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訪問をありがとうございます。
さて、昨日は区内の介護保険関係者が集い、第1回の話し合いを行いました。
4月に顔合わせと親睦会を行ったのですが、今月は当社でホワイトボードを使用しての意見交換です。
第1回ということもあり、まずは区について話を聞かせていただきました。
イメージ・強み・課題・提案、等々。
はじめのうちは、ポツポツと話をしていましたが、徐々に一つの言葉から、『こうしたらもっと良くなるのかなぁ?』とか、『誰に(どこに)働きかけたら良いのかなぁ?』とか、意見が広がっていって、面白かったです。
恐らく・・・恐らくですが、今、本当に必要なことって、『顔を合わせてお互いを知り理解する』ことなんじゃないかなぁ〜、と改めて思いました。
小さな集いからの始まりで良いと思いますが、様々な職種が顔を合わせて『地域』という共通のテーマで、自分たちの専門職をどう活かすか?どのように関わることで、地域の住民が過ごしやすいまちを創れるかを意見交換し、その中で、お互いの人となりを知っていくことではないかなぁ〜、と思うわけです。
『漠然とした交流会』とは違う、共通認識をもって進めていくことが大切かもしれないと、帰りの電車の中で考えました。
そのために、どのような展開を今後行っていくかを考えようと思いました。
そして、現場と行政の見解の解離状態の緩和については、事例検討会が一番適しているような気がしました。
各専門職の価値観の理解も、事例検討会を通じて、理解しあえるかな、と。
なぜ、事例検討会が適しているかというと、私は、日々の支援には、支援者のモラル(価値観)が大きく関わっていると思うのです。
支援は様々な見立て(根拠と予後予測)の上で進められますが、それは、支援者個人のモラル(価値観)が大きく関与し、その上で、経験値を踏まえて見立てを行うと思います。
そして、その見立てには『正否』がない。
これを書き出すと、恐ろしく長くなってしまうため、別枠で改めて書きたいとおもいますが、要は、『事例検討会』を通じて、各専門職・個人の視点を理解するということが、実は一番お互いの立ち位置を理解するのに役立つと思うわけで。
『あぁ、ケアマネジャーって、そんなところに視点を置いてケアマネジメントしているんだ』とか、、『あぁ、行政ってこのプロセスで整合性を理解しているんだ』とか、『ヘルパーさんって、日々の支援でこんなことを感じているんだ』とか、お互いの立ち位置から見えるものを理解することから始めることって、大切だと思うのですよね。
いつか、地域で様々な機関の方々が自由に参加できる形の『事例検討会』を行いたいです。
そのためには、金沢ですでに10年以上続いている『気づきの事例検討会』について、もっと学びたいと思いました。
一度で良いので、行政も交えた他職種の事例検討会を行いたい、と考えています。
この辺りは、当社主催のケアマネジャーの勉強会が7月で終わるため、その継続で行うか、この会で提案するか、考えていきたいと思います。
終了後、近くのインド料理店で、食事をしながら話をして、なぜか解散が23時半近くになりましたが、こうやって顔を合わせて話をすることの大切さを実感しました。
当たり前のことですが、人とひとが関わるって本当に大切です。
こうやって視野を広げていくんだなぁ、と思うと同時に、参加してくださった方々には、感謝の気持ちでいっぱいです。
皆さんは地域での横の繋がり強化について、どのような工夫をされていますか?
訪問をありがとうございます。
今日は久々・・・数ヶ月ぶりに、ガミガミと怒りながら家を出ました。
いやぁ、今更ながら反省です。
天候が不安定だと気持ちまで不安定になりがちなのは、私の弱点であり、これを何とかコントロールできるようになりたいと思っています。
皆さんは今日の滑り出しはいかがですか?
