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2016-01-11 08:03:00

訪問をありがとうございます。

 

今朝は乗り換え駅の喫茶店でこれを書いていますが、成人式のお姉さん達が、とても綺麗な着物を着ている姿をたくさん見かけます。

 

何だか華やかで良いですね。

 

朝から若い頃を思い出しては、一人でニンマリしてしまいました。

 

私、今だからこんな感じですが、20歳の頃は相当可愛かったです(あ、自分で言うと説得力がないかも)。

 

皆さんはどんな成人式を過ごしましたか?

 

 

 

さて。

 

本日は、『倫理をケアマネジャーの役割に絡めて考えてみます』の第二弾です。

 

前回は、アセスメントの際に自分の価値観は置いて、相手の話を真剣に聴いて、意向や状況を正しく把握しましょう、という内容を書かせていただきました(確か)。

 

そして、そのことはその人らしさを知る上で、とても大切なことであると私は考えています。

 

これがきちんとできて、初めて『その人らしいケアプラン』が作れるのであり、個の尊重に繋がるからです。

 

 

 

その情報(本人の価値観や意向と、それに対する現状)を、話を聴きながら分析し、必要な情報を提供するのですが、ここは『ケアマネジャーの職業倫理』が問われる部分だと思います。

 

なぜなら、必要な情報というのは、『ご利用者・ご家族にとって必要な』情報であり、『ケアマネジャーが勧めたい支援の』情報ではないからです。

 

 

 

この辺りを勘違いして、話は聴くが、様々な事情でケアマネジャー自身が勧めたい支援・事業所を提案するケアマネジャーがいると聞きます。

 

これはケアマネジャーに求められている公正中立に反します。

 

もう一度書いてしまいますが、私達が行うことは、『ご利用者に必要な情報を提供すること』であり、どの支援種別・どの支援事業所を決めるのは、『ご利用者自身』なのです。

 

ご利用者はサービス種別・事業所についての知識がありません。

 

だからケアマネジャーは説明し、質問を重ねながら必要な情報を提供していくのです。

 

そして、それは情報の提供でとどめて、どれを利用するかは、利用者自身が決めることが大切なのです。

 

最初の段階で、この辺りをケアマネジャーが選択肢を与えずに一方的に提案し了承を得てしまうと、その後の支援で、ご利用者は受け身となってしまいます。

 

なぜなら、利用者自身は『自分で支援を決めた』という自覚を持てないから。

 

そうなると、困ったことが生じた際に、すぐ『ケアマネさん』になってしまいます。

 

 

 

人によっては小さなことと思うかもしれませんが、私達は、ご利用者の決定を支援することが仕事であり、その役割を奪ってはいけないと思うのですよね。

 

これらの大小問わない決定を繰り返すことで、ご利用者自身が『自分らしく生活できている』と感じるのだと、私は考えています。

 

その辺りを意識するかしないかも、職業倫理が関わってくるのではないかなぁ、と考えています。

 

 

 

皆さんは、ご利用者の決定権を尊重していますか?