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訪問をありがとうございます。
昨夜は諸々に疲れてしまい、20時には事務所を出て1時には就寝しました。
おかげで週末の今日は元気いっぱいです☆
皆さんは本日の体調、いかがですか?
さて。
前回に続き、今回は倫理にケアマネジャーを絡めて考えてみたいと思います。
そもそもケアマネジャーの役割って何でしょう?
以前も書きましたが、私は『人を幸せにすること』だと思っています。
・・・なんて言っても『また加藤がなんか言っているよ』とヒンシュクを買ってしまうので、真面目に書きます。
ケアマネジャーは、『ご利用者やその家族の現状や意向を聴き、正しく課題を整理し、その解決に向けて必要な情報を提供すると同時に必要な機関に繋ぐことと、給付管理業務』が役割ですよね。
『ご利用者やご家族に必要な情報を提供する』
言葉にすると一言で済んでしまいますが、これってとても難しく、責任の重いことだと思うのです。
特にポイントは『必要な』の部分で、必要な情報を提供するためには、ご利用者やご家族のことを、正しく知らなければなりません。
相手を正しく知り、相手の価値観を正しく知り、相手の希望を正しく知り、その上で初めてできることが『必要な情報の提供』です。
言い方を変えて、しつこくもう一度書きますね。
ご利用者等にとって必要な情報を提供するということは、ご利用者等のことを正しく知らなければできない。
そのためには『アセスメント力』と『偏見のない気持ちで聴く耳』が必要なのです。
『正確に聴き取る力』とでもいうのでしょうか?
私たちは誰しもが、自分の中で価値観を持っています。
そして、それを持ったまま面接をしてしまうと、相手の価値観を聞いた時に、必要な情報を与えるのではなく、相手を『ジャッヂ』したくなってしまうのです。
例えば。
親の年金で生活をしているが、満足に親の介護をせず『私にはできません』と簡単に答えてしまう子どもがいた場合。
親の介護よりも、自分の趣味趣向や交友関係を優先してしまう子どもだったとしましょう。
その時に『親の介護は子どもがすべき』という価値観を持った人がその話を聴くと、『イラッ』とすると思います。
そうなると、もう『アセスメント』どころではありません。
相手の言う一言ひとことが、『私だったら◯◯なのに』という、主観中心の聴き方になってしまいます。
そう、評価になってしまうのです。
それも、極めて自己中心的な・・・。
支援者自身が何らかの強い感情や先入観を持ったまま、正しく相手の話を聴くことなんでできませんよね。
そういう意味で、ケアマネジャーは、相談援助を行う際に『自分の価値観を横に置いて聴く』という姿勢は、とてもとても大切だと思うのです。
そうすることにより、『親の介護に協力的でない子どもがいる』という情報も、一つの事実(環境)として受け止めることができるのです。
そして、同時にそのままの相手を受け入れるということは、相手を尊重することに繋がると思います。
相手の話に善し悪しの判断をすることなく、相手の言葉や感情を素直に受け取る。
そして、相手の状況に思いを馳せる(共感)。
これが面接時の基本ですよね。
あぁ、何だかこのケアマネジメントに倫理を絡めることは、長く長くなりそうです。
初めは要点のみ絞って書こうと思っていましたが、ここはしっかり書くことが大切と思い直して書き出したら、長く長くなりそうな予感がします。
続きは明日以降、更新していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。