プロフィール profile
指揮者 藏野雅彦 プロフィール
京都市に生まれる。京都市立堀川高等学校音楽科(現京都堀川音楽高等学校)を経て東京藝術大学音楽学部卒業。トランペット奏者として活動後、1987年より指揮者としてのキャリアを開始。1992年ウクライナ国立交響楽団より招聘されマーラー/交響曲第1番、プロコフィエフ/ロメオとジュリエット等を指揮、同年京都市交響楽団演奏会でオネゲル作品等を指揮しプロデビューする。1993年より指揮を小泉和裕氏(東京都響終身名誉指揮者)に師事する。2002年文化庁派遣芸術家在外研修員としてオーストリア国立グラーツ芸術大学に留学、マルティン・ジークハルト教授(元リンツ・ブルックナー管及びリンツ国立歌劇場音楽監督)に師事。グラーツ歌劇場においてフィリップ・ジョルダン氏(ウィーン国立歌劇場音楽監督)からオペラ指揮法を学ぶ。2004年にはロシア国立ノヴォシビルスク・アカデミー交響楽団より招待され、マーラー、リヒャルト・シュトラウス作品を指揮した。2006年には兵庫県芸術文化センター開館事業として中西覚作のオペラ「おさん茂兵衛丹波歌暦」を指揮。同年、安田結子作曲けいはんなフィル委嘱作品「シンフォニエッタ」の初演を指揮。2008年高昌帥作曲関西シティフィル委嘱作品「“あなたに”より」の初演を指揮。2010年平野一郎作曲八幡市委嘱作品「八幡縁起」の初演を指揮、さらに2016年同氏作曲「八幡大縁起」の初演を指揮した。いずれの公演も大きな成功を収めた。海外からの招聘にはヴェルディ「椿姫」、プッチーニ「蝶々夫人」のオペラ公演も含まれ成功を収めている。またアンドラーシュ・アドリアンFl、大嶋義実Fl、北村源三Tp、上田仁Tp、菊本和昭Tp、ジェイ・フリードマンTb、四方恭子Vl、漆原啓子Vl、川井郁子Vl、上村昇Vc、藤森亮一Vc、北口大輔Vc、中村功Per、韓伽倻Pf、阿部裕之Pf、といった世界的音楽家と協奏曲を共演する。
現在までにキーウ・シェフチェンコ国立歌劇場管弦楽団、ウクライナ・ナショナル交響楽団、ロシア・マリエル国立歌劇場、同管弦楽団、キーウ・ルイセンコ音楽院弦楽合奏団、京都市交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団、大阪交響楽団、京都フィルハーモニー室内合奏団、奈良フィルハーモニー管弦楽団、Osaka Shion Wind Orchestra をはじめ多くの楽団を指揮し好評を博す。
第13回京都芸術祭京都府知事賞受賞。平成23年度文部科学大臣優秀教員表彰受賞。
指揮を小泉和裕、マルティン・ジークハルト、田中良和、伊吹新一、遠藤雅古の各氏に師事。
トランペットを北村源三(元N響首席)、ウバルト・シュナイダー(元バイエルン放送響首席)、八木茂夫(元京響)の各氏に師事。
ピアノを福本勝子、徳川愛子、八木萬里子の各氏に師事。
現在、京都教育大学講師、青山音楽財団理事及び未来構想委員。
(2024年3月現在)