居宅介護支援事業所の開設【事務所準備】
法人を設立したら、次は『事務所の準備』です。
(あ、都内で新規申請をされる方は『新規事業者研修』に参加してくださいね。詳細は『東京都福祉保健局』にあります。毎月月半ばに行われる会議です)
さて。
居宅介護支援事業所を運営する上で、設置していなければならないものがあります。
都道府県に申請の際、写真を撮るために必要です。
ここに書き出しますね。
【居宅介護支援事業所申請に必要な環境・物品】
◆相談室セット:四方を囲ってある環境。その高さは都道府県によって異なります。
→東京都は概ね170cm以上を基準としています。
素材については特に指定がありませんが、カーテンはダメです。
例えば、病院等で使用している仕切りでも良いと言われました。(担当者によって返答が異なるため、実際に購入する前は確認して下さい)
→相談室の机・椅子については特に規定はありません。
◆事務机:事務処理を行う際の机です。
→最低1つあれば大丈夫。
◆鍵付き書庫:書類等を保管する棚です。
→鍵をつけた状態で写真を撮るため、鍵があることは購入時に確認して下さい。(中古品購入時)
◆手指洗浄:石けん・消毒液。
→市販の『ビ〇レ』等の消毒液で大丈夫です。
◆複合機・電話:コピー・FAXができる環境。
→購入・リース、どちらでも良いと思います。
◆入口に事業所がわかるもの:看板・カッティングシート等で入り口に事務所名を載せる
◆ポストに事業所名を明記:テプラテープ等でポストに事業所名を載せる
→確実に郵便物が届くかの確認です。
こんなものでしょうか?
取り敢えず、これが揃っていれば申請は通ります。
私は相談室の『四方』について、2面は事務所の壁を使用、1面は鍵付き書庫を使用し、残りの1面は180cmのパーテーション2枚にキャスター付きのパーテーションを使用しました。
(見た目を考えたらカッティングシートで入り口は事業所名を書いた方が良いと思います^^;)
かける予算ですが、新品を購入するか、中古を購入するかで異なります。
時間があれば、中古店を廻って好みのものを安く購入するのがよいと思います。
私は店を複数廻る手間がもったいなかったこと、最初は色を統一させることに拘ったので新品を買いました。
【ここまででかかった費用について】
事務所の契約から申請前の物品準備まで、予算的にはこんな感じです。
一つの参考になればと思います。
※私の場合は事務所費用の敷金・礼金が高かったこと、事務所用品を新品で揃えた為費用がかかっています。押さえようと思えば3分の2くらいには抑えられると思います。
◆店舗を探す交通費 2,440円
◆事務所契約費・1月分の家賃 615,000円(家賃10万円+税の物件)
◆会社実印・銀行印代 37,400円(実印28,000円残り銀行印)
◆登記のための交通費 7,030円(複数法務局・銀行に行った為)
◆設立者の住民票(300円×2通) 600円
◆公証役場で必要な収入印紙 40,000円
◆定款認証・謄本1通 51,250円
◆通帳コピー代 60円(登記申請で必要でした)
◆法務局にて収入印紙代 150,000円
計 903,780円
※ピンク字は工夫次第で減らせます※
☆ ☆ ここまでが資本金と別でかかった費用 ☆ ☆
◆登記後に登記簿謄本4通 2,850円
◆電動自転車 110,000円
◆電化製品 229,000円
→複合機(25,000)とそのインク(10,000)・電話機(6,000)・パソコン・ウィルスバスター(9,000)・シュレッダー(8,000)・デスクトップパソコン(初期設定料金含:122,000)・掃除機(9,000)・テプラとテープ(5,000)・冷蔵庫(35,000)
◆事務所用品 275,000円(各内訳は下段記載)
→18段ケース×2個・事務机・椅子×3セット・鍵付き書庫(180㎝×88㎝)×3個・金庫・パーテーション(180㎝)×2個・パーテーション(キャスター付き)・応接机(180㎝×90㎝)と椅子×2個
→色々調べましたが、ネットで購入するのが一番安かったです。
◆その他雑費 110,000円
→会社スタンプ・傘立て・下駄箱・ハンガーラック・文具・タオル・手指洗浄用品・クイックルワイパー・ファイル40冊・名刺シート・延長コード・書籍(これは40,000位使いました)・100円均一商品等です。
計 726,850円
※ここの金額は工夫と努力次第でいくらでも減らせます※
☆ ☆ 登記後にかかった費用 ☆ ☆
参考になったでしょうか?
しつこく書きますが、『かかる費用は工夫次第でいくらでも削減できます』。
どこを拘るか?どこを削減するかは皆さん次第☆
工夫してくださいね^^