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2016-08-13 02:06:00

訪問をありがとうございます。

 

 

 

突然ですが、今回は『営業』について書いてみたいと思います。

 

とはいえ、ケアマネジャーの営業ではありません。

 

サービス事業所の営業についてです。

 

 

 

私自身は、営業が好きです。

 

どのくらい好きかというと、ケアマネジャーの仕事よりも向いていると思っているくらいです。

 

鬱陶しがる相手の警戒心を和らげ、どうやったら興味を持ってもらい、利用に繋げるかを考えながら実践し、振り返るのが、とても楽しいのです。

 

新たな出会いも好きですし。

 

(ホント、私、何でケアマネジャーをしているのかと、今更ながら不思議に感じます)

 

そんなわけで、ケアマネジメントとは全く関係ありませんが、思い出しながら書いてみたいと思います。

 

 

 

前の会社は、医療法人と株式会社を持っており、デイサービス・デイケア・訪問リハビリ・ショートステイ等々を展開していました。

 

そして、一地域に法人のサービスが密集していました(市を3分割した一つに、10カ所以上の事業所を展開していました)。

 

一つの駅に1〜5店舗は勤務先法人の事業所がある、という規模です。

 

そんな環境の中で、私は退職まで1年ほど『総合案内』という役割を創り、業務の一つとして担っていました。

 

『総合案内』という名の営業とクレーム未満の対応です。

 

 

 

その中で、私が気をつけていたことは3つです。

 

 

 

1)段取り・準備に力を入れる

 

これは、初対面・顔見知り・支援を利用している場合・支援を利用していない場合等、たくさんの対応パターンを予め考えたり、相手(ケアマネジャー)の欲しい情報を簡潔にまとめる資料作り、効率的に廻るための道順を考える、等です。

 

もちろん、各事業所の現在力を入れて取り組んでいるところなども、事前に確認しておきます。

 

また、対応者氏名・A〜Dで相手の反応を評価する欄と特記事項を設けて、営業後、何を話してどのような反応があったかを、簡潔に記載できる表を作っていました。

 

この表は、2回目以降の訪問時に役立ちます。

 

他、毎月1日に、ワムネット(これ、今でもあるのかな?)で、新たな居宅が設立していないか等も、必ずチェックしていました。

 

 

 

2)話し方・時間と数字をうまく使う

 

私は、営業というのは相手の時間を奪うと考えているので、話をする前は、『今、お時間を5分程度いただくことはできますか?』と確認をしていました。

 

そして、『時間がない』というケアマネには、『2分だけ時間をください』とお願いしていました。

 

5分で断られても、2分と食い下がれば大抵は聞いてくれます。

 

(そのため、予め『忙しい』というケアマネジャーに当たった時用に、2分以内と3分以内で説明する2パターンを考え、時計と睨めっこで練習しました)

 

また、説明は『結論+説明(理由)』で一つの説明を一文で伝えることができるようにしていました。

 

後は、相手の話す口調に合わせて話すスピードを変えたり、3つ以上の売り込み(特徴の説明とか)をしないと決めていました。

 

 

 

3)営業中は会話を楽しみ、退出の際は連絡先を明確にした上で丁寧にお辞儀をして帰る

 

これは、そのまんまです。

 

 

 

このあたりを意識しながら、毎月数十カ所の居宅事業所を廻っていました。

 

いやぁ、あれは楽しかったです。

 

もっとたくさんのあるのですが、さすがに眠くなったので、また気が向いたら、追記していきたいと思います。

 

 

 

あ、今回もオチがなかったです☆


2016-08-10 07:51:00

訪問をありがとうございます。

 

今日も良い天気・・・もとい、暑苦しい天気となりましたが、皆さまは暑さ対策、していますか?

