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訪問をありがとうございます。
昨日は、午前中にケアマネ業務を行った後、午後から中野で職能団体開催の『第一回主任介護支援専門員全大会』に参加をしてきました。
他区の主任会がどのような形で運営しているのかを知ることは、とても勉強になります。
また、たくさんの方々の考えや意見を聞くことで、気づきをいただくこともできました。
さて、今日は『ボランティアや地域活動』について書いてみたいと思います。
一般的に『ボランティア』というと、“自主的に社会事業などに参加し奉仕活動をする人や活動”と載っています(Wikipedia先生より)。
また、『地域活動』については明確な定義はありませんが、毎日の生活を支える活動のことを指しています。
そのため、ここでは“自主的に地域に参加し生活に密着した奉仕活動をすること”というように定義をさせていただきます。
で、ですね。
さまざまな方々の活動を知る上で、私はあることに気づきました。
それは『比較的高齢の方々は、日常生活(地域)に密着した活動を定期的に行うのに対し、比較的若い世代(10代から40代くらいまで)は、地域に関係なくイベント的に活動を行っている』ということです。
この違い、わかっていただけるのでしょうか?
地域活動は、毎日や毎週など比較的頻度が高い状況で、地域のごみ拾いや公園の花植え等まちづくりや、子育てから高齢者までの生活を支えるための活動を行います。
対して、現在若い方々が行っているボランティアは、年1回から『イベント』を打ち出すのですよね。
この2つを比較すると、若い世代にとってのボランティアはイベント化している傾向が強いことがわかります。
どちらが良いとかそういう話をするつもりはありませんが、この2つの違いから、地域活動・ボランティアに対する受け取り方の違いが分かります。
恐らくですが、比較的高齢の方々がイメージして行っている『助け合い・地域活動・ボランティア』は、戦前日本に合った『互助会』に近いイメージがあるのでしょう。
対して、若い世代は『互助会や地域に密着した活動』など、生活に密着した助け合いというものがイメージできず、イベント的になるのかもしれません(あ、後は『こんなイベントやりました!』というSNSアップで承認欲求を求めているのかもしれませんが)。
この2つの違いを把握して今後の戦略を考えることは、地域全体の互助力向上にとって大切だと思いました。
そして、(私の知る範囲ですが)年齢を問わず全ての方々が『ちょっと手伝って』の言葉には協力的です。
これらのことから、過度な負担をかけずに楽しめる範囲であれば人は協力をしてくれる、そして、世代の違いを理解してアプローチは行った方が良いということを心に留めておこうと思いました。
訪問をありがとうございます。
昨日は1日風が強かったですね。
サービスBを行いながら、途中で区役所やら住民税支払いやら給与振り込み等を行っていた私ですが、自転車の運転が怖かった~。
あ、あと身体体寒さだけでなく、懐の寒さも実感した日でした☆
さて、今日は『場がその人の性格をつくる』について書かせていただきます。
皆さんは、こんな経験はないですか?
ある場所ではとても元気に前向きな自分でいられるのに、ある場所では後ろ向きになってしまう。
ある場所では意見をたくさん言えるのに、別の場所では全く自分の意見を言うことができない。
etc
なんでこういう風に自分の意思とは関係なく態度が変わってしまうのか?
答えは簡単で、『その場(の空気や雰囲気)が、メンバーの心理状態に大きな影響を与えるから』です。
と書くと、『そんなこと知ってるよ』という声が聞こえそうですが、意外に『知っている』と『それを踏まえて戦略的に活用している』は違うので、しつこく書かせてください。
この『場がメンバーの心理状態に大きな影響を与える』ことを上手に活用すれば、どんな活動も失敗に終わることはありません。
何せ『自分が一番先にその場にいて、自分の思い描いた雰囲気をつくってしまえば良い』のですから☆
ほんと、変な言い方ですが、場の空気や雰囲気って、簡単に作ることができるのですよね。
ポイントだけ書いてしまえば、『会の開始前に、どれだけ自分がつくりたい場の空気をつくれるか?』です。
参加者に意欲的に参加してほしかったら、会の開始前に来た方々と和気あいあいと話をしたり会場準備を手伝ってもらう(共に何かをする事で一体感を持ってもらう)。
重さ(やプレッシャー)を与えたければ、参加者の誰とも話をせずに何か作業をする(遮断を意味する態度を取る)。
自分のつくりたい雰囲気は、自分でつくることができるのです。
ちなみに、様々な想いを持った複数の人が関わってくる場合ですが、これはもう『感情の強い方が勝つ』です。
シンプルな答えですが、きっと正しいです。
そして、意外にこれを活用していない人たちが多いです。
私は外国の方と接する機会はないのでわかりませんが、日本人は同調圧力が強いと言います。
では、同調圧力って一体何かというと『場の空気』なんですよね。
そして、場の空気は、想いの強い人達が支配する。
担当者会議、日々の話し合いなど、誰か一人でも相手がいれば、それは実践することができます。
興味があったら試してみてください☆
訪問をありがとうございます。
昨日は、3,600以上の冊子を交換便に出したり、原稿を書いていただいた課にお礼廻りに行きました。
わざわざ年末のご挨拶に来てくださった方に事務所から車への搬入をお手伝いいただいたりと、たくさんの方々に助けていただいています。
本当にありがたいと心から思います。
さて、そんな一日でしたが、実は午前中にとある団体さんが来られ、事務所でお話をさせていただきました。
その時間、2時間以上!!!
