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2020-06-04 00:17:00
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これもコロナによる数少ない良い面で、テレワークで出来る仕事により住む場所の選択肢が増えたようです。毎日通勤電車に乗らなくても、東京にいる必要があるか無いか夫婦で考える時間も増えたようです。この辺りも自分は時代の先端を行っているなと自画自賛ですが(笑)、京都から福井に移住して早16年、メリットデメリット色々ありますが概ね不都合はありません。食べ物や水が美味しく自然が豊かで治安も良いとかは市の誘致係りに任せておいても、京都から離れて見ると日本の大都市の人口集中がいかに不自然な生活か分かります。ウナギの寝床のような実家が良い例で、福井に来れば調理師の給料でも一戸建てが買えます。普通にリーマンが働いて家が買えるのが昔の日本の良い所でしたが、古き良き時代が残っていると言えば良いすぎかも知れません。移住計画がマスコミで取り上げられると必ず否定的な意見があがり、田舎は近所付き合いが大変だとか都会モノはイジメられるとか(笑)。16年目の経験者から言わせてもらうと、本人の性格と住む場所の二つがあると思います。田舎と一口に言っても千差万別で、福井市内なら最新ブランド店以外は都会とそれ程変わるものでもありません。住んでいる人もドライで気さくな人も多く、京都の御幸町錦下がるや東洞院仏光寺下がるに住んでいた時の方がよっぽど嫌な目に合いました(笑)。逆に車で30分の嫁の実家の勝山の集落では、車を止めているだけで近所中からジジババがよそ者の自分を見に来ていました。直接自分には声をかけず義理のお母さんが質問攻めに合い、娘の旦那ですと言うと皆が納得して家に帰る感じでした。先祖代々みたいな場所に住みだしたら自分でも息苦しくて逃げ出したくなりますが、どこの県でも市内ならそんなに都会と変わるものではありません。後は自分が田舎暮らしに向いているかどうかで、それこそ最先端ブランドとか地元で友達が多い人は寂しくなるかも知れません。今はリモートでも飲み会が出来るので羨ましく思う事は無くなりましたが、地元でツレが集まって飲んでいるのを知らされると住みだしの頃は駆け付けられない距離にジレンマしたものです。車社会なので昼間から酒が飲めないとか、何を喋っているのか分からないキツイ方言も今となってはご愛敬で(笑)、自分のように一生関西弁で行くと決めてしまえば別に関係ありません。良く福井弁に引きずられないで喋れるねとおばちゃんに嫌味なのか言われましたが、フランス語ならフランスで使えるけど福井弁を覚えても使う所が無いと返し空気が凍り付いていました(笑)。福井のテレビ番組もラインやメールも全て標準語でのやり取りなので覚える必要も無いし、これから田舎に住む人は何も心配いらずに来れば良いと思います。性格的に繊細過ぎる人はマンション住まいでも良いし、うちの班内のマンションなどは自治会にも入っていないので町内会の集まりなども関係ありません。幸い自分は繊細な人間では無いので(笑)、これからもストレス無く福井で暮らせそうです。写真はトイレの内側から撮ったドアの写真で、今はこの状態ですがもう一枚ドアをセットする予定です。