この前情熱大陸を見ていたら、フランスで初めて2つ星を取った日本人シェフを紹介していました。スペシャリテの料理を残されたり、皿がぬるかったり、盛り付けが汚かったりでイライラされていました。うちみたいな小さい店でも2つ星でもスイッチが入ったら同じような事を言ってるし、ある意味安心しました（笑）。自分がただのわがままを周りに当り散らしているだけかとも思う時があるのですが、ちゃんとしたものを出したいのでやっぱりスイッチオンしてしまいます。その瞬間はガーっと言いますが、後でネチネチいやみを言ったり、対策を立てるまで帰らさないとかそんな事はしません。普段はアホみたいなどうでもいい話しを延々としているので（笑）。仕事の時だけはわざとにムスッとしているだけで、本当は楽しくすればいいのかもしれません。オープンキッチンでも仕事をしたことはありますが、やはり自分は仕事は黙々とメリハリをつけてやりたいほうなので今の設計で良かったと思っています。・・しかしあのシェフのスペシャリテ（玉ねぎとトリュフのミルフィーユ仕立て）は美味しそうやった。トリュフが苦手なら最初にサービスに言えばいいし、トリュフが嫌いじゃなければ無理なく食べられる量やし、あれを残されたらある意味シェフの料理や料理人としての生き方を否定するような、イヤミな客としか考えられないし、あれはテンション下がるのも無理ないと思います。