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トランペット上田仁先生特別レッスン
今日はトランペットの上田仁先生をお招きして、
京都堀川音楽高校のトランペットの生徒に
特別レッスンをしていただいた。
僕は現在トランペット奏者として人前に立つことはないけれど、
大学在学中から現在までトランペットのレッスンと
自己の研鑽は続けている。
このホームページでは主に
指揮者としての自分を見て頂きたいので、
トランペット関係のことはなるべく
出さないようにしているけれど、
今日の上田仁先生レッスンがとても素晴らしかったので、
ここに記念として書き残しておこうと思った次第。
堀音のトランペット専攻の二人をレッスンしてもらった。
仁君の豊かな経験からの、いろんな角度からのアプローチを、
生徒に寄り添いながら、教えていただいた。
和やかな空気のなか、トランペット吹くのって楽しい!
そんな原点にもどれるような、
知らないうちに高度なテクニックと
ハイトーンが身に付くような
素晴らしいレッスンだった。
仁先生、ありがとうございました!!
写真はレッスン直後の仁君と高校生(掲載許可をいただいています)
【上田仁(うえだじん)先生プロフィール】
京都市立堀川高等学校音楽科分校、東京藝術大学音楽学部卒業。
平成21年度新進芸術家海外研修制度(文化庁)研修員としてワイマール・フランツリスト音楽院に留学。
早坂宏明、藏野雅彦、北村源三、UweKomischkeに師事。
第69回日本音楽コンクールトランペット部門第1位、併せて松下賞受賞。平成16年度青山音楽賞受賞。
2012年東京オペラシティリサイタルシリーズB→C出演。協奏曲を東京フィルハーモニー交響楽団、
東京交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、セントラル愛知交響楽団と共演。
ソロアルバム「カレイドスコープ」「テレスコープ」「マイクロスコープ」発表。
現在、シエナ・ウィンド・オーケストラ契約団員、金管五重奏団BuzzFiveリーダー、
東京トランペットカルテット、京都トランペットグループサマーブリーズ、ズーラシアンブラス、スーパーバイザー。
名古屋音楽大学准教授。洗足学園音楽大学講師。
教則本などの執筆にも力を注ぎ、近年はスタジオプレーヤーとしても活動。
CMミュージック、ゲーム音楽、ドラマBGMを始め、
TVアニメ「響けユーフォニアム」の高坂麗奈のトランペットを担当し注目された。
モーツァルトの交響曲
ウォーキングしようとした訳ではなく、
長い距離を歩く時も音楽を聴く。
東京音楽大学指揮科の入試課題が、
モーツァルトの「リンツ」だと分かった時、
昨年の夏ごろからスコアをよく見るようになって、
あらためて大好きになった。
昨日はブルーノ・ワルター指揮
コロンビア交響楽団の演奏を聴いて、
「ワルターの楽屋にモーツァルトが遊びに来ていた」と
噂が流れるのも頷けるような、
美しく、
そして自由な、
モーツァルトへの愛情あふれる演奏に感動した。
だけど、このコンビの41番は心が動かなかった。
どうしてかなあ・・・
僕にとって
モーツァルトの交響曲の指揮機会は貴重で
25番、29番、31番、35番、38番、39番、40番
がこれまで指揮させてもらった全てである。
35番、38番、39番は比較的回数も多く
とても幸せ。
でも「リンツ」と「ジュピター」は
未だ機会に恵まれず
どうしても指揮したい。
このところその思いが強くなっている。
パスポートの更新
明日新しいパスポートを受け取りに行く。
前回は訳があって5年用だったが
今年は10年用にした。
申請当日はやせた写真を撮りたかったので、
ダイエット頑張ったけれど、80.1kg。
年相応に老け小太りの写真となった。
この新しいパスポートが有効なうちに、
世界から戦争がなくなりますように。
ロシアの侵攻のずっと前から、
光信が常任指揮者を務める
チェルニーヒウのオーケストラに
客演して欲しいと言われ、
僕もぜひ振らせてほしいと約束していて、
まとまった時間ができる時を探していた。
なのに
チェルニーヒウは最初に爆撃された。
オーケストラの建物は破壊され、
でも団員は地下に逃げ無事と光信が電話をくれた。
侵攻の予感すらない頃
光信と食事しながら交わした会話
「なんの曲がいいかなあ」
「かなり大きな曲でもいけますよ」
「マーラーかブルックナーがいいなあ」
「いいですねえ」
あの会話が夢に終わりませんように・・・
マクセルとアナログ
阪急電車の車内広告
「マクセル」と「アナログ」の文字が目にとまった。
カセットテープ全盛時代の
お気に入りのメーカー名
「maxell」
僕たちの世代は
アナログからデジタルへの移行を経験した。
そして
物凄く大切な「何か」を失ったような気がする。
30年以上昔、
自分の音はデジタルで録音したかった。
きれいに聴こえたから・・
名演奏は
LPレコードを真空管のアンプで
すごいスピーカーで聴きたかった。
その場の空気まで感じられたから・・
でも
機械では録音再生が難しい
人間の耳では聴き取れない音がある。
これを
大切にしなくてはならないのに
音楽の世界が
間違った方向に進んでいるように
思えてならない。
現時点では
生の演奏のみが
音の全てを伝えることができる。
LIVEを何より大切にしなければいけない。
僕の考え方は間違っているのかな?