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2023 / 08 / 12
07:13
「田園」第2楽章、ヴァイオリンの con sordino について
京都三大学合同交響楽団の合宿に来ています。
本日の総練で、ヴァイオリンの弱音器を付けない形を試します。
この指示は、1808年の初演時の自筆譜、パート譜には存在し、
初版の時には欠落したものです。
1998年に出版されたベーレンライターや、
2001年出版のブライトコプフでは復刻されています。
約190年間は放置された形です。
1970年代来日した、カール・ベーム指揮、ウィーン・フィルの映像では、
弱音器は付けられていません。
2020年ベートヴェン生誕250年を記念して製作された、
ティーレマン指揮、ウィーン・フィルの映像でも、
弱音器は付けられていません。
僕の最も好きな、イッセルシュテット指揮、ウィーン・フィルの演奏も、
間違いなく弱音器なしです。
今日の総練で試し、「美しい」と感じた方策をとることにします。
楽譜の研究に勝るウィーン・フィルに残された「伝統」があると信じます。
2023 / 08 / 08
14:47
2023 / 07 / 31
22:54
僕にとっての未踏峰、エルガー/交響曲第1番変イ長調op.55
僕にとっての未踏峰、エルガー作曲、交響曲第1番変イ長調作品55に挑む。
勉強はすでに開始しているが、
先日、サー・ジョン・バルビローリ指揮、フィルハーモニア管弦楽団の演奏を聴いた。
これが本当に素晴らしい演奏で、感動の涙が止まらなかった。
なぜ、この演奏に出会えなかったのか・・・
今まで霧がかかって見えなかった山の頂き、山の全貌が鮮やかに目前に現れた。
この曲に、この演奏に強烈に魅了されたけれど、
指揮者としていかにオーケストラを導いていくかと考えた時、
頂きへの道はより険しいものへ変わった。
それほど、バルビローリとフィルハーモニア管の演奏は気高く、
録音の時、神が降臨していたとしか思えないものだった。
でも、これまでのエルガー及びエニグマの勉強と、
和み交響楽団、陵水フィルハーモニー管弦楽団との経験が、
必ず僕を助けてくれると思う。
2023 / 07 / 24
20:44
2023 / 07 / 22
14:47