インフォメーション
訪問をありがとうございます。
ここ数年、化粧水や乳液等といった化粧品は一切購入せずに、全身ニベアで乗り切っていました。
顔は、基本ニベアの青缶というずさんさ。
が、40歳を前にして『来年こそちょっとは美容にも力を入れよう』と、化粧水・乳液等々を購入してみましたが、なぜか肌荒れが出てしまい、昨年末から大変なことになっています。
早く、自分に合った基礎化粧品を見つけたいものです。
さて。
今回はケアマネジャーの話から少し脱線したところから始めます。
厚生労働省は12日、介護の仕事の魅力を上げて人手不足の解消につなげる新たな施策の立案に向けて、有識者から意見を聞く会議を発足させました。
これは、以前から言われていた、業務プロセスの改善等についての具体的な手段等を検討し、どうやって介護の魅力を伝えるかを話し合う会議で、4月まで検討が続きます。
その結果を政府がまとめて『一億層活躍プラン』に反映させる計画、というわけなのですが、私はこれを読んだ時に感じました。
『いつも有識者の意見しか聞いていないけど、現場の意見を聞くことも大切じゃないかなぁ?』と。
現場の職員に、今の現場の課題を聴き取り、その改善案を有識者で話し合った方が、よほど現実的・具体的ではあるかと思うのですが、それでは結論が『処遇改善』に繋がるとわかっているから行わないのでしょう。
なんて、一人勝手に想像しています。
介護職に就いたことのある人の総数って、大きいと思うのですよね。
ただ、ケアマネジャーも含めて、なぜか介護職の声って世間に響きにくい。
この理由は何だろうといつも考えているのですが、いつも同じ結論に行き着きます。
当事者意識の低さ、団体としての力が弱いからだ、と。
ケアマネジャーは特にそうかもしれません。
国から出た案に対しての批判は聞きますが、だからと言って、こちらから国に対してのアクションを起こすことはしない人がいかに多いことか。
ケアマネジャー自身が評論家になってしまっているのですよね。
介護や福祉のことを本当に考えて行動に起こしている人をたくさん知っていますが、それ以上に、『介護の業界が良くなって欲しいと思うけど、自分が動こうとは考えていない』という人の方が多い気がするのは私だけでしょうか?
もっと言うと、『とりあえず、私の役割は遂行できているから、介護全体の課題は関係ない』と他人事になっている人がいるのかもしれません。
それはそれで、現場をしっかり守っており、必要なことではあると思いますが、何だか寂しく感じるのは、私だけでしょうか?
この一年は、今後の社会保障に大きな影響を及ぼすと思います。
そして、様々な職種が勢力を上げて自分達の役割を主張する一年になると思います。
一方で、何かを変えようと思う時、一人ではどうにもできません。
だからこそ、団体の、数の力が必要になるのだと思います。
どの団体が良いとか悪いではなく、様々な団体の理念や取り組みを知り、自分に合った団体に所属し応援をするだけでも、大きな力になると思うのです。
私は介護の世界に入って20年目ですが、こんなに介護が注目されているのは、介護保険創設時以来だと感じています。
そして、これをチャンスと捉え、個々の現場で頑張っている職員が、『自分に何ができるか?』を考えて、団結していく力が、実はとても大切なのではないかと思うのです。
このチャンスを逃したら、介護は福祉から外れ『誰でもできる仕事』に位置づけられてしまうと危惧しています。
そういう意味でも、私達は一人ひとりが自分の役割や業務を見直して、どうすれば働きやすくなるかを考えてみませんか?