 

私は帽子を購入し使用していますが、購入した形が悪かったのか、被って自転車に乗っていると帽子が脱げてしまい、結局、被ることを諦めました。

 

というわけで、今年も真っ黒に焼けてしまうことは必須です。

 

 

 

さて、最近は何だか面白くない(?)ニュースばかりで辟易していましたが、久々に興味を持てる記事があった為、ご紹介させていただきます。

 

これは、サービスの混合提供についてのインタビューで、『介護保険の枠に捉われずに、もっと自由に民間の自由な発想と料金設定を取り入れても良いのではないか?』という内容での意見交換です。

 

 


 
公正取引委員会「介護分野に関する意見交換会」

 

 

 

これ、私は大賛成です。

 

様々な意見があるかと思いますが、介護の現場の質向上を考えた時、今の制度の縛りと報酬では質の向上を図るにも限界があると私は感じています。

 

民間企業が創意工夫しようにも、『あれはダメ、これもダメ』と、必要以上に行政が口を出し、制度の型にはめようとしている様子を見ていると、とてもじゃないけど、創意工夫なんてできるわけがない、と感じていました。

 

決まった額で、国の一方的に決めた『加算』を取得する為に人員等を揃えることに必死になっている間は、真の利用者本位は実現できないと思うのです。

 

やや乱暴に思われるかもしれませんが、介護全体の質の向上を本気で目指すなら、先ずは富裕層を対象に、様々な費用をかけて、工夫しながら『顧客満足度を上げる仕組み』を創る。

 

それが、受け入れられれば、他のサービスにも導入されて広がっていき、全体の底上げに繋がると、私は思うのです。

 

その為には、それなりのお金が必要で、きちんと対価を従業員に支払える方法があっても良いのではないでしょうか?

 

事業を行うにあたって十分な額を保証してくれていたらよいのですが、実に半数以上の事業者が『経営が苦しい』と言われている額で、質の向上まで期待することは困難だと感じています。


 
平成27年度 介護労働実態調査結果について

 

 

 

報酬加算で質を評価している方もいるようですが、私は加算がイコール質だとは思っていません。

 

何より、介護保険がガチガチに縛りを設けるから、本来、期待されていた民間企業の創意工夫が損なわれていると感じています。

 

であれば、いっそ、『介護保険の運営基準は遵守する必要はあるけれど、それ以上のオプションは、それぞれの事業所の工夫に任せますよ』という方が、民間の知恵が出しやすいと思うのです。

 

そのオプションに追加料金をつけて質の向上を図るところもあれば、オプションがあっても『サービス』として、料金を取らないところも出てくると思います。

 

 

 

というわけで、そろそろ国からの指示待ちで動くのではなく、自ら知恵を絞って、質の向上を図れる体制ができれば良いなぁ〜、と、感じました。

 

ケアマネジャーの同様の仕組みもできれば、無償ボランティアも減るかもしれませんね。

 

 

 

皆さんは、介護保険と自費の混合提供をどのように感じますか?


2016-08-06 16:50:00

訪問をありがとうございます。

 

今週は日曜日に実績などを行おうと思い、土曜日に休みを取ったのですが・・・1日寝て終わってしまいました。

 

その時間、なんと14時間!!!

 

一回も起きることなく爆睡していたのですが、これって、ある意味すごいことですよね。

 

家族中に『こんなに続けて寝れるなんて、私も若いってことかなぁ?』と言ったら、『フザケンナよ』と怒られました。

 

これから私の実家に向かい、花火大会に参加しようと思っていますが、皆さんは、どんな1日を過ごしましたか?

