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2016-10-16 00:01:00

この前、久しぶりにフレンチとイタリアンの違いをお客様に聞かれました。長い間そんな事を考えもしなかったので、改めて問われると説明が長くなります。メディチ家がイタリアからコックを連れて嫁いだとか、一般の人からしたらどうでも良いのかとも思い、歴史的な事は説明していません。陸続きなので南フランスと北イタリア、スペインのバスクなど、国境近くでは似た料理も沢山あります。バターとオリーブ油の違いもありますが、近年はフレンチでもバターを控えたり、ソースも軽いものになっています。パスタやピザがあれば分かりやいですが、フレンチからイタリアンに転身したコックが調理していれば、フレンチテイストの料理になります。日本でも色んな郷土料理があるように、大陸をユーロ圏の一つの国として見てしまえばそれ程気にする必要はありません。もちろんイギリス料理は別ですが(笑)。イタリアンのメイン料理は焼きっぱなしにバルサミコみたいな料理も多かったですが、フレンチも塊肉にシンプルにジュだけもあるので、一概にどちらが優れているとは言いません。どちらも美味しいものは美味しいので、兄弟みたいなものですとだけ言っ
ておきました。写真は6品目の牡蠣のモッツァレラチーズグラタンです。シャンピとジャガイモもが入っています。上はトマトコンカッセです。