国からは『全面委託しなさいよ』と言われ、でも、現状受けてくれる居宅が少ないという不都合が生じて、そのことがさらに包括を苦しめることになると私は思うのですが、この辺りについてはどうなのでしょうか?
介護や福祉と名前がつくからって、頼む時(報酬)はボランティア精神を求めて、いざ受けたら内容は専門職としてのスキルを求めるって、なんか矛盾していると思うのですよね。
この辺りについては、皆さんはどう考えますか?
介護予防の一連のケアマネジメント、本当に必要だと思いますか?
全ての予防(総合事業のプラン二ング)は居宅介護支援事業所で、となったら、全面的に協力できますか?
訪問をありがとうございます。
今夜は紡ぐ会でのサミットがありました。
今回は、『みんなで考える!ご利用者との信頼関係作り』というテーマで、グループワークをしていただきました。
この会の良いなぁ~、と思うところは、参加者の方々が主体的にワークに取り組んでいるところです。
いやぁ、主体的な方々の姿をみていると、元気をもらえます。
さて、今日は、ケアプランの有料化につい考えてみたいと思います。
と言っても、昨年9月に別のサイトで書いた、ケアプラン有料化についての内容を転記するだけですが☆
居宅介護支援費の利用者負担導入に反対する署名活動について(緊急依頼)
日本介護支援専門員協会が、ケアプラン有料化の反対署名を行うと表明したことを受けて、昔書いた記事を引っ張り出してみました。
因みに私は、現段階でのケアプランの有料化には反対です。
皆さんはいかがですか?
これを機会に、ケアマネジメントというものを改めて考え、それぞれ、ケアプランの有料化について賛否を持っていただけたらと思います。
↓ ↓ ↓ 転記内容 ↓ ↓ ↓
最近の社会保障に対しての記事を読む度に、介護保険制度本来の趣旨から外れているような気がしてならない。
そして、遂にその根底を揺るがす記事まで公に出たことに驚いた。
7日の日経新聞に『ケアプランの有料化』について厚労省が検討という記事が出たのだ。
そしてそして、その理由が『400億円の削減を図りたいから』だというから、笑ってしまった。
違うだろう。
いわゆる『水際作戦』のごとく、窓口相談にお金をかけることで保険の利用自体を減らすことが目的だとしか思えないのである。
費用対効果を考えれば、ケアマネを確実に置く形をとり、適正化を徹底した方が、余程給付の抑制に繋がる。
今回の記事は、介護保険の入り口であるケアマネジメントに負担を強いるということの危険性を、十分に理解しての記事なのだろうか?
【ケアプランの有料化に反対】
ケアプランの10割を保険にて給付する根拠については、厚生労働省の解釈通知に明記されている。
『第2 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準』
1 基本方針
介護保険制度においては、要介護者である利用者に対し、個々の解決すべき課題、その心身の状況や置かれている環境等に応じて保健・医療・福祉にわたる指定居宅サ ービス等が、多様なサービス提供主体により総合的かつ効率的に提供されるよう、居宅介護支援を保険給付の対象として位置づけたものであり、その重要性に鑑み、保険給付率についても特に10割としているところである。
ケアマネは、ただ単にプランだけ作っていれば良い存在ではない。
その前段階として、課題分析をしている。
アセスメントをしながら、利用者や家族の強さや意欲を引き出している。
その上で、利用者や家族に必要な情報を提供し選択していただいているのである。
その介護保険の基本である『自立支援』の知識を国民に周知徹底させることなく、『相談援助にお金を取ります。お金を払うのが嫌なら、セルフプランもありますよ』とだけ流すのは、いかがなものであろうか?
料金を払う利用者ないし家族は、権利の主張を始め、自立ではなく『自分にとって都合よくサービスを立てるケアマネ』を良しとする人も出てくるだろう。
また、『選ばれるという感覚がケアマネの質を上げる』という意見もあるようだが、それは何の根拠もない詭弁である。
大前提となる『居宅介護支援事業所の評価表』が無いではないか(情報の公表は参考データにはならない)。
評価の基準も解らず、自立支援の概念も十分に理解されていない利用者や家族が、どうやって『質の高いケアマネ』を理解し、探すというのか?
