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2020-06-22 00:37:00

取りあえず新しいメニューのレシピをまとめ上げた所で、まだもう少し時間がかかりそうなので明日のお客様は今までのメニューで行かせてもらいます。しかし自家製に拘って9年間来ましたが、実際どこまでを自家製と呼べるのか線引きが曖昧です。自家製オリーブのマリネと言ってもオリーブから作っている店なんて無いでしょうし、自家製サングリアと言ってもワインや葡萄から作ればそれは生産者寄りで調理師の仕事とはまた別の話です。もちろん好きが高じて調理師を辞め生産者側になる人もいれば、どちらも兼用するようなパワフルな人もいます。既製品を使わず原材料を自分なりにアレンジすれば、それは自家製と呼んで良いと考えています。原材料に手を加える事によりそのまま食べるより、あるいは同じ原材料の既製品より美味しくなれば、そればその店のオリジナル(自家製)の味と呼んで良いと思います。知らんけど(笑)。52歳にもなれば誰も注意してくれないし同世代との切磋琢磨も無いので、自問自答ばかりが続き中々話が前に進みません。オープン前ならもっとメニューを決めるのが早かったはずですが、やはり衰えと言うかなんかドンくさくなっている自分がいます(笑)。人の命をあずかる仕事なので自分の中でこれをやらかしたら自ら足を洗う条件が色々あり、包丁で手を切るとか発注ミスするとかメイン料理を焦がすとか・・。たまに油の入った鍋を火にかけっぱなしで火事になった80代調理師なんてニュースを聞きますが、今はタイマーや安全装置もあるし自分は65歳くらいまで出来れば御の字だと考えています。明日も気を張って仕事をしようと思いますが、砂糖と塩を入れ間違えたら明日の午後に引退します(笑)。