さて、昨日は金沢の研修について書かせていただきましたが、今日は『なぜ学ぶのか?』について、考えてみました。
と言っても、主体的に考えたタイトルではなく、とある記事を読んだ時に『あぁ、そうだ』と共感したので、その記事を基に、これを書いています(まどろっこしい文章ですみません)。
日々、私たちは実践に追われていると、対処療法的な対応力がつきます。
これは、相談を受けた際、瞬時に『あ、この時はこうすれば良い』という解決策であり、経験のある方ほど、そのスピードは早まります。
状況を把握し、見立てを複数立て、その予後を検討しながら、その方の価値観を加味して、どの方法がベストかを考えながら情報提供・提案をする。
ただ年数を重ねているだけではできないこと。
日々の支援を意識しないと研鑽できない部分だと思います。
経験を積めば積むほど、そして振り返りをきちんとしていれば、年数と経験数を重ねた方ほど、この『見立てから予後検討』の数も多く、たくさんの引き出しを持っていることでしょう。
一言でいえば、経験値ですね。
私事になりますが、ありがたいことに支援については開始時(課題山積み時)から安定期(支援に慣れ生活が安定するまで)の担当をさせていただくことが多く、だいたい均すと、月平均5件ほどの新規に関わらせていただいています。
その後、別の職員に引き継ぐ、ということが多いのです。
これは、ケアマネジャーになってからずっとなので、かなりの経験をさせていただいています。
また、開業以降、認定調査を月に13件以上は担わせていただいています。
ケアマネジャーの資格を取得し働きだしてから13年、毎日これを積んできました。
だからこそ、研修というものに、私は拘るのだと、最近、気づきました。
『基礎的なものを含め、専門職の様々な理論を学ぶことは、これまでの自分の経験則が正しかったのか、あるいは偶然成功しただけの危ういものだったのかを再認識できる、非常に重要なプロセスである。』
今朝読んだ記事にも書かれていましたが、私が研修を受けるのは、恐らくこのことが理由なんだな、と、腑に落ちました。
そう、私は基礎的な知識・理論を学ぶことで、日々の判断のスピードと精度を高めたいと考えているのです。
そして、それは書籍を読んで学ぶことも重要ですが、経験値を持った方々の集まる研修が、一番の学びの場であると考えています。
あ、正確に言うと、『研修を通じて学び(知識)を土台に、受講者や講師と話をすることで、学びと経験がリンクする』ということです。
ただ、学んで『あ〜、良かった』と満足するのではなく、その学びを土台に、様々な方々の経験値を知り、一緒に考え、たくさんの気づきを得ることができることに、研修の価値があると、私は考えています。
だから、研修を受講することに貪欲なんだと、気づきました。
これって、自分の支援に根拠や自信を持つことに繋がっているかもしれません。
研修ばかり受けて満足するのは困ってしまいますが、『元を取ってやろう』というガメツイ気持ちで臨む私は、ある意味、日々の経験と研修の受講の両立で研鑽するのが、うまくいっているのかもしれません(だからこそ、有料の研修が意味を持っていると思っています)。
また、研修やそれらを通じて知り合う仲間には、魅力的な方々もたくさんいて、見習いたい部分だらけです。
それらを意識しながら、日々の支援にあたることで、さらなる飛躍を目指すことができる。
研修って、実は素晴らしい仕組みだと私は考えています。
まぁ、スラスラと書いているほど実際にはスムーズにはいきませんし、壁にぶち当たりながら迷走することも多々ありますが、このモチベーションを維持できているのは、幸せだなぁ、と思います。
皆さんは、日々、どんな意識をもって支援にあたっていますか?
どんな意識で研修を受講していますか?
訪問をありがとうございます。
いやぁ、月曜日って、何でこんなにやること盛りだくさんなのでしょう?
なんて、書きながら、今日もよく頑張った、と、誰も褒めてくれないので、自分で自分を褒めている私です(なんのこっちゃあ)。
皆さん、今日も一日、お疲れさまでした。
さて、今日は先週受けた研修の『対人援助』の根本の部分である、倫理について学んだことを書きたいと思います。
尊敬する長田貴先生は、まぁーーー、言葉に拘る先生です。
恥ずかしい話、私は先生と出会うまで、『言語力が大切』と言いつつ、自分自身の言葉の一つひとつにはあまり関心を向けていませんでした。
今回は金沢で、受講生の方々の後ろの方で、共に学ばせていただいたのですが、ためになる気づきをたくさんいただきました。
先生が、どの講義でも必ず言われることが、『研修に対して、行かされているではなく、それをいかにやりがいに変えるかが大切』ということです。
研修を受ければ良し、ではなく、研修と現場をどう繋げるかが大切で、そのために、実践と振り返りを行うことが大切と、毎回話をされます。
今回は専門職の倫理ということで、『関わる人たちの共通認識』がポイントとなると話を受けました。
倫理とは、一言で言えば、『人とひとが生きていく上で、うまく繋がるためのルール』。
一般的には倫理というのは、『個の倫理→大衆の倫理→ルール』という順で擦り合わせながら創られていきます。
専門職はさらに、各々の専門性のベースがあるため、それらを踏まえて、いかに共通認識を持てるか?がポイントであると言われました。
共通の言語だけでなく、共通の認識、です。
これ、本当に難しいです。
各言葉の定義をしっかりと理解していないと、認識にずれが生じますから。
『自分の解釈はこう』ではなくて、関わる支援者間で各言葉に対しても共通の認識を持つことの大切さ。
そのことを改めて学びました。
また、介護は手段であり、ベースの目的をしっかりと理解した上で、何をするのかを考えることが大切。