他、『応益負担だから』と1割ないし2割の負担を利用者に課した場合、2通りの理由でセルフプランにする人が出てくる恐れがある。
一つは『自分の思い通りのサービスを利用したいからセルフプランにする方』。
これは、サービス事業所が大変である。
苦情・要望がダイレクトにくる。
間に入って、うまくまとめてくれる人がいないのである。
現場は疲弊し、ヘタすりゃ退職者続出になるだろう。
それに、情報の共有化もできなくなる恐れがある。
人は基本的に、自分たちに都合の悪い話はしないだろうから、現状を包括的に見ることのできる人はいなくなり、皆が点での関わりしか持てなくなる。
事業所同士・他職種連携は誰がイニシアチブを取るのだろう?
そしてもう一つは、より深刻な問題をはらんでいる。
『お金がなくてケアマネを頼めない方』。
介護保険制度だけでなく、医療・障害の知識も、インフォーマル支援に関する知識もないままで『サービスを使いたければ、ケアプランを自分で立てなさい』と言われるわけである。
まるで、泳げない人に『海を渡って隣の島に行きなさい言っているようなものである。
単独世帯・高齢者世帯が増えている中で、放り出された方々は、どうやって情報を入手し、選択すれば良いというのか?
むしろ、孤独死や介護を苦にした心中が増えるのではないか?
そのくらい、情報弱者を追い詰めることになるのではないかと考えてしまう。
そして、ここからは空想の話。
これは一つの可能性だが、こういった高齢者を相手に、商売する人が出てくると私は懸念している。
『あなたが介護保険のサービスを受けられるよう、ケアプランの代行をしますよ』と、甘い言葉をかけ、囲い込みをする事業所の登場である。
敢えてセルフプランにさせて、必要な課題分析も情報提供もせずに、ひたすら自社を利用させるプランを立てるのである。
ところが行政も馬鹿じゃない。
その辺りのリスクは予め予測し、過度な支援を提供する事業所には『厳しい実地指導』を喰らわせて、返金を求める。
そうなると、タダ働きになる上、多額の負債を抱えて、倒産する事業所も出るだろう(それはそれとして良い気もするが)。
大変なのは、真面目に運営しているのに、とばっちりを受ける事業所である。
結果、『セルフプランの利用者はリスクが大きい』と、受け入れを拒否するサービス事業所も出てくるかもしれない。
そこまで来ると、もはや『社会保障』ではない。
長々と書いたが、このような理由で、現段階でのケアプラン有料化には私は反対であり、もし現在のケアマネジメントを否定し、利用料導入・セルフプランを推進したいのであれば、下記事項を整備してから、議論して欲しいと。
1)国営放送(NHK)を利用して、介護・医療・障害の制度知識を国民に周知徹底させる。
同時に保険者は、住民にインフォーマル支援の周知徹底をする。
→ホームページに記載したり、チラシを配布するレベルではなく、住民の集いに自ら足を運び、説明して廻るのてある。
2)保険者はケアマネジメントを正しく理解し、適正なケアプランチェックをできる体制を確立する。
→現在の指導レベルの日付の整合性や文言に拘るのではなく、『自立支援が出来ているか?』の視点で、指導できる職員を確保・整備する。
→包括に丸投げはだめ。公務員が責任を持って行う。
3)セルフプランを作るためのサポート体制を確立する。
→うまくセルフプランが立てられない方に、専門家が訪問等によりサポートする体制を確立する。
4)誰もがわかりやすいと思える情報ツールを確立する。
→ここに行けば、必要な情報は一発でわかるという仕組みを保険者単位で構築す・確立する。
体制を整えずに、目先の抑制にばかりとらわれると、大切な何かが抜け落ちて、結果、とんでもない状態に陥ると思うのである。
そしてその時に被害を被るのは、利用者なのである。
介護保険は、制度の継続が目的ではない。
人のために制度があるのだ。
私たちは、そのことを忘れてはいけないと、改めて感じた。
この日経の記事掲載の目的は世論の反応を見ていると思う。
だからこそ、一人ひとりが今後の介護保険について考え、行動を行さないと、本当に有料化の議論が始まってしまう。
【追記】
もし、ケアプランの有料化となった場合。
行政は『委託』という形で、居宅介護支援事業所に従来の2分の1から3分の2程度の料金で、サポートをさせるだろうと、私は踏んでいる。
『単価は委託の名をつけることで削減でき』且つ、『質の担保は今までの指導で行えているから安心』。
平成30年度にはケアマネジャーの指定を含む一部の権限を保険者に譲渡するので、保険者の采配力はますます強くなる。
そうなった時、ケアマネジャーは『仕方がないなぁ』と協力するのか?