 

 

 

さて、昨夜は、大好きな友達と5時間、飲みながら話をしていました。

 

色々な話題から話を膨らませていたのですが、本当に面白く勉強になりました。

 

基本チェックリストができる前に議論されていたこと、柏市の取り組んでいるフレイル、国民は何を望んでいるのか?ケアマネジャーの質って何?ルールは何のためにある?一般企業では許されないことも介護業界で通用するのはなぜ?etc

 

この友人と話をしていて楽しいことは、否定や愚痴がなく、どんな話も意見交換をしながら前向きに考えられるということです。

 

 

 

そして、第7期に一度大混乱が起きるのはアリだよね、という話になりました。

 

また、その時になって期待するのは、行政でもなく、社会福祉法人でもなく、民間の活力だとも話を受けました。

 

『僕は、本当に困った状況になった時に知恵を絞れるのは、民間だと思っている』

 

と話していた姿が印象的でした。

 

 

 

話を聞きながら、総合事業って、漠然としている分、様々な捉え方ができ、それに参加する人・反対する人・無関心な人、様々な思惑の上で、動いていくのだろうなぁ、と感じました。

 

私は単純に考えてしまうし、身軽なので、『総合事業を進めたいけど、困っている』と聞いたら、できる範囲で自分の人脈を繋いだり、地域に入って交流を持つところから始めていますし、楽しみながら参加しています。

 

ただ、そのような取り組みを『あなたたちもやりなさいよ』と強制するつもりもありません。

 

それぞれ、事情はありますし。

 

できる人ができる範囲で行えば良いのではないかなぁ、と思うわけで。

 

 

 

最後に、専門職の質の向上について、私から彼に意見を伝え、その反応を聞きました。

 

曰く、『ケアマネジャーの棲み分け』です。

 

詳細は割愛しますが、一部の富裕層を対象に、介護保険の枠にとらわれず、費用も能力査定で受けることのできる、いわゆる『ケアマネジャーの自費サービス』です。

 

恐らくですが、こういう自費サービスが生まれることが、ケアマネジメント全体の底上げに繋がるはず。

 

2〜3年後くらいに、誰かとそういう事業に取り組みたいなぁ、と考えています。

 

 

 

あ、今日はオチも質問もないまま終わってしまいそうです。


2016-08-05 07:59:00

訪問をありがとうございます。

 

『やっと』というか、『もう』というかは人それぞれでしょうが、金曜日ですね〜。

 

今週は天候の変化が激しい1日でしたので、私にとっては、『やっと金曜日になった』という気持ちが大きいです。

 

今日も晴天。

 

1日を笑顔で過ごしましょう。

 

 

 

さて、本日はタイトルの通りですが、『なぜ』を深めることで、スキルが驚くほど向上するという話です。

 

これは、色々なケアマネジャーを観察してきて実感していることです。

 

本当は詳細を書こうと思ったのですが、書き出すと長くなりそうなので、また機会があったら書きたいと思います。

 

日々の支援一つひとつに『なぜそうするのか?』『なぜ相手はこの発言をしたのか?』等々を考えながら行うと、自分の仕事に意義を持つことができると思います。

 

また、自分自身の行動に目的を持って行うと、自然と予後予測までするようになるので、仕事に追われる感覚は減ると思います。

 

逆に、相手(やること)の目的や意義・意図を理解して支援に当たらないと、それはただの『作業』になってしまうと思います。

 

そして、相手のペースに巻き込まれるため、常に追われる仕事をするようになると思います。

 

この差って、後々、スキルの大きい差となって出てきます。

 

 

 

昨夜、ふとそのことを思い出したので、ここに書いておこうと思いました。


2016-08-03 20:35:00

訪問をありがとうございます。

 

今日も一日中外回りでした。

 

日焼け対策をしていない私は、今日も首や腕が痛いこと痛いこと。

 

オマケに、目の弱い私は、夏場にサングラスが欠かせないのですが、微妙にサングラス焼けしてしまっています。

 

これ、ものすごく恥ずかしいです。

 

それを防ぐためにマスクを使用すると、今度は化粧が剥げてスッピンになってしまうし。

 

『どうしたらいいんだ!?』と、この時期はいつも悩みます。

 

皆さんは日焼け対策をバッチリしていますか?