一人でひとりが考えながら行動しないと、マイナスの連鎖に陥る可能性がある(この連鎖に気をつける必要がある)。
自分の役割に対して『やりがい(価値)』を見つけることがとても大切ということを学びました。
価値については、自身を振り返る機会をたくさんいただきました。
本当に辛すぎて、先生の講義を受講すると、胸が苦しくなることが多々あります。
価値や倫理など道徳性(モラル)の部分について。
本来、道徳性は自律的に保持されるものであり、自分たちで主体的につくっていくもの。
この部分に、正否・正誤を追求してしまうと、『人格評価』になってしまう。
そうではなくて、他者との違いをいかに認められるか?が、大切ということを先生は話しました。
自ら他者との違いを認められなかったり、あまりに強い価値観は、自分自身が辛くなる。
なぜなら、これをし出すと、自己防衛が働いて、外に責任を持っていきがちになるから。
これ、私自身、先生にいつも、言われていることです。
『人格評価と能力評価を分けて考えなさい』と。
個々と関わるとき、相手に対して能力評価を最大限活かして対応しなさい、と言われています。
そして、私自身がなんやかんやと言い訳がましく話をする時、先生は『相手ときちんと向き合いなさい。それは、自分自身と向き合うことだから』と言われます。
はい。
本当に苦しい作業ですが、一つひとつ向かい合っていきます。
皆さんは、日々、関わる方々の人格評価と能力評価を分けて考えていますか?
訪問をありがとうございます。
昨夜、研修後バスに乗り、今朝方東京駅に到着したのですが、時間が7時前だったせいか、どこの店も開いておらず。
朝から一日事務処理に追われていました。
鼻水が止まらず、認知症カフェには顔だけ出させていただき、お菓子を置いて失礼しました。
皆さんは体調を崩したりしていませんか?
今日は本題に入る前に、先日出た記事について書きます。
一つは障害での支援を受けていた方が、介護保険を受けるようになった時、『今まで無料で受けられていたサービスが急に1割を取られるようになって辛い』という声が多かったのですが、その課題に対しての対策ができました。
障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律及び児童福祉法の一部を改正する法律案(概要)
2018年4月から始まる予定とのことです。
注目していきましょう。
さて、今日は人口推移について考えてみたいと思います。
政府は13日に、今年の『首都圏白書』を閣議決定したのですが、厚労省のHPから、一部資料を載せさせていただきます。
1ー2 首都圏における総人口にしめる年齢3区分別人口割合の状況(単位%)
昭和60年 |
平成2年 |
平成7年 |
平成12年 |
平成17年 |
平成22年 |
||
0~14歳人口 |
全国 |
21.5 |
18.2 |
15.9 |
14.6 |
13.7 |
13.1 |
首都圏 |
21.1 |
17.3 |
15.0 |
13.8 |
13.1 |
12.6 |
|
東京都 |
18.0 |
14.6 |
12.7 |
11.8 |
11.3 |
11.2 |
|
近隣3県 |
22.6 |
18.1 |
15.6 |
14.3 |
13.7 |
13.1 |
|
周辺4県 |
22.5 |
19.3 |
16.9 |
15.3 |
14.3 |
13.5 |
|
15~64歳人口 |
全国 |
68.2 |
69.5 |
69.4 |
67.9 |
65.8 |
63.3 |
首都圏 |
70.2 |
72.3 |
72.6 |
71.1 |
68.5 |
65.7 |
|
東京都 |
73.0 |
74.1 |
73.9 |
72.0 |
69.1 |
67.3 |
|
近隣3県 |
69.9 |
72.9 |
73.5 |
72.0 |
69.1 |
65.7 |
|
周辺4県 |
66.7 |
68.0 |
68.1 |
67.1 |
65.7 |
63.1 |
|
65歳以上人口 |
全国 |
10.3 |
12.0 |
14.5 |
17.3 |
20.1 |
22.8 |
首都圏 |
8.6 |
10.0 |
12.2 |
15.0 |
17.9 |
20.8 |
|
東京都 |
8.9 |
10.5 |
13.0 |
15.8 |
18.3 |
20.1 |
|
近隣3県 |
7.5 |
8.8 |
10.8 |
13.6 |
16.9 |
20.5 |
|
周辺4県 |
10.9 |
12.6 |
15.0 |
17.5 |
20.0 |
22.7 |
注 :内訳の合計が100%とならないのは、数値の四捨五入の関係及び人口割合の分母である「総人口」に「年齢不詳」を含むことによる。 資料:「国勢調査」(総務省)により国土交通省都市局作成
お時間のある方はぜひ読んでいただきたいのですが、これからの高齢化は郊外のニュータウンなどで急速に進んでいくとされています。
また、2040年には多くの地域が、2人以下で1人の高齢者を支えるようになるだろうと見込まれています。
「平成27年度首都圏整備に関する年次報告」(平成28年版首都圏白書)について
日本の高齢化率は2015年の時点で約25%です。
更に、ここでは都心部を中心に郊外部での後期高齢者の急増、単身や老夫婦世帯の拡大も予測されています。
これ、千葉に住んでいて東京で仕事をしている私は実感しています。
一方で少子高齢化と言われながら、何度か危機状況が報道されているにも関わらず、誰がどのように対策を立てているのか?誰がどのように動いているのかがよく分からないのは私だけでしょうか?