ケアマネジャーの役割は何ぞや?
訪問をありがとうございます。
今日は天気が良かったので、自転車で気持ちよくサイクリングができました。
と同時に、そろそろ訪問時はポロシャツに変えていこうかと検討したくなるくらいの暑さでした。
日焼けが激しく、既にファンデーションのトーンが変わっている私ですが、皆さんはいかがですか?
さて、今日は地域の住民支え合いの会に参加させていただきました。
この会は4回目ですが、毎回書く通り、参加することで、地域の住民から元気をいただいております。
『会議ばっかり増えたって』という方もおられると思いますが、私はその会議の中身が濃かったら、それはそれでアリだと思っています。
一番大切なことは、顔を合わせて、発展的な意見を交換すること。
それがなされる会であれば、大きな意味を持っていると思うし、住民支え合いの会は、そんな会だと、自信を持って言えます。
今回も行政の方々、社協の方々も多数参加され、住民の意見を真剣に聞いていました。
多分に耳のイタイであろう意見もありました。
が、それを拒否するのでもなく、きちんと受け止めている様子がわかったし、何よりこうやって住民の声を聴くために、時間を費やして、足を運んで参加している行政・社協を、素晴らしいと思います(もう『行政は机上のナントカ・・・』なんて、失礼なことは言いません)。
今回はプロジェクターを使って、とある地域の取り組みについての紹介をしていました。
また、新たに参加していただいた自治会の方からは、『自治会を一般社団法人化している』という話から、そのメリットとデメリットを聞けたりして、住民にとって、参考になる話がたくさんあったのではないかと思います。
私が個人的に『良いなぁ』と思ったのは、地域の住民で行う『緑化活動』です。
茶話会などでは、話が苦手な方や、井戸端会議的なイメージを持っている方もいるかもしれませんが、皆で協力し一つの花壇を作って育てるなど、作業を通じて地域が繋がるというのは、とても良いと思いました。
これなら、高齢者のみでなく、子育て世代や、保育園等でも参加ができますし。
とある団体が始めた取り組みが、徐々に広がっていって、当地では緑化活動が流行りそうな勢いです。
っていうか、流行ってほしいと私は思いました(花を愛でることができるのでそれは大賛成です)。
こうやって、草の根運動が徐々に広がって、その中で、各地域に合った形に変わっていって、発展していく。
それを住民が進んで行うことが、素晴らしいと思いました。
また、余計なことかもしれませんが、先日の18日に財務省が出した意見書の話を、司会進行の方に、事前にさせていただきました。
それを踏まえて、司会進行の方が言ったこと。
『もしかしたら、今、一番大変な思いをしているのは、行政かもしれない。国がハシゴを外して地域にと言いながら行政に色々と課題を投げているけど、行政は人員を増やすことなく、それに対応しなければならない。私たちは自分たちの地域を行政に任せっきりにするのではなく、自分たちで、自分たちの足で地域を作っていくことが大切ではないでしょうか?』
ちょっと言葉は違うかもしれませんが、このようなニュアンスでした。
この当事者意識が素晴らしいと思うし、きちんとゴールを描いていて、それに向かって個の損得ではなく、取り組む住民の皆さんは、尊敬に値します。
また、会の世話役の方は、毎回話すことがあります。
『今は町内会や自治会に参加されていない方々も、興味を持ってもらえるように、強制ではなく、うまく巻き込めるようにどうしたら良いかを、長い目で見て考え取り組んでいきたい』
素敵な地域だと思いませんか?
