指揮者 藏野雅彦の京都漂泊

昨日、京都教育大学で指揮法の授業準備をしているときの話。

授業終了のときは大勢の学生さんが、

後片付けを手伝ってくれるのだけれど、

準備のときは、学生さんが授業中でもあり、

ゆっくり一人でする。

で、指揮台をセットするとき、がたがたするから、

紙を折りたたんで下にかまそうとしたとき、

左手の指をはさんでしまった・・・

もう少し大きな指揮台なら、

持ちやすくするための取っ手や穴があるのだけれど、

「いつか指をはさむだろう」と予想できる形をしている。

案の定指をはさんじゃったのだった。

若い頃に一人でなんとかしようとして

やってしまった数々の失敗を思い出して、

自分はこの点成長できていないと、

とても情けない気持ちになった。

音楽を守る闘い。

「京都堀川音楽高等学校 第48回 オーケストラ定期演奏会」

この演奏会は2021年7月24日に開催予定でしたが、京都府に発出された非常事態宣言の延長の影響で、

前期のオーケストラ、合唱授業をほとんど行うことができず、やむを得ず下記日程に延期する事となりました。

お客様には、大変ご迷惑をお掛けいたしますが、どうかご理解ご協力を頂きますようお願い申し上げます。

藤岡龍史君は、僕のトランペットの生徒で、

堀音およびESA音楽学院を経て、

フランス国立リヨン高等音楽院で学ぶ、

素敵なトランペッターです。

今月5月11日に行われた、

ポーランド国立バルティックフィルハーモニー管弦楽団の

首席トランペット奏者のオーディションに合格したと、

連絡が入りました。

これは、ほんとうにすごい事です！

努力家の彼が、ついに夢を掴んだのです。

本人は、これをスタートとし、さらに良い奏者を目指したいと、

書いています・・この謙虚な姿勢が彼らしい。

たっし、おめでとう、ほんとうにおめでとう！

藏野は涙が出るほど嬉しいです！

藤岡龍史君プロフィール

京都出身。

京都市立京都音楽高校(現 京都市立京都堀川音楽高校)、

ESA音楽学院専門学校(現 学校法人八洲学園ESA音楽学院専門学校)卒業後渡仏、

ディジョン地方立音楽専門院 高等演奏育成過程を修了、

フランス国立リヨン高等音楽部舞踊専門院修士課程に在籍中。

フランスリヨン国立管弦楽団、リヨン国立歌劇場管弦楽団、サンテティエン歌劇場管弦楽団、

マコン交響楽団、チュニジア国立チュニス交響楽団、等のコンサートに出演、

来年度よりポーランド国立バルティックフィルハーモニー管弦楽団首席トランペット奏者として

さらなる研鑽を積む予定。

トランペットを、藏野 雅彦、早坂 宏明、林 辰則、ティエリー・カンス、

ロマン・ルルー、クリスティアン・レジェの各氏に師事。

【第103回定期演奏会　無観客公演へ変更のお知らせ】

2021年5月30日(日)京都コンサートホールにて開催予定の「京都市民管弦楽団 第103回定期演奏会」は、

京都府における緊急事態宣言が延長されたことにより「無観客公演」に変更となりました。

なお本公演のライブ配信等は行いません。

既に整理券をお持ちのお客様も、残念ながらご入場いただけません。

演奏会を楽しみにしてくださっていた皆様には心よりお詫び申し上げます。

何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

一日も早くコロナが終息し、お客様と共に演奏会を開催できる日が来ることを願って止みません。