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2021-09-27 00:38:00
脱サラ 45歳定年説なんて話が出るほど日本の終身雇用は過去のものですが、今ある仕事の中で次に使えるものを磨かないと全くの畑違いではどうにもなりません。脱サラで一番手っ取り早いのが蕎麦屋、ラーメン、居酒屋ですが、友人の店で2ヶ月ほど修行した程度では修行とも呼べません。居酒屋巡りが好きでこれなら脱サラで行けるだろうと内装や食材に拘り抜き、初期投資をかけ過ぎて回収する前に軍資金に底がつき耐えきれずでジエンドです。勘違いしやすいのがこれだけ良い食材を出しているのに、オーダーは唐揚げやフライドポテトばかりでやる気を無くすとありますが、客側がメニューを選ぶので自分の拘りを押し付ける必要はありません。自信も経験も後ろ楯も無くては精神的に耐えられず、迷走しだしてそれまで来てくれていたお客さんまで逃し始めます。それでも職人ならまだ分からなくもないですが、脱サラの拘り料理と言われても何の思い入れがあるのかと無難なメニューを頼みガチです。3年で半分、5年で8割が潰れると言われる飲食業界ですが、脱サラ組と頭から調理師とを混ぜたデーターならそれほど意味は無いような気もします。老後に夫婦でカフェをやりたいとか採算度外視なら、逆にそちらの方が肩肘張らずに長続きすると思いますが、飲食がやり易いと言う事は逆を返せば辞めやすいとも取れます。頭でっかちにならず押し付けないように、自然体で永く続けていければと自分自身思っています。客に料理の文句を言われて腹が立つのは自分の料理に自信がない証拠で、本当に自信があれば突っぱね返せるし気にもならないハズです。