このような地域で仕事のできる私は、幸せだなぁ、と思います。
いつか、住民と、行政と、事業所が、コラボレーションできるように、私も有志の会を頑張って継続します。
繋ぐ時は、行政に良い役を担ってもらいましょう、と司会者の方とコッソリ話して笑いました。
皆さんの地域では、住民の方々の取り組みは進んでいるでしょうか?
どんな地域包括ケアシステムを描いていますか?
訪問をありがとうございます。
今日は午後に爆睡してしまったせいか、今頃になって眠れなくなり、悶々としている私です。
やっぱり昼間は寝てはダメですね。
さて、私は毎日、jointというサイトと厚労省のメールマガジンで介護情報についてチェックしているのですが、一昨日、社会保障費についての記事を読みました。
財務省の審議会が麻生財務大臣に提出した意見書なのですが、膨らみ続ける社会保障費に対して、『不断の改革が不可避』なんて、いかにもお役所らしい文言を使いながら、要は『介護給付費を削減しなさいよ』という意見を『強く要望する』と言いながら上げたわけです。
これは、軽度者のサービス削減や利用者の自己負担引き上げ等、以前からちょいちょい出ていた案を、『ちゃんと実行に繋げなさい』というものです。
「経済・財政再生計画」の着実な実施に向けた建議(平成28年5月18日)
全部に目を通すことが大変でしたら、13〜19ページ及び68〜72ページだけでも読んでいただけたらと思います。
これを読んだ時、私は『介護保険を共助に位置付けること自体を見直す必要があるのではないか?』と感じてしまいました。
いくら何でも、迷走しすぎだろう、と思うわけで。
医療と介護はセットです。
本来医療の目指している姿は『健康』なはずで、福祉の目指している姿は『自立』です。
それを叶える為の手段の一つとして保険があると思うのですが、現状は、現場がどちらも違う方向を向いてしまっていること自体に疑問を感じますし、そもそも、医療も福祉も『目指す姿を実現したら、自分たちの収入が減り、事業が成り立たなくなる』という矛盾を感じさせる事が問題ではないかと思うわけで(本当はそんなことはないのですが、そう思わせてしまう現状があると思います)。
ってか、そもそも、国の掲げる目標の数字自体に無理があると個人的には感じています。
財務省が財源の視点から意見を述べることは致し方ないと思うのですが、であれば、同時に、受け皿(国民の心構えや保険に代わって支援をする体制)を整える努力を、もっと国は国民に訴えることが大切だと思うのです。
そして、国民は、もっとこれらのことに対して興味を持ち、自分ごととして考えて欲しいと思います。
一部のお偉いさんや、一部の限定した人々のみで議論されることではないと思うのです。
国は『社会保障』について、根本からもっと議論し、国民を巻き込んで考えることが必要なのではないかと思うわけで。
一部の偉い人だけで一方的に目標を立て、そのための対策をつくるのではなく、もっと国民を巻き込みながら、メディア等を通じて議論してもらったら良いのではないでしょうか?
高負担高福祉が良いか、低負担低福祉が良いか?