訪問をありがとうございます。
今日は、紡ぐ会の会議がありました。
次回のセミナーについての打ち合わせや今後の方向性等々を2時間ほど話し合いました。
会議で宮﨑さんがいつも主張することは、『ケアマネジャーが受講後、笑顔で帰れる研修をしたい』ということです。
年々責任ばかりが重くなるようなケアマネジャーではありますが、『個々の力を発揮させるアプローチは、そうじゃないだろう』と正面切って言い切る人は、すごいなぁ、と思います。
そして、今回も参加していただいた方々が、少しでも余計な負荷をなくして、笑って帰っていただけたら、紡ぐ会を立ち上げた宮﨑さんの想いが少しでも伝わったら、と心から思います。
微力ながら、私もできることを頑張ります☆
さて。
ケアマネジャーの職業倫理についてですが、今日はちょっと・・・いや、かなり、長くなります。
私はケアマネジャーは職業倫理は、とても大切だと考えています。
何故なら、専門職としてご利用者に情報を提供する上で、ご利用者の終末期に大きな影響を及ぼすからです。
ケアマネジャーが職業倫理を持たないで、自己の利益に走ってしまったら、それは自立(自律)支援でも利用者本位でもなんでもありません。
ただの保険営業マンです。
そうなると、ケアマネジャー自身の価値がなくなります。
第1回目の中にも書きましたが、私たちの役割は『ご利用者の自立(自律)した生活を支援すること』であり、ご利用者を幸せにすることです。
そのための倫理観を持たないでケアマネジメントを行っても、役割を全うすることはできないと思うのです。
この複雑怪奇になってしまった制度を、ご利用者やご家族が理解して、人生の終末期に希望する生活の実現に向けて意思決定や活用するためには、ケアマネジャーはなくてはならない存在です。
だからこそ、私達は自分の役割の大きさを理解することが大切なわけで。
その上で、日々の業務や判断の指標とする職業倫理は、とてもとても大切だと思うのです。
さてさて。
話は続きますが、実際のところ、ケアマネジャーにはどんな倫理が求められているのでしょうか?
日本介護支援専門員協会は、平成21年3月に『介護支援専門員倫理綱領』というものを出しています。
自立支援・利用者の権利擁護・専門的知識と技術の向上・公正中立な立場の堅持・社会的信頼の確立・秘密保持・法令遵守・説明責任・苦情への対応・他職種連携・地域包括ケアの推進・より良い社会への貢献
よく言われる『ケアマネジャーのあるべき姿』ですね。
一つひとつを紹介するとものすごく長いため、今回は項目のみ引用しました。
お時間があれば、日本介護支援専門員協会のホームページに行き、ぜひ一度目を通していただきたいと思います。
その上で、私が考える職業倫理ですが、私の中でのケアマネジャーの職業倫理はこうです。
『目の前の人を大切にしましょう
介護支援専門員の資格を活用して、ご利用者・ご家族・地域が求める生活を支援しましょう』
以上です。
協会と較べると、とてもとてもシンプルですが、散々考えた結果、この言葉となりました。
いえ。
日本介護支援専門員協会を批判して考えたわけではないのです。
思うところは一緒だと、勝手に私は感じています。
むしろ、様々な機関にケアマネジャーの役割を理解してもらうには、このくらいのものを書かないといけないという、『日本介護支援専門員協会として発信するケアマネジャーのあるべき姿』だと思うのです。
自身の振り返りに最適で、私自身、時々読み返しては支援を振り返り、毎年手帳にも書き写しています。
そのくらい、素晴らしいものだと思うのです。
ただ。
現場のケアマネジャーは、様々な機関から様々な要望を押し付けられて、本当に疲弊しているのです。
そして、様々な要望は出されますが、ケアマネジャー自身のことを守ってくれる機関ってないのです。
そんな最中に、『ケアマネジャーはこうあるべきなのよ!!!』と、印籠のように正論を出されても、正直、気持ちがついていかないと思うのですよね。
正論は、時に凶器となり相手を追い詰めます。
少なくとも、私はこれを読んだ時に思いました。
これを完璧に行うことは、『ム ・ リ ・ で ・ す ・ か ・ ら』と。
現場のケアマネジャーは、個々のケースの細かい細かいことで、『こんな時どうしよう?』と悩んでいる人が多いと私は思います。
私自身もそうです。
その人達の不安や悩みを、受け止めることも解決してあげることもせずに、一方的に『あるべき論』を押し付けても、ケアマネジャーをより疲弊させるだけだと思うのです。
コップに水を注ぎ続けるとどうなるでしょう?
