インフォメーション

2019-05-29 07:24:00

訪問をありがとうございます。

 

先日(27日)は、中曽根康弘元首相のお誕生日でした(101歳というから本当にすごい)。

 

なぁんて考えていたら、昨日のサイト内容を読んだ知人から『加藤は薬の医療保険適用範囲についてどう考えているの?』と聞かれました。

 

その方にはお伝えしたのですが、個人的には高額薬品を社会保険に入れる・入れないの二項対立ではなく、社会保険と民間保険のコラボレーションが良いと考えています(全体最適を考えた上で民間保険業界が補完する感じ)。

 

 

 

 

さて、昨日書かれていた本で『社長は孤独だよ』と書かれており少しモヤっとしたので、そのことを少し発展して考えてみました。

 

というのも、孤独って結局『感じるもの』じゃないですか。

 

本当に物理的というか事象として一人なのは『孤立』と言い、孤独はあくまでも『個人の感覚』と私は位置付けています。

 

なので、タイトルにもある通り『社長は孤独?』と聞かれたら、『そう思う人はそうだろうし、そう思わない人はそうじゃないんじゃなのかなぁ』というのが私の出した答えです。

 

 

 

 

私は社長業をしていますが、孤独を感じるかと聞かれたら、全くもって感じません。

 

それをなんでだろうと深堀したところ、『あ、私は誰かとつながろうと思えばそれができる相手がいるからだ』ということに気づきました。

 

仕事をする上でも立場的に私が社長となっていますが、あくまでもそれは役割の1つであり、会社を育てているのは仲間も含めた全員です。

 

物理的に一人で考えて判断することは多いですが、いざとなれば職場の仲間を始め相談できる人は結構いるので、『私は孤独だ』と思ったことはありません(何かあれば相談するし)。

 

この感覚が『社長は孤独』という部分に違和感を感じたということがわかり、なんだかとってもスッキリしました。

 

 

 

 

この『孤独』については、残酷な実験結果があります。

 

どの昔、ローマ法王が数十人(だったと思う)の乳児を集め、乳母に育児をさせたのです。

 

その際に王の出した条件というのが、『赤子には、たっぷりの栄養と清潔としっかりした寝具を提供せよ。しかし乳母は赤子とコミュニケーションは一切取ってはいけない』というものでした。

 

これは徹底しており、スキンシップや話しかけてはいけないどころか、表情は無表情で目も合わせてはいけないという、徹底した精神的交流の遮断でした。

 

結果、かわいそうなことに、1歳になる前に赤子は全員逝去したようです。

 

このような残酷な実験は他にも行われており、例えば戦争孤児に対して行った実験では、55人中27人が2年以内に死亡、17人が成人前に死亡、11人が大人になっても知的障害や情緒障がいが残ったと記録されています(なんかもう読んでて『未必な故意じゃない?』と思ってしまった)。

 

 

 

 

で、何が言いたいかというと、『ウサギだけでなく、人間もコミュニケーションやスキンシップは必要である』ということです(ただ一緒にいるのではなくコミュニケーションが重要です)。

 

そして、その関係性は時に人に勇気や優しさを与えることができるということです。

 

いや、孤独の話からずれてしまいましたが、これって結構大切なことだと思っています。

 

人間関係を維持するには相手のことも尊重するため、自分の想い通りにいかないという「不自由さ」を感じるかもしれませんが、それ以上のギフト(心の安定や勇気や優しさ)を受けることができる。

 

そう考えると人っておもしろいなぁと思うし、誰かとつながるって大切だと思います。

 

私が一番大切にしているのはベタですが家族(夫と子ども達)です。

 

彼らがいるから私は自分の好きなことを思う存分行うことができていると思っています(特に私は夫がいないと生きていけません)。

 

皆さんは、自分が孤独と感じない誰かの存在はありますか?