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京都教育大学管弦楽団53回定期演奏会が感動の中無事終了いたしました!
シベリウスの交響曲第2番の最後の和音が響き渡った時、
「ああ、幸せだ!」と思った。
京都教育大学管弦楽団とのお付き合いはとても長い。
そして、講師として指揮法の授業を担当していることもあり、
教育大学に滞在する時間も長い。
管弦楽団は僕にとってひとつの「クラス」のようで、
僕は担任あるいは顧問という感覚で学生さんと接している。
一年を通じて、彼らは様々な困難にぶち当たり、
果敢にそれを乗り越え「先生」となる。
小さな団が、大曲に挑む、
多くの卒団生が物心両面から現役を助けてくれる。
こんな管弦楽団を僕は愛おしいと思う。
このオーケストラが永遠に音楽を演奏し続けられますように・・・
ご来聴くださったお客様に心より感謝いたします。
京都教育大学管弦楽団の演奏を聴いてください!
明後日、コロナ禍の苦難を乗り切り、
京都教育大楽管弦楽団は第53回定期演奏会を催します。
この大学に学ぶ学生さんの多くは、
卒業後すぐに教員として現場に立ちます。
管弦楽団の卒団生もとても高い確率で先生になります。
とても誇らしい気持ちになります。
森羅万象を高校生、中学生、小学生、幼稚園児、保育園児
の目線で見ることを学ぶ彼らは、
演奏する時、
他の大学オーケストラとは全く違う雰囲気を醸し出します。
僕はそれが心地よく、大好きなのです。
シベリウスの第2交響曲は、すごく難しくて、
みんなすごく頑張って練習したことと思います。
なかなか、良い出来栄えです。
きっと優しい先生と笑顔で学ぶ教室のような空気の中で、
音楽を楽しんでいただけると思います。
明後日は、是非、宇治市文化センターにお運びください!
たくさんの先生のたまごたちとともに、
ご来場を心よりお待ちしています。
写真:本日、リハーサルの時、音楽演奏室からみた京都教育大の風景
関西大学交響楽団の熱い音楽に今年は・・・
昔から、熱い演奏に定評がある関西大学交響楽団。
今年のメイン曲はブラームスということもあり、
その熱さに深みを加えて表現し、感動を呼び起こしたい。
関西大学に限ったことではなく、
多くのオーケストラがコロナ禍で苦しい思いを強いられた。
音楽創りの時間が失われただけでなく、
オーケストラ運営のノウハウが伝承されなかったり、
先輩後輩、仲間との絆が分断されたりした。
秋も深まり、苦しい日々がようやく、
日常に戻りつつあり、
失ったものをとり戻す好機が訪れたか?
…と思ったけれど、
現実はやはり感染拡大に怯える日々が続いている。
でも、関西大学響は粘り強くリスクを管理し、
リハーサルを確保していく。
もともとある、関西大学交響楽団の魅力に加え、
この苦しい日々から図らずも学びとった、
コロナ禍におけるオーケストラ運営ノウハウを生かし、
音楽への熱い想いをブラームスの深い響きに乗せ、
お客様に届けたい。
どうか、12月16日の夕刻
吹田メイシアターに御来聴ください。
関西大学交響楽団団員さん一同と共に、
心よりお待ちしています!
大阪大学交響楽団第120回定期演奏会を聴きに来てください!
今週末から大阪大学交響楽団とのリハーサルが始まります。
思えば阪大響との初共演はプロコフィエフの交響曲第5番をメインとした、
大変意欲的なプログラムでした。
(写真下:1996年開催第66回定期のフライヤー)
その時に感じたこのオーケストラの魅力は、
「純粋にひたむきに音楽に取り組む心」でした。
その後も複数回共演させて頂き、その都度、
団員さんから同様の魅力を感じ、素晴らしい演奏と感動をもらったのです。
今回の阪大響からも、きっと同じ魅力を感じられることと思います。
そんな彼らが120回定期のプログラムに選んだ曲は、
モーツァルト/歌劇「魔笛」序曲
チャイコフスキー/幻想序曲「ロメオとジュリエット」
マーラー/交響曲 第1番 ニ長調
・・・最高の作品たちです。
まだ、リハーサルは始まっていませんが、
これまでの経験から
演奏会当日、大阪大学交響楽団の皆さんは、
大きな感動をご来場の皆様にお届けできると信じています。
2023年1月15日には、是非、
ザ・シンフォニーホールにご来聴いただけますよう、
お願い申し上げます。
追記:マーラーの交響曲第1番は「巨人」という名前で親しまれておりますが、
初演時の作曲者の意思を尊重し、敢えて標題を記していません。