溢れますよね。
ケアマネジャーは、今、正にその状態だと私は思うのです。
そして、実地指導。
どんなに細やかな支援をしても、利用者のために駆け回っても、『書類』でしか判断されないこの現状。
判断基準が書類になっている現状で、ケアマネジャーがどこに力を入れるかと言えば、書類になっても仕方がないのです。
現場でケアマネジャーをしていればわかるはずです。
効率化云々どんなに綺麗ごとを言っても、利用者の支援を細やかに行い、地域ケア構築を行って、書類も完璧に仕上げるなんて、ムリと。
だからこそ、思うのです。
今こそ、本来のケアマネジャーの役割をしませんか?って。
日本介護支援専門員協会の出してくださった職業倫理は、とても素晴らしいと思います。
私の考えたヘッポコ職業倫理も、支援を行う上での指標となり、イケていると私自身は感じています。
判断に迷った時や、自分の言動に対して悩んだ時、この指標を軸に『この情報を提供することはご利用者の自立支援に繋がっているか?』を考えます。
そう。
職業倫理って、その役割を全うする際の指標なのです。
だからこそ、個々のケアマネジャーが支援を行う上で、職業倫理を持って、その責務を全うすることが大切だと思うわけで。
私達は何でケアマネジャーになりたいと思ったのでしょうか?
私達は何でケアマネジャーを続けているのでしょうか?
実地指導に怯えて、日付の整合性がなんちゃらとか、文言が入っていないからアウトとか、そんなことに怯えて不安を抱えるために、ケアマネジャーになったのでしょうか?
というわけで長々と書きましたが、私はケアマネジャーはご利用者・ご家族の自立(自律)支援のための指標として、職業倫理は必要だと思います。
そして、その指標は、運営基準を読み解き、個々のケアマネジャーが、自分自身でも支援の際の指標を考えて腑に落とすことが必要だと思います。
これらのことを考えて、もう一度、運営基準を読み込み、私たち自身がそれぞれの『職業倫理』について、考えてみませんか?
そして、職業倫理を貫いて業務を行うためにどうしたら良いかを、一人ひとりが真剣に考えて取り組んでみませんか?
訪問をありがとうございます。
今朝は乗り換え駅の喫茶店でこれを書いていますが、成人式のお姉さん達が、とても綺麗な着物を着ている姿をたくさん見かけます。
何だか華やかで良いですね。
朝から若い頃を思い出しては、一人でニンマリしてしまいました。
私、今だからこんな感じですが、20歳の頃は相当可愛かったです(あ、自分で言うと説得力がないかも)。
皆さんはどんな成人式を過ごしましたか?
さて。
本日は、『倫理をケアマネジャーの役割に絡めて考えてみます』の第二弾です。
前回は、アセスメントの際に自分の価値観は置いて、相手の話を真剣に聴いて、意向や状況を正しく把握しましょう、という内容を書かせていただきました(確か)。
そして、そのことはその人らしさを知る上で、とても大切なことであると私は考えています。
これがきちんとできて、初めて『その人らしいケアプラン』が作れるのであり、個の尊重に繋がるからです。
その情報(本人の価値観や意向と、それに対する現状)を、話を聴きながら分析し、必要な情報を提供するのですが、ここは『ケアマネジャーの職業倫理』が問われる部分だと思います。
なぜなら、必要な情報というのは、『ご利用者・ご家族にとって必要な』情報であり、『ケアマネジャーが勧めたい支援の』情報ではないからです。
この辺りを勘違いして、話は聴くが、様々な事情でケアマネジャー自身が勧めたい支援・事業所を提案するケアマネジャーがいると聞きます。
これはケアマネジャーに求められている公正中立に反します。
もう一度書いてしまいますが、私達が行うことは、『ご利用者に必要な情報を提供すること』であり、どの支援種別・どの支援事業所を決めるのは、『ご利用者自身』なのです。
ご利用者はサービス種別・事業所についての知識がありません。
だからケアマネジャーは説明し、質問を重ねながら必要な情報を提供していくのです。
そして、それは情報の提供でとどめて、どれを利用するかは、利用者自身が決めることが大切なのです。
最初の段階で、この辺りをケアマネジャーが選択肢を与えずに一方的に提案し了承を得てしまうと、その後の支援で、ご利用者は受け身となってしまいます。
なぜなら、利用者自身は『自分で支援を決めた』という自覚を持てないから。
そうなると、困ったことが生じた際に、すぐ『ケアマネさん』になってしまいます。
人によっては小さなことと思うかもしれませんが、私達は、ご利用者の決定を支援することが仕事であり、その役割を奪ってはいけないと思うのですよね。
これらの大小問わない決定を繰り返すことで、ご利用者自身が『自分らしく生活できている』と感じるのだと、私は考えています。
その辺りを意識するかしないかも、職業倫理が関わってくるのではないかなぁ、と考えています。
皆さんは、ご利用者の決定権を尊重していますか?