一般社団を開設した際に、『忙しいを理由に来た人を帰さない』と決めたため、しっかりと楽しみながらお話をさせていただきました。
そして、とても素敵な言葉をいただきました。
それは『今、今を大切に一生懸命生きることで、人に恵まれた人生になる』という言葉です。
その方は私の理想の生き方をしていて、どんな生き方かというと、「自分のできることを誰かに提供し、相手から食べ物や着る服などを差し入れてもらうという、お金があってもなくても生きていける生活」です。
その方は90近いのにたくさんのボランティア活動をされており、全国に仲間や知人がたくさんいます。
そして、生家は桁違いのお金持ちで幼少期は本当の「お嬢様」でした(多分50歳くらいまではお金に困ったことはないと思います)。
ボランティアなんて言葉が出てくる前からすでにそういう活動をしており、たくさんご苦労もあっただろうけれど、全てを笑いに変えてしまうチャーミングさも持っています。
そして、彼女の言う「今を大切に一生懸命に生きる」ですが、本当にこの方は自分の行動に損得を結び付けないのです。
人生の流れに逆らわず、ただただその場その場で自分にできることを精いっぱい行ってきた。
結果、振り返った時に、周囲の方々に引き立ててもらったり助けてもらったり楽しみをもらっていたというのです。
そして、何事にも「あー、私、人に恵まれている!」と感謝する心を持っておられるのです。
多分、忙しい方にとってこの方は「話の長い方」とか「話の好きな人」というイメージを持たれていると思いますが、じっくりと話を聴くくことで、その方の価値観や過ごされた日々は私にとって大きな学びや気づきをいただくことができました。
以前読んだ本で「世の中に悪いことはない。人が勝手に悪いと判断しただけ」という言葉を思い出しました。
その方は、全ての事象を自分にとって「ラッキー」と捉え、「自分は人に恵まれている」という結論を出したのですよね。
本当に素敵な生き方で、だからこそ、いつも目がキラキラとして明るい雰囲気を持っておられるんだろうなと思いました。
また一人、尊敬する方が増えて嬉しいです☆
訪問をありがとうございます。
昨日は、地域の方々に感謝感謝の一日でした。
午前中に助け合い活動連絡会の会議があったのですが、その後、17日の冊子完成報告&交流会と冊子を各機関に搬送するお手伝いとしていただきました。
その様子を見ながら、『この冊子はみんなでつくったんだなぁ~』と感無量になった私です。
皆さま、感謝の言葉を伝えきれないほど感謝の気持ちでいっぱいです。
また、今日も、冊子を行政に搬送(段ボール20個以上!)する作業にお手伝いに来ていただき、その後、助け合い活動の世話人の方々と行政各課を廻って、挨拶をするようになっています。
さて、そんな中、地域活動をする人はどんなマインドで地域と関わっていけば良いのだろうということを考えていました。
地域活動の先駆者として活躍をされている方々のようなマインドと行動力を、地域の住民全員が持つことは不可能です。
今回は、中心となって働く方々は特別なものとして別とし、『一般的にはどんなマインドで地域と関わるのが良いか』について書いてみたいと思います。
結論から言うと、私は『利己的利他主義』が一番良いと考えています。
利己的利己主義とは、『情けは人の為ならず』のごとく、『他人様の為にやっていることが、いずれ自分に返ってくる』という考え方です。
まずは自分が“楽しい”“やりたい”と思える活動をはじめる(興味のあることを始めるのがポイントです)。
例えば、子育て支援で実際に困っているお母さんの話を聞き、一緒に寄り添いながら精神的負担を軽くし自分で解決できるよう必要な情報を提供するとします。
そうするとそのお母さんは救われるわけで、その様子を見た自分自身も精神的満足感と承認欲求を満たされるわけです。
また、身体の不自由な方のお手伝いをすることで、自分自身が活動する機会を増やし、(自分自身の)心身が元気になれます。
こんな感じで、『誰かのために役に立ったことが、自分自身の心身の健康につながる』ということを目的にして良いのではないかと思うのです。
与えるものと得るものはイコールではありませんが、実は助け合いって、お互いがハッピーになるし、得るものの方が大きいのですよね。
このことを実感・体感しているのが、現在、地域で活躍しているボランティアや活動員だと思います。
そして、楽しんで参加する中で苦しいことも経験し、その苦しさと楽しさを両方経験する中で、自分の立ち位置が決まって来るのではないかと、私は感じています。
私は仕事上終末期に関わることが多いのですが、多くの方は『仕事や役割を終えた後にどう過ごすか』で、やり切った感が違うというか、動けなくなった時に過ごすマインドが違うと思います。
主体的に自分の人生を楽しんだ方は、例え自分の身体が動かなくてもやりたいことがあったり、自分の“こうしたい”を主張できます。
一方、受け身で自分の人生を生きてきた方は、最後まで他者に指示を求め、自分らしい人生を自分で考えることは難しいです。
どちらが幸せかはその人によるでしょうが、私は自分が老いたとしても、自分で自分の人生を決めたいなぁ~、と思います。
昨日も書きましたが、これからの時代は社会保障のあり方が大きく変わり、行政に依存できる時代ではなくなります。
その時にどういう地域に自分は住み、どう過ごしたいか?
