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和みso定期で演奏する「田園」の版について
写真のあずき色のスコアがべーレンライター。
水色のスコアがブライトコプフ・ウント・ヘルテル新版。
今回の和み交響楽団で使用する版は、右側の水色のスコア、世の中で最も新しい版です。
でも、この版が採用する多くの校訂のなかで、
最も重要かつ大胆な、第2楽章、84小節の3・4拍で使われる和音、
CEGはCEsGで演奏します。
・・・それならブライトコプフを使う意味がない、とおっしゃる方もおられると思います。
でも、和みとともに実際に音を出して研究した結果、やはりCEsGで演奏することにしました。
他にも素晴らしい校訂が随所にあり、ブライトコプフ新版は魅力的です。
でも第2楽章、84小節だけは、ベーレンライターの考え方を採用します。
つまりEナチュラルはベートーヴェンの意図ではない、という考え方です。
今回、パンフレットやフライヤーで、使用する版については、
敢えて触れていません。
でも、和みと藏野の特別な選択があったことを、
お知らせしたかったのです。
還暦のお祝い!
和み交響楽団のリハーサルにて・・・・
チャイコフスキーの1楽章が終わって、
休憩をはさみ、
ベートーヴェンの5楽章を始めようとした瞬間、
大オーケストラによる Happy Birthday が・・・
まったく予想していなかったので、
とても驚き、
ベートーヴェンを演奏するための音で、
演奏してもらった Happy Birthday に
とても感動して、涙がでた。
写真は、頂いた巨大色紙。
和みのみなさん、ありがとう!!
和み交響楽団 第14回 定期演奏会
ベートーヴェン/交響曲 第6番 ヘ長調「田園」作品68
チャイコフスキー/交響曲 第4番 へ短調 作品36
この偉大な交響曲2曲を今回演奏いたします。
この2曲は、同主調の関係にあり、調性的にも興味深い組み合わせですが、
さらにすごいのは
「田園」は、ベートーヴェン38歳の時に初演され、
「第4交響曲」は、チャイコフスキー38歳の時に初演された。
という共通点です。
和み交響楽団の団員さんの平均年齢はよく分からないのですが、
作曲者の初演時の年齢に、最も共感できる世代の
オケであると思います。
今、和みはまさに集中してこの2曲に取り組んでいます。
団員さん・・・皆さんいい顔してます!
こうご期待です!
9月4日は是非、京都コンサートホールにご来聴ください!
【日時】2016年9月4日(日)14:00開演(13:00)開場
【会場】京都コンサートホール 大ホール
【客演指揮】藏野 雅彦
【管弦楽】和み交響楽団