訪問をありがとうございます。
実はこの金曜日の朝から日曜日の朝まで48時間、寝ないで過ごしていたため、昨日更新するお知らせが今日になってしまいました(本当は倫理についての続きを書こうと思ったのですが、今日は昨日の出来事を書きたいと思います)。
それにしても、若い頃は平気だった『完徹』ですが、40歳を前にすると、さすがにキツイものがありますね。
歳のせいにはしたくないけれど、気持ちに身体がついていかないものです。
そして、今日の午後から火曜日の夜まで、またしても完徹です。
自分で決めたこととはいえ、大丈夫かな私?
通勤等の移動時間を睡眠時間に充てて、うまく乗り切りたいと思います。
さて。
昨日は、勤務先地の認知症カフェに参加してきました。
ここ、区報に載ったりしているわけでもないのですが、会を重ねるごとに参加者が増えています。
これも、包括保健師さんの頑張りの成果だと思います。
今回は座る場所が足りなくなるほどの大盛況で、お茶出しや洗い物のお手伝いをさせていただき、1時間ほどで先に失礼しましたが、参加される方々の表情から元気をいただきました。
こういうことって地域の中でも小さな取り組みかもしれないけど、地道な取り組みの継続が、地域の意識を変えていくんだろうなぁ、なんてしみじみと感じました。
今月下旬には、区役所隣の区民センターで、新たにNPOの団体が認知症カフェを始めるとのことで、そちらの方にも参加しようと考えております。
家族が他の参加者と話をしている間に本人の対応をしたり、話を聴き家族の想いを受け止めたり、相談を受けたら必要な機関への連絡先を伝えたり、介護に関する情報を提供したり、実はケアマネジャーってできることがたくさんあるのですよね。
もちろん、会の主催者が主となって対応できるよう完全裏方となり、お茶出しなど迎え入れのお手伝いが主な役割ですが。
また、認知症カフェにやはり積極的に参加してくれているケアマネさんと話す時間があり、今後の活動についてお互いの話をしました。
この方も、自分の役割から、何か地域に貢献できることはないかを真剣に考え取り組んでいる方です。
ケアマネジャーって、実は地域包括ケアの構築に貢献できることがたくさんあるのですよね。
ただ、一人で何かを起こすことは、なかなかもって難しい。
その辺りから、お互いにどのように考えているか?どんなことを協力し合えるかを話しました。
これからはそれを形にしていくために、様々な機関とコラボレーションしながら行動を起こしていこうと思っています☆
皆さんの地域では、どんな形でシステムの構築は進んでいますか?
その後は、職能団体の会議を行いました。
私は研修委員会のお手伝いをさせていただいているのですが、委員会理事の方を尊敬しており、様々なことを委員会を通じて学んでいます。
会議では、来年度の内容は決まっているため、細かい確認や理事会での報告等々話をしました。
その他、各地域の状況を報告しあったりして、勉強になりました。
議事録は・・・これから作成します。
さらにその後は、研修委員会で新年会をしたのですが、にんにくが無性に食べたくなり、モリモリ食べていたら、元気になったのは良いのですが、帰宅後家族にものすごい苦情が出まして。
1日経った今でも臭いが取れず、明日のモニタリングはどうしようか困っています。
新年会は本当に楽しかったです。
会議とは別の皆さんの様子を見ながら、『あ〜、人との関わりって本当に大切だなぁ』と、改めて実感しました。
いろんな情報も知ることができ、とても有意義な時間でした。
こうして考えると、時間って本当に大切だと思います。
来年度は地域包括ケア構築を大きく左右する一年になると感じているため、分不相応な活動をしていますが、1分1秒、人との出逢いを大切にしながら頑張りたいと、改めて感じました。
私のアクションなんて限られたものですが、今年はこれを伝播し、様々な人を巻き込んで、様々な活動を行っていきたいと思います。
もちろん、本業を第一に、ですが☆
皆さんは今年、どんな活動をされますか?
