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ひこねの街とブルックナー第8番
ひこね第九オーケストラは、ブルックナーの音楽をより美しく響かせようと、素晴らしい集中でリハーサルを続けている。
リハーサルを重ねるなかで、この第8番は、想像していたよりも、はるかに大きな精神エネルギーを必要とする曲だと感じてきた。
奏でられる音は、音楽の歴史のなかで考えても、もっとも美しいものだと思う。
ただ、その音を響かせるために、指揮者とオーケストラにとって、地球規模の建造物を形成していくような、過酷なエネルギーの放出を余儀なくされる。
リハーサルが終わったあとの、「ほんとうにいい曲だよね」という気持ちと同時に感じる疲労感が、いつもの演奏会とは全く違う。
気力と体力の激しい消耗。
第8番とは、いったいどのような曲なのか?
神か悪魔か・・・・
コンサートが終わったとき、オーケストラの団員さんは、お客様は、そして自分は何を思うのだろう。
和み交響楽団の演奏会が終わった。
和みの演奏会では、ブラームスの大切なところに触れることができたように思う。
自然で素朴な美しさの中に、偶然のように生まれる深い響きが良い。
作為的ではだめ、計画してもだめ。
流れとリズムを、常に心地よくコントロールして、祈るように演奏する。
今年はブラームスが亡くなった年齢になる。
少しは作曲家の気持ちが分かるようになったか?
まだ、ぜんぜんだめか?
「和み」の愛するブラームスをどうぞ
リハーサルを通じて
和み交響楽団の団員さんの
ブラームスに対する
熱い想いを感じる。
個性的な方が多いので、
当然その「想い」は
人それぞれの形がある。
でも、それがひとつになったとき、
和みにしか出せない
とても深く美しい響きを醸し出す・・
それが「和み」の魅力だと思う。
シューマンとブラームスで
本領を発揮する和みの響・・
大好きな音だ。
6月2日は
彼らが愛するブラームスの2作品と
モーツァルトの序曲を、
どうぞお楽しみいただきたい。
京都コンサートホールで
お待ちしております。
Die erste Probe von Mahlers Symphonie Nr.5.
奈良交響楽団の
70回定期演奏会に向けての
初めてのリハーサルがあった。
マーラーの第5交響曲である。
その激しく複雑な構造や
純粋な美しさを噛みしめながら
リハーサルをするのだが、
自分の解釈への疑問が
すぐ現れてくる。
やはりこの曲も
偉大。
作曲者の想いは
いったい・・・・・
また
マーラーの迷宮に
足を踏み入れてしまった。
ブルックナーの音楽
交響曲第8番は
この世の最高の高みにある。
まったく違う
あまりにも違う
偉大な
ふたつの交響曲に
同時に取り組めるなんて
最高に幸せなことだ。
力の限り
頑張ろう。
音が楽しい。
交響楽団ひびきとの
第15回定期演奏会が終わった。
本番では、音を楽しむ・・
一生懸命練習することにより
手にすることができる
音楽本来の幸せを、
オーケストラ全員と
一緒に感じられた演奏会だった。
ひびきは
さらに良いオーケストラへと
成長を続けるんだなあ・・
そう感じつつ
京都へ帰ってきた。