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2020-05-25 00:15:00

怒りと上手に付き合うのは難しく、持って生まれた気性なのか良くお前は癇癪持ちだと言われたものです。今流行りの自粛警察の人にも近いものがあり、自分が正しいから何をしても良いと勘違いしています。マスクをしていない人を怒鳴り散らしたり、自粛営業しない店への嫌がらせなどが良い例です。この前テレビを見ていると自分もそうですがこういう人は思い込みが激しく、こうある【べき】とかそうある【べき】の【べき】が着火のスイッチになるとありました。ガス燃料が今まで生きて来た経験や思い込みで、【べき】が着火スイッチで出た炎が怒りの量に当たるそうです。先輩には年賀状を出す【べき】とか、この内容はメールでは無く電話でする【べき】とか、食べ終えた食器はすぐに流しに持って行きその日のうちに洗う【べき】とか人により着火点は違います。もちろん世間的な常識や絶対譲れない事も人にはあり、それはそれで大事に置いておけば良いそうです。要はどうでも良い拘りだけ捨てれば怒る場面は少なくなり、自分も周りも良い気分でいられるとの事でした。職人は拘りが強いものだと自分には言い聞かせて来ましたが、そんなワガママが職場で通るのもリーマンの世界とはかけ離れているとも思います。こんな考えを誰にも習わず自然にこなしている嫁は、生まれ持ってのものかと思いきや中学生くらいで気付いたと言っていました。気がある男子から相手にされないブスが自分のブス具合を棚に上げ、他人が自分より可愛いのがいけないんだと良く僻まれたりしたと思春期の頃にはよくある話です。そういう思い込みの強い人に何を言っても通じないし、性格までブスになっている事にも気付かず哀れだと。怒っている人は思い込みが激しく自分が正しいと思い込んでいるから得る物が無いと、関わってもロクな事が無いし相手にするのを辞めたらしいです。確かに街でマスクを強制する人に何を言っても通じないし、喧嘩するんじゃ無くて今手持ちが無いのですいませんと言っておけば良いらしいですが、以前の自分ならすぐにオッサンとケンカしていたと思います。今の嫁と出会って大袈裟に言えば生まれ変わったと言うか、まともな母親に育て直されたと言うか(笑)、まるで仏のような生活で怒る事も少なくなった気がします。子供には怒ると言うより叱るとか注意するようになりましたが、公園などで若いお母さんの怒り方を見ていると昔の自分を見ているようで、本でもテレビでも人との出会いでも良いから何かキッカケがあれば人は変われるのになと思う事があります。今の嫁との出会いが無ければ自分も自粛警察になっていたかと思うと、よく自分と結婚してくれたなと感謝しています。当時荒れまくっていた自分の何が良くて結婚したのかは、我に返られても困るので自分が死ぬ直前に聞いてみようと思います(笑)。