 

 

 

さて、今回は、総合事業について書いてみたいと思います。

 

今回は個人的な意見のため、興味のない方は読み飛ばしてくださいませ。

 

また、いつものごとく私の偏見満載ですので、血圧の高い方と怒りの沸点の低い方々は、飛ばしてくださいませ。

 

 

 

この総合事業への移行について、反対している人って多いと思うのです。

 

『要支援者切りだ』とか、『こんなのは制度ではない』とか、『ボランティアに押し付けるな』とか。

 

まぁ、様々な意見があることと思います。

 

そして、私はそういう話を聞くたびに思うのですよね。

 

『じゃあ、現行制度を継続するために、保険料を1万円とか、2万円とかに上げてもいいんですか?』と。

 

別に消費税を20%くらいにして、保険料も利用者数に応じて、万単位で支払うことに納得するなら、総合事業にしなくても良いですよね。

 

それができないから、苦肉の策として『総合事業』というスタイルが選択されたと、私は理解しています。

 

 

 

高福祉・高負担、低福祉・低負担。

 

本当のところ、国民はどちらを望んでいるんでしょう?

 

そして、『高福祉・低負担』を望むのであれば、総合事業に反対する理由が私にはわからないのです。

 

 

 

『介護保険が使いにくくなった』

 

なぁんとなくですが、今の状態になってしまったのって、もちろん、国の見通しの甘さもあるでしょうが、それだけではないと思うのです。

 

申し訳ないけど、今までの給付の遣い方を振り返ってみる必要があると思います。

 

限られた予算の中で、高齢者が増加し、さらに平均寿命も伸び続けている今、社会保障のあり方を見直すことって、それほど批判されるものでもないと思うのは、私だけでしょうか?

 

後期高齢者になると、要介護状態になる方が激増するというデータが出ている中、日本の女性の平均寿命は87歳を超えています。

 

反対される方って、これらをどうやって支えていこうとしているのでしょう?

 

 

 

それに、総合事業って考えようによっては、国民の希望する『いつまでも健康でいたい』という想いに対して、地域ごとに自分たちでアレンジして形にしてよいですよ、行政がバックアップするし、更にお金を出しますよ、というのだから、目くじら立てて怒るほど反対されなきゃいけないものなのかなぁ〜、と不思議に思ってしまうのです。

 

語弊があるかもしれませんが、一言でいってしまえば、『何でも国に依存しすぎていないか?』と思うわけで。

 

そして、専門職や現在怒っている方々が思っているほど、当事者の高齢者は現状に反対しているかといえば、必ずしもそうではないと思うのです。

 

 

 

大半の方は、『総合事業に賛成ですか?反対ですか?』と問えば、『反対』と答えるかと思います。

 

ただね、この『反対』って、総合事業をきちんと理解した上での『反対』ではなくて、『今の状態が変わること』に対しての『反対』も多いと思うんですよね。

 

そう考えると、行政が地域を廻って丁寧に説明する責任はあると思いますが、国民も反対ばかりではなく、主体性を持って、もっと自分たちの地域をどうしたら良いか、真剣に考えても良いのではないかなぁ、と思ってしまうのです。

 

 

 

だらだらと書いている間に、時間が経ってしまったので結論☆

 

今更決まったことに賛成・反対しても、意味がないと私は考えています。

 

今後のシステムとして決まったことであれば、そして、時期まで明確になっているのであれば、それを踏まえて『じゃあどうしよう?』の視点で、総合事業に移行するための方法を考えていくことが、一番大切だと思います。

 

そして、この切り替えが早い自治体ほど、平成30年以降は安泰でしょうし、そうでない自治体ほど平成30年になった時に、大変なことになると思います。

 

どうせやるなら、これを機会に『地域や多職種・行政と繋がることができてラッキー』くらいの気持ちで、皆が一丸となって真剣に考えても良いと思うのです。

 

 

 

皆さんの地域では、総合事業移行へは、順調に進んでいますか?


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