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2020-06-21 00:38:00

リニューアルオープンでは無いですが、10年目に向かい同じ事ばかりしていても仕方ないので無い頭を使っています。特に今回のコロナ騒動を前向きに捉え、給付金なども上手く活用しながら色々同時進行しています。逆にここまで時間と労力とお金をかけて何も変わらないなら、子供が小学校に入学するのを機に店を自主的に廃業しパチプロデビューするのも一興です(笑)。冗談はさておきテイクアウトやコロナシールドを良しとしない自分としては、これからどんなスタイルなら生き残れるかを考えています。これからは盛り合わせ料理や鍋的なスタイルは、感染対策としてはあまり受け入れられるとも思いません。バイキング料理のスタイルも難しいですが、居酒屋で天ぷら盛り合わせなどもシェアするのは難しいと思います。刺身なら一切れずつ食べれば良いですが、天ぷらの海老を人数分切り分けて盛り付けたりするのも見た目がよろしくありません。スペイン料理のタパスのような小皿で1人前ずつが、これからの主流になっていくかも知れません。これからは普段から濃厚接触している家族連れや、同じ部署の人間だけの集まりがメインになると思います。そう考えればワンオペになってから避けて来たアラカルトメニューも行けるだろうと、久しぶりにパテやリエットを仕込もうと思っています。以前はサービスのパートさんを雇っていたのでプリフィックスコースも前菜とメインを6種類ずつ用意出来ましたが、6名様で前菜メインとも全部バラバラ12種類作って、出来た料理から真ん中に置いてくれと言われ取り皿を6人×12枚は流石にイヤになりました(笑)。そういう食べ方をしてほしくは無かったのですが、店側の説明不足と客側のメニューにあるから色々食べてみたい心理を理解出来ていない自分に反省し、それからはお任せのコース料理しか提供出来ない一種トラウマのようになっていました(笑)。コロナを前向きに捉えれば1組様の予約限定でも言い訳は立つし、今までのようにコース料理は決め打ちで、色々食べたい方はアラカルトで対応すればバリエーションは色々増やせそうな気がして来ました。そんなわけで夜な夜な仕込みをしていますが、最近料理が下手になったと自分でも思っているので老体にムチを打ちながら感を取り戻そうと必死のパッチです(笑)。腕が落ちたとは思いませんが、なんかドンくさくなっている自分がいるのも事実です。メニューは仕入れ、仕込み、試食をクリアして初めてメニューに載せられるので、もうしばらくは今のメニューで動かして行く予定です。これからの時代は毛嫌いされてフレンチから大衆イタリアンに流れた90年代とはまた逆行し、客席の感覚を開けて優雅に外食を楽しむ高級フレンチかカウンターのラーメン屋か回転寿司のように2極化していくと予想しています。