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2017-10-08 00:01:00

お店の場合閉店で良いと思いますが、ホテルが営業を辞めるのは閉館かあるいは終了なのかどうなんでしょう?自分が修業時代のホテルが無くなるのは寂しい話です。狭い業界なので以前から噂は聞いていましたが、どうやら来年1月以降の予約を受けていない事から公にしたようです。場所的にも京都の一等地で観光客も多いのに何故辞めるのかと思いますが、建物自体が古くなったので耐震補強的な事かも知れません。高さ制限にうるさい京都ですが元々10階建てなので、建て替えてマンションにするなり外資系がホテル業をやるなど引く手あまただとは思いますが。3年ほど前に一度宿泊しましたが、外観はゴージャスな割に値段は安くて違和感がありました。部屋も狭くて景色も悪いし、うるさいしタバコ臭いし、ある意味昔のホテルの名残がそのまま残ったような古い感じはしました。最上階の和食とフレンチが無くなったのは知っていましたが、代わりにスパが出来たと聞いて露天風呂でも作ったのかと思いきや、マッサージ的なもので何だかなと・・。ドアマンもちゃんといてホテル内にエスコートされると、スパの従業員がチラシを持って安いよ安いよと片言の日本語で勧誘してくるのも酷かったです。まだホテルで働いていた時に一度スイートルームがキャンセルになり、調度泊りの勤務だったので地下のカプセルからスイートにチェンジしたのも良い思い出です。23時に仕事が終わって片付けて賄い作って食べて影の仕込みして(笑)、部屋に入ったのは2時くらいで起きるのが4時半でした。万が一寝過ごしたら部屋を勧めてくれたフロントの人間も含め大問題になるので、プレッシャーでほとんど寝れませんでしたが(笑)。スイートも神戸に比べ狭くて3部屋ありましたが、もともとの規格が昔の日本人の体形に合わせたような感じです。外国人観光客が増えているので、この辺りも厳しいと容易に想像出来ます。国鉄時代の列車の4人掛けの席とか、昔の軽自動車の後部座席みたいな少し窮屈なあの感じです。もう30年近く前の話ですが修業時代がキツくて頑張った分だけ思い出も深く、昨日の事のように思い出せるだけに無くなるのは残念でなりません。今となっては3年前に宿泊して、自分のやっていた朝食バイキングを子供と一緒に体験出来たのは感慨深いです。あの頃一緒に働いていた人もそれぞれ色んな場所でこのニュースを聞いているだろうし、自分の知っている範囲ではみんなそれぞれ独立したり家業を継いだり有意義に頑張っているみたいです。悪い事件を起こしたり、病気や事故で不慮のみたいなバットニュースは無いようです。一番成功したのが当時ハーフ疑惑のあった男の子ですが、ちゃんと心と体を一致させて今では銀座で日本一シャンパンを売っています。この前テレビで30年前のキャラが物議を醸していましたが、当時はそんな配慮も無くてここでは書けない事も平気で言ったり聞いたりしていました。本人はヤダ~ヤダ~と表面上は笑いにしていましたが、内心はどうだったかと思うと若気の至りとは言え申し訳なく思います。金沢にも支店があるらしいので、来店した際は末端価格でお願いします(笑)。要らない苦労はする必要はないけど、目標に向かっての修業と言うか努力はしておいても良いと思います。努力は必ず報われるとか夢は必ず叶うとか、ガキみたいな事を言う気はサラサラありませんが、やっておいても無駄では無いしウソは付かないとは思います。宝くじと同じで買ったから絶対当たる訳では無いですが、当たった人は必ず宝くじを買っています。勉強でもスポーツでも職人でも、どんな努力も成功する権利を得るだけです。銀座の子が一等3億円だとしたら、自分はいくらの配当金かと一瞬考えて辞めました。まあまあ上手く回っているので、末端価格では無いと自分で自分を褒めています(笑)。