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訪問をありがとうございます。
突然ですが、私は今、金沢に来ています。
どうしても受けたい研修があり、昨年末バイトでお金を貯めたのですが、まぁ〜〜〜、貧乏旅行でして。
昨夜、深夜バスで東京を出て、今朝、金沢に到着。
本日は、事例検討会に参加させていただき、明日は朝から夜まで1日『対人援助技術』についての講義を受けます。
終了後、そのまま深夜バスで東京に帰り、風邪の調子が良ければ認知症カフェに参加、体調が治らなければ、1日事務処理をしようと考えています。
さて、今日は、『資格』について考えてみたいと思います。
11日に行われた『経済的財政諮問会議』で、医療系・福祉系専門職の養成課程の再編に向けた検討会を開始するということを表明したようです。
これは、複数の資格に共通する基礎課程を創設し、2つ目以降を今より取りやすくすることが狙いとされています。
ニーズの多様化・複雑化に即した資格の取得方法を検討する、ということですね。
例えば、福祉系の資格(介護福祉士・社会福祉士・精神保健福祉士・保育士など)で共通の基礎課程を検討し、それをベースに2つ目以降の資格取得に対する時間数を短くするというものです。
医療系も対象となっています。
この狙いとしては、『複数の資格取得を取りやすくする』『人材のキャリアパスを複線化する』となっています。
これが実現したら、資格の体系化とともに、教育体制の体系化にも繋がるため、私個人は賛成です。
なんのかんの言っても、やる気のある人は研鑽していますし、自らの持っている資格で実務に就きながら、さらなる飛躍に向けて、勉強していますからね。
実務も大切ですが、しっかりと座学で学ぶ部分も大切だと思っています。
そして、これを実現するにあたっては、必ず、報酬もセットで考えて欲しいと思います。
介護だけかもしれませんが、研鑽の一つとして資格を取得しても、それが給与として反映されることは、殆どありません。
変な話、ケアマネジャーが介護福祉士や社会福祉士、保健師等を取得していても、それが給与に反映されることは、殆どないのですよね。
なぜか?
報酬単価が一律だからです。
どれだけベテランでも、どれだけ素晴らしいケアマネジメントを展開しても、漫然とケアマネジメントを展開しても、報酬は同じです。
待遇が変わらなければ、専門職とはいえ、自らのプライベートを削ってまで研鑽したいと思う人がどのくらいいるんだ、って話です。
主任ケアマネジャーは加算が取得できるため、給与に反映される部分は大きいですね。
そして、主任ケアマネジャーは『管理者』としての立ち位置もセットとなるため、実際には責任の重さの方が目立っていることも多々あります。
私は、この仕組みを変えない限り、なかなかもって、現場にいながらスキルアップを図ろうとする人は増えないと感じています。
専門職。
資質向上と報酬はセットにして考えて欲しい。
その仕組みまで、きっちり考えていただけることを期待しながら、今後の動向を見ていきたいと思います。