各省庁で定期的に行っているパブリックコメントは、なんの意味もありません。
そもそも省庁のHPを進んで閲覧しようという国民自体が少ないと思いますし、本気で国民を巻き込んで考えようというなら、今はメディアやネットしかないと思います。
この一手間を惜しんで、決まったことだけを一方的に流すから、国民は不安になるのだと思うのです。
そして、国民も、もっと国の政策に関心を持つことが必要だと思いますし、私たち専門職は、高齢者の現状をもっと国に伝えていかないとならないんじゃないかなぁ、と感じました。
あ、これは、子供など他の分野に対しても、です。
この財務省の出した意見に基づいて改定がなされたら、確実に大変なことになります。
意見の段階で、できるだけたくさんの方々に知ってもらい、中身を議論してもらい、提言していただきたいと思いました。
訪問をありがとうございます。
今日は、長男・長女の運動会がありました。
いつからか、運動会は秋ではなく春に行うようになったのですね。
午前中は元気に応援できていたのですが、昼食後、午後は眠気に勝てず、テントの中で爆睡してしまった私です(それはそれで、気持ちが良かったです)。
皆さんの地域では運動会、いつ行われていますか?
さて、昨夜は当社での勉強会を行いました。
担当者会議についてとのことで、最初は運営基準・算定基準からの視点で、担当者会議の必要性について説明を行い、その後、グループワークを行いました。
ケアマネジャーは担当者会議について、実は他者の会議を見たことのない方が、ほとんどなのですね(ケアマネジャーになる前はともかくとして、なった後は見たことないという方が大半でした)。
そんなわけで、『みんな、どんな形でどんなところに力を入れて進めている?』ということで盛り上がりました。
グループワークの発表では様々な意見が出ましたが、最終的にご利用者・ご家族が安心していただけるように工夫したり、サービス事業所から個別計画書をもらえる為に日頃からの関係つくりが必要とか、主治医の意見の聴取とか、色々な意見が出ました。
嬉しかったのは、利用者目線での意見が多かったことです。
なんだかんだ言っても、結局はご利用者が支援をスムーズに受けられるように、とか、支援を通じてご利用者の自己実現ができるようにケアマネジャーが取り組んでいることを、改めて感じました。
ホント、『ケアマネジャーの資質を考える会』みたいな方々に、参加してもらいたいと思いました。
こうやって勉強会を行うたびに感じますが、ケアマネジャーって孤独だと思います。
いや、孤独ではないのかもしれませんが、PDCAにおいて、『このやり方が正解』というスタイルがない分、自分で工夫しながら実践し振り返りながら改良していくしかないというか。
事業所内に複数のケアマネジャーがいても、個々のやり方があり、それらの効率化について話し合う機会って、あまりないのではないかと感じました。
必要性等について、勉強する機会はたくさんあるのですけどね。
だからこそ、地域の中で同じ立ち位置で働くケアマネジャーは、事業所を超えた形ででも『どんな風に普段支援をしている?』と聞き合える関係つくりが必要なんだよなぁ、と感じました。
たくさんの意見を聴くことで、自分一人が悩んでいるんだと感じないようにしたり、他者の良い点はうまく取り入れていただいて、少しでも、支援に対する負荷を減らしていただけたら良いな、と感じました。
このケアマネジャー対象の勉強会は、8月で終了する予定です。
その後は、少し休みを置いて、他職種協働の『事例検討会』に繋げていきたいと思っています。
来月は、昨夜の話題の中で、『介護予防の計画書が立てにくい』という話から、参加してくださった包括の職員さんに、『介護予防のケアプランの立て方のコツ』をレクチャーしてもらうことになりました。
こうやって、参加してくださった皆さんが、主体的に『これについて知りたい(学びたい)』と、主体的に意見が出ることを、とても嬉しく思います。
そして、毎回、グループワークを重ねることで、ケアマネジャー自身の言語力がつけば、いつか、『書類ありき』『書類に追われるケアマネジャー』ではなく、『ケアマネジメントに集中できる環境』ができるのではないかなぁ、なんて考えてしまいました。
そうなったら、本当に嬉しいなぁ。
皆さんの地域では、事業所を超えた勉強会、行っていますか?