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2021-07-29 00:08:00
夏休み 子供も初めての夏休みが始まり、生活のサイクルに慣れるまで大変です。親の方も宿題のプリントや弁当作りに追われ、送り迎えなど子供中心の生活に振り回されています。たった1人でもこれだけやる事があるのに、昔は3人兄弟とか当たり前で寿退社で専業主婦が当たり前もうなずける時代だったと思います。子供を朝から児童館に送りそれから仕事の段取りをしていますが、児童館で色んな学校の子や学年が違う子と接しられるのは良い経験だと思います。自分の子供の頃の夏休みと言えば楽しいどころか、どこで時間をつぶすか考える憂鬱な時期だったのを覚えています。朝から子供がいるのがストレスなのか、兎に角母親が不機嫌で常にイラついていました。ラジオ体操に行く前も寝ているし、帰って来てもまだ寝ていて朝ご飯など一生に一度も作った事がありません。10時過ぎに起きたと思えばイラついていて、子供がとりつく島もありません。家にいても地獄の時間なので御所に行ったり鴨川に行ったりして時間をつぶし、夜にはどうにかやっつけで嫌々作った不味い飯が出てくるみたいな毎日でした。父親の方はサービス業で忙しいさなか出勤前にキャッチボールをしてくれたり、釣りをしに琵琶湖や紅葉パラダイスやびわ湖タワーに連れて行ってくれましたが・・。いかんせんサービス業で家にいる時間が短いので子育てはほぼ母親に丸投げになり、母親のストレスのはけ口も無い貧乏サイクルの悪循環になっていたと思います。父親の立場になればあんなイラついた嫁が待っている家に帰るより、仕事帰りに木屋町で一杯引っかけてからと自分が大人になってからは理解出来ます。母親のご機嫌を取るような子供なら可愛げもあったのでしょうが、自分はそんな性格では無いのでいつも静観しているような感じでした。掃除機をかける時もイライラがマックスで、黙って三角座りしている自分にめがけて週刊少年マンガが飛んで来たのを覚えています。上手い具合にマンガの角の部分が前歯2本を直撃してへし折れ、永久歯では無かったから不幸中の幸いと医者に言われたのを覚えています。押し入れに閉じ込めて説教とか今なら虐待ものですが、マンツーマンで子育てさせていた時代背景も悪かったのかとも思います。自分は子育て論の本を良く読んでいますが、同じような内容ばかりでそんな事は自分は小学生の頃には気がついていました。逆にそうした子育てをしてもらえなかった環境にあった子供は、大人になってどんな気持ちでそんな当たり前の子育て論を聞かなければならないかと思います。毒親との縁を切れば良いのに情で切れないとNHKで特集がありましたが、自分は京都から離れ長男も長女も京都にいるのでどうにか関わらずに済んでいます。それでも子供の誕生日にラインが来たり金が包まれてしていると無視する訳にもいかず相手しますが、気持ち的にはどうしても夏休みの自分の気持ちが蘇ってしまいます。子供の頃に母親が入院しても、心配する気持ちは微塵も無くどうにか新しい人にならんかと思っていました。うちの嫁みたいに性格も穏やかで藤島出て一流大学行っていれば勉強を教えるのも上手いし、自分の子供が羨ましく思うこともあります。愛情を受けていない人間は自分を大事にしないので、どうなっても良いと自分が死んでも悲しむ人間がいないから自暴自棄になります。自分の被害妄想なだけでやってもらった事は忘れているのかも知れませんが、感謝の気持ちや親孝行を考えさせていない時点で親の方に何か問題があるはずです。例えば子供が1人で留守番をしていて急に雨が降ってきて、まだ乾いていない洗濯物を取り込んだとします。ハンガーから外して山積みした子供に対して言う言葉は、まず取り込んでくれてありがとうだと思います。その後に出来たらハンガーごと取り込めばすぐに部屋干し出来るから楽だと、どうすれば上手く出来るか提案したり一緒に考えたりすればさらにベストです。開口一番二度手間になると子供に洗濯物を放り投げるのがうちの母親でしたが、そうなると子供は手伝う気持ちを無くし勝手に自分でやれやと思いだいます。今から考えれば仕事に子育てにストレスマックスだと分かりますが、自分のストレスを子供にぶつけるような人間を敬ったり尊敬出来るわけがありません。後10年後には子供の高校も決まると思うと、環境はしっかり作ってやらないとはと思います。朝ご飯も作らずに楽をした専業主婦も、パートナーが亡くなり独り身になると日和ってくるのは歳老いたせいかも知れません。妬み嫉み嫁姑関係など、女の負の部分を全て集めたのが自分の母親でそうさせたのも自分の父親であり時代背景だったと思います。どちらが悪いとかでは無くどちらも悪く相性も悪かっただけだと思いますが、両親共が言葉を持っていないのは子育てでは致命的だと思います。中学生になると友達の親とばかり喋っていましたが、大手新聞社で毎日コラムを書いていた父親と、元先生で家で学習塾を開いていた母親ではここまでうちの親と考え方や言葉が違うのかと入り浸っていたのを覚えています。夏休みを迎えると毎日不機嫌から始まる母親を思い出しますが、児童館に行ける子供が羨ましくもあり成長が楽しみでもあります。