そこから考えて、その実現のために、今自分ができそうなことで楽しめることから始めてみるのが良いと思います。
楽しんで、大変なことがあったら仲間とそれを共有し、住んでいる人たちで、ともに地域を創っていく。
まず、一人でも多くの方に第一歩を踏み出してほしいなぁ~、と思います☆
訪問をありがとうございます。
昨夜は職能団体の会議に出席していました(どうでも良いのですが、今週は4日職能団体集まりがあります)。
ちなみに今日はちょっと長くなりそうなので、すぐに本題に入ります。
今、社会保障費の増大が、国の大きな課題の一つになっています。
で、ですね、それを解決してくれるのが『地域力の向上』だと、私は考えています。
社会保障費を下げるために数字の配分をいじるのではなく、そもそも健康寿命(生涯で健康を維持できる期間)を延ばせば、社会保障の課題は大きく解決に向けて動くと考えているのです。
しかも、それを楽しくできたら最高ですよね☆
そう考えた時に、『地域活動を行うことは健康寿命を延ばすため最高の手段であり、それが広まれば社会保障の課題は解決するのではないか』と考えたわけです。
近年、地域活動や運動など生活に関することと健康についての研究が進んでいます。
例えばこんな感じです。
■孤独な人はそうでない人と比べて、死亡率が2倍以上になる。
■ポジティブ思考は6~7年寿命が延びる。
■笑顔でいると7年寿命が延びる(作り笑いでも2年寿命が延びる)。
■高齢になるほど鬱傾向は進むが、人とつながると、脳内にオキシトシン(愛情ホルモン)のような働きをする物質がつくられやすい。
■他人と接している人は認知症になりにくい(脳の刺激になっているから)。
etc
WHOは『健康とは、単に病気がないだけでなく身体的・精神的・社会的に完全で良好な状態をいう』と掲げています。
また、20世紀は生活習慣病が身体コンディションの大きなテーマになっていましたが、21世紀は精神疾患が世界で主要な課題になっているという話も出ています(WHOは近年中に鬱病が心身の罹患率のトップになると予測しています)。
そして、とある方は『人生100年となった今は、25歳おきに区切りをつけていくことが大切』と話しています。
つまり、自分のライフステージに区切りをつけて、その節目節目に何に重きを置くかを考えながら人生設計をすることが大切だと提言しています。
25年はどうかともかく、私はこの方の考え方に共感しています。
ちなみに、ポイントは50代か60代だと思います。
仕事をしていたら、そろそろゴールの見えてくるような見えてこないような時期。
主婦をしていたら、子育てがひと段落つきそうな時期。
完全に体が利かなくなるまで仕事一辺倒で過ごしていると、身体に不自由を感じてリタイアした時に、自分の居場所はありません。
そして、日本の3分の1は単独世帯。
次に多いのは夫婦など2人世帯(これは伴侶が無くなるとひとり暮らしになるリスクが極めて高いのです)。
ひとり暮らしリスクがこれだけ高まっている今、頼れるのはお金か地域になると私は断言しちゃいます。
お金のある方はお金で支援を買えばよいのでしょうが、人生を最期まで充実させたいと考えている人は、絶対に何らかの地域とつながりを持っておいた方が良いです。
誰かの役に立ったという結果を60代・70代でつくっておけば、その後身体が動かなくなっても自分自身の尊厳を保てますから☆
50~60代のうちに働くペースを落として、次のステージである地域に目を向けつながっておく。
これ、本当に重要だと考えています。