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2018-05-11 00:08:00

昨日は予約の取れないレストランの取り方を長々と書きましたが、結局相手の気持ちを動かすのは自分の気持ちの熱量だと思います。子供の発表会だろうが会社でのプレゼンだろうが、やってる本人に熱量が無ければ聞いてる方に響くはずもありません。家や車を買う時も別に絶対ここだというメーカーがあったわけでは無く、最終的な決め手は営業の方の商品への自信とそれを伝えたい熱量でした。自分も商工会議所に開業資金を借りに行った時は、最初は門前払いみたいな状態でした。そこで諦めるようなら話はおしまいなので、何回か顔を出すうちに担当者と世間話くらい出来る関係性を作れました。その担当者の奥さんがフレンチ好きなのも分かり、色々な意見も会話を続けた事で聞けた話です。調度その頃に開業の勉強会がある事を紹介してもらい、朝4時から昼13時までの勤務が終わってから仮眠して22時までの勉強会を計12回ほど行きました。グループで仮想の店舗計画を立てて発表するものでしたが、他の方が飲食に関係の無い開業を希望なのに自分の計画書に協力してくれたのもラッキーでした。自分以外の二人とも年上で東京で会社員をしていて、福井の飲食を客観的に見た貴重なアドバイスももらえました。その計画書を少し自分用に直して持って行った結果、商工ローンを組む書類を書くところまで担当者が付いてきてくれて、この人なら大丈夫と説明してくれたので諦めなくて良かったと思えた瞬間でした。貸す方からすれば貸して返ってこないのがイヤなだけで、利子も付くので返してくれるならどうぞお借り下さいとなる訳です。もちろん自分が料理の経験が全く無くて、定年後の道楽で喫茶店をやるのに退職金も貯金も無いでは貸してはくれないでしょう。若い時から定期預金を少しずつでもしていて開業資金の準備をしていたり、カードローンの支払いなどに延滞など無いかなどもプラス材料になります。25日引き落としのローンを26日に3年間欠かさず払っていても、相手からすると毎月1日延滞しているルーズでいい加減な人間となります。実際3年間キッチリ返して店も継続していると、今度は商工会議所から事業拡大でもっと借りませんかと3回ほど電話がありました。こうやってみんな二店舗目、三店舗目と事業を拡大していけるのかと、少し納得した事を覚えています。ハウスメーカーにも自宅兼店舗の作り方など色々教えてもらえたのも、自分から聞かなければ何も始まりません。家の電気代と店の電気代の分け方や固定資産税の確定申告など、1人では分からない事だらけで終わっていたかも知れません。子供にもアイスクリームが食べたいなら、どれくらい食べたい気持ちがあるのか説明を求めます。店でひっくり返っておねだりする子供の熱量は大したものですが、大人になればその手は使えないので今から自分の言葉で伝える大切さを教えています。何故親が甘い物ばかり食べたらダメだと言うのか、その辺りを読んで交渉すれば親も鬼では無いのでアイスは買ってやりますが、この前は不意打ちにドラえもんの替え歌でアイス食べたいアピールをして来たのは達者になったなと感心しました(笑)。