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訪問をありがとうございます。
昨日ニュースを観ていたら、とあるスナックが取り上げられていたのですが、それが『ミドルシニア(45歳以上)』を対象とした、昼間のスナックだったのです。
誰かと繋がりたいけど、身近な人では距離感が近すぎて自分の気持ちを吐けない…という人を対象とした『つながりづくり』を目的とした、日中開かれているスナック。
ネットのリアル版という形で新たなビジネスなんだなと理解しつつも、都合の良い時に都合よく逃げられる場がこれ以上増えることに、一抹の疑問を抱いてしまうのでした。
この国はどこへ向かうのでしょうね。
という前置きで、今日書く内容は、タイトルのとおり『いったん受け止める』です。
私は現在ケアマネジャーとして担当させていただいているのは4名だけですが、地域活動や相談窓口手伝いをしていることもあり、相談系のお電話を受けることが多いです。
で、介護保険関係で言うと、最近特に増えているのが『話をしっかり聞いてくれない』というものです。
話をよくよく聞くと、ケアマネさんとは会話をしている感はあるのです(面談時間自体は特別短い様子はないし、世間話もしている様子)。
が、ご利用者(ご家族)に『自分の話を受け止めてもらえた』と納得してもらえる技術が、もしかしたら少し至らないのかな?とも思いました。
それは、話を俯瞰して聴きながら『あるある相談』にしてしまっているのかもしれないし、話を聴く際に『判断すること』を念頭に置いてしまっているのかもしれません。
状況を観ているわけではないので何とも言えませんが、一つの事実として『ご利用者(ご家族)は、話を聴いてほしいだけでなくその気持ちを受け止めてほしいのだ』ということを理解する必要性を改めて感じました。
…なんて書くと、『そんなことわかっているよ』というお返事が返ってきそうですが、『自分が聴いてわかった』と『相手から見てケアマネジャーが受け止めてくれたと思った』は、必ずしもイコールになるわけではないという事を、私自身心に留めなければな、と思い、ここに書かせていただきました。
相談援助って『技術』なんですよね。
私自身、4年以上意識して学びながら実践していても、まだまだだと反省することばかりです。
だからこそ、支援を作業にせず、目の前のご利用者を始め対象者と同じ目線で話を聴き、その気持ちを含めて『いったん受け止める』ということを意識したいものだと思いました。
皆さんは、日々の支援で、どのようなことを意識して取り組んでいますか?