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2020-06-03 00:23:00

ついこの間まで常識だった事が例のコロナ騒ぎで変わらざるを得ず、良い風に考えれば意味のない古い慣習などは辞める絶好の機会かも知れません。フェイスシールドなどもバラエティー番組で紹介され、誰がこんな物を付けて接客が出来るかとスタジオで大笑いしていたのが正月明けくらいの番組でした。今では客室乗務員やデパートの受付などは当たり前で、銀座の夜の接客でもなんて話もまんざら冗談では無くなって来ました。業者から紹介された透明のアクリル板(通称コロナシールドやコロナバリア)が割高でホームセンターに見に行くと一枚800円前後であり、足の部分はブックスタンドで挟んで自作すれば10分の1の値段で済みます。しかしいざこれをうちの店のテーブルに置いて食べてもらう事を想像すると、やはり何か違うような気がして今現在保留中です。これからエアコンを付ける季節になりますが、エアロゾルで気流に乗るならバリアの横からいくらでも流れてしまいます。3日程前に家族で定食屋に久しぶりに外食しに行きましたが、4人掛けの席が減らされカベに向かって横長のカウンターのように変わっていました。席数も減り売り上げにも影響するでしょうが、コロナ対策としては正解だと思います。うちの店は2人のお客様でも4人掛けの席に通して、斜めに座るか横に座ってくださいと言うもののほとんどが以前のように対面に座られます。コース料理より取り分けのパーティープランもご希望で、理由はお客様は皆口を揃えるのが【家族だから】と。確かに家で濃厚接触している家族が外食する時だけ離れて食べても意味はないですし、良く考えてみたら自粛明けから家族連れしか来ていない事に今気付くポンコツオーナー52歳(笑)。マダムのランチ会や会議後の食事など全く無くなり、新たな外食の形を店側も試行錯誤しながらやって行かないと生き残れない時代に入ったようです。いっその事完全予約制の一組限定にしてしまえばクラスターにもならず、連絡先は聞いているので万が一でも経路は確実に追えると思います。自分にまだそこまでの覚悟が無いのがダメなのかも知れませんが、固定費が無い事で出来る大胆策を大々的に謳えばコロナ時代には逆に安心して外食しに来てもらえるのかも知れません。どうせ好きでやり始めた店なら自分の思うようにやればと、アクリル板の購入や自作は却下しようと今決めました。自分ならアクリル板を見ながら外食するなら家で食べてる方がマシだし、どこまで効果があるか分からない物を皆がやっているからとやり出すのは、デマでペーパーやマスクを買い占めた一時期のパニック状態のように飲食業界もなっている気がします。