年金体制はどうなるのでしょう?
税金はどのくらい増えるのでしょう?
(個人的には所得の50%と踏んでいます)
それらを考えた時、きれいごとではなく、この状況は一人ひとりが自分事として考えていくことが大切なのではないかと思いました。
これ以上、次の世代に負債を残さない。
その為には、支え合い社会の仕組みを、各地域が構築しないとならないと、改めて感じました。
『自分が良ければ良い』ではなく、次の世代を見据えて、住みやすい社会をつくるためにどうしたら良いかを、自分の関わる地域で考えていきたいと思う記事でした☆
皆さんは、今後の人口推移をみて、どのように感じましたか?
訪問をありがとうございます。
突然ですが、私は今、金沢に来ています。
どうしても受けたい研修があり、昨年末バイトでお金を貯めたのですが、まぁ〜〜〜、貧乏旅行でして。
昨夜、深夜バスで東京を出て、今朝、金沢に到着。
本日は、事例検討会に参加させていただき、明日は朝から夜まで1日『対人援助技術』についての講義を受けます。
終了後、そのまま深夜バスで東京に帰り、風邪の調子が良ければ認知症カフェに参加、体調が治らなければ、1日事務処理をしようと考えています。
さて、今日は、『資格』について考えてみたいと思います。
11日に行われた『経済的財政諮問会議』で、医療系・福祉系専門職の養成課程の再編に向けた検討会を開始するということを表明したようです。
これは、複数の資格に共通する基礎課程を創設し、2つ目以降を今より取りやすくすることが狙いとされています。
ニーズの多様化・複雑化に即した資格の取得方法を検討する、ということですね。
例えば、福祉系の資格(介護福祉士・社会福祉士・精神保健福祉士・保育士など)で共通の基礎課程を検討し、それをベースに2つ目以降の資格取得に対する時間数を短くするというものです。
医療系も対象となっています。
この狙いとしては、『複数の資格取得を取りやすくする』『人材のキャリアパスを複線化する』となっています。
これが実現したら、資格の体系化とともに、教育体制の体系化にも繋がるため、私個人は賛成です。
なんのかんの言っても、やる気のある人は研鑽していますし、自らの持っている資格で実務に就きながら、さらなる飛躍に向けて、勉強していますからね。
実務も大切ですが、しっかりと座学で学ぶ部分も大切だと思っています。
そして、これを実現するにあたっては、必ず、報酬もセットで考えて欲しいと思います。
介護だけかもしれませんが、研鑽の一つとして資格を取得しても、それが給与として反映されることは、殆どありません。
変な話、ケアマネジャーが介護福祉士や社会福祉士、保健師等を取得していても、それが給与に反映されることは、殆どないのですよね。
なぜか?
報酬単価が一律だからです。
どれだけベテランでも、どれだけ素晴らしいケアマネジメントを展開しても、漫然とケアマネジメントを展開しても、報酬は同じです。
待遇が変わらなければ、専門職とはいえ、自らのプライベートを削ってまで研鑽したいと思う人がどのくらいいるんだ、って話です。
主任ケアマネジャーは加算が取得できるため、給与に反映される部分は大きいですね。
そして、主任ケアマネジャーは『管理者』としての立ち位置もセットとなるため、実際には責任の重さの方が目立っていることも多々あります。
私は、この仕組みを変えない限り、なかなかもって、現場にいながらスキルアップを図ろうとする人は増えないと感じています。
専門職。
資質向上と報酬はセットにして考えて欲しい。
その仕組みまで、きっちり考えていただけることを期待しながら、今後の動向を見ていきたいと思います。