普段の業務だけでも大変な状況ではあるかと思いますが、ご自身で出来る取り組みがありましたら、ぜひ、トライしていただきたいと思います。
一人の力は弱くても、同じ想いを持った人が集まり行動を起こすことで、何でもできると思います。
そして、これを読んでいただいた方々が、『よし、私も何かやってみよう』と感じていただけたら幸いです。
訪問をありがとうございます。
昨夜は諸々に疲れてしまい、20時には事務所を出て1時には就寝しました。
おかげで週末の今日は元気いっぱいです☆
皆さんは本日の体調、いかがですか?
さて。
前回に続き、今回は倫理にケアマネジャーを絡めて考えてみたいと思います。
そもそもケアマネジャーの役割って何でしょう?
以前も書きましたが、私は『人を幸せにすること』だと思っています。
・・・なんて言っても『また加藤がなんか言っているよ』とヒンシュクを買ってしまうので、真面目に書きます。
ケアマネジャーは、『ご利用者やその家族の現状や意向を聴き、正しく課題を整理し、その解決に向けて必要な情報を提供すると同時に必要な機関に繋ぐことと、給付管理業務』が役割ですよね。
『ご利用者やご家族に必要な情報を提供する』
言葉にすると一言で済んでしまいますが、これってとても難しく、責任の重いことだと思うのです。
特にポイントは『必要な』の部分で、必要な情報を提供するためには、ご利用者やご家族のことを、正しく知らなければなりません。
相手を正しく知り、相手の価値観を正しく知り、相手の希望を正しく知り、その上で初めてできることが『必要な情報の提供』です。
言い方を変えて、しつこくもう一度書きますね。
ご利用者等にとって必要な情報を提供するということは、ご利用者等のことを正しく知らなければできない。
そのためには『アセスメント力』と『偏見のない気持ちで聴く耳』が必要なのです。
『正確に聴き取る力』とでもいうのでしょうか?
私たちは誰しもが、自分の中で価値観を持っています。
そして、それを持ったまま面接をしてしまうと、相手の価値観を聞いた時に、必要な情報を与えるのではなく、相手を『ジャッヂ』したくなってしまうのです。
例えば。
親の年金で生活をしているが、満足に親の介護をせず『私にはできません』と簡単に答えてしまう子どもがいた場合。
親の介護よりも、自分の趣味趣向や交友関係を優先してしまう子どもだったとしましょう。
その時に『親の介護は子どもがすべき』という価値観を持った人がその話を聴くと、『イラッ』とすると思います。
そうなると、もう『アセスメント』どころではありません。
相手の言う一言ひとことが、『私だったら◯◯なのに』という、主観中心の聴き方になってしまいます。
そう、評価になってしまうのです。
それも、極めて自己中心的な・・・。
支援者自身が何らかの強い感情や先入観を持ったまま、正しく相手の話を聴くことなんでできませんよね。
そういう意味で、ケアマネジャーは、相談援助を行う際に『自分の価値観を横に置いて聴く』という姿勢は、とてもとても大切だと思うのです。
そうすることにより、『親の介護に協力的でない子どもがいる』という情報も、一つの事実(環境)として受け止めることができるのです。
そして、同時にそのままの相手を受け入れるということは、相手を尊重することに繋がると思います。
相手の話に善し悪しの判断をすることなく、相手の言葉や感情を素直に受け取る。
そして、相手の状況に思いを馳せる(共感)。
これが面接時の基本ですよね。
あぁ、何だかこのケアマネジメントに倫理を絡めることは、長く長くなりそうです。
初めは要点のみ絞って書こうと思っていましたが、ここはしっかり書くことが大切と思い直して書き出したら、長く長くなりそうな予感がします。
続きは明日以降、更新していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。