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ふたつの謎
エルガーのエニグマ変奏曲には、
すぐに分かる謎と
決して分からない謎があるという。
決して分からないと言われると
真実を知りたくなるのが人情。
陵水フィルとともに
リハーサルを通じて
想いを巡らせる。
妻のイニシャルのついた変奏と
13番目の変奏にヒントを感じる。
メンデルスゾーンの楽しい航海からの引用は、
シューマンのピアノ協奏曲の
主題のようにも感じる。
「楽しい航海」
「シューマン」
「妻アリス」
そして終曲における
ニムロッドの旋律、
妻の旋律、
そしてエルガー自身の気持ちが、
現れる順序が興味深い。
琵琶湖周航の歌にもでてくる場所
長浜はとっても美しい場所、
仕事抜きでまた訪れたい場所だ。
練習が終わったら、琵琶湖に飛び込みたいと、
陵水の皆さんも思ったことだろう。
陵水フィルはようやく
コロナで失った感覚を取り戻し、
本来の美しい音を奏で始めた・・
すごくいい感じ!!
第10回演奏会は素敵な演奏会になるでしょう。
写真は8月1日の大津市民会館でのリハーサル風景
新型コロナウイルスとの戦いは続く。
京都三大学合同交響楽団の初練習だった。
今回の客演は記念すべき10回目のオファーとなる。
20数年のお付き合いで、ほぼ2年の周期で呼んで頂いている計算だ。
僕はこのことを誇りに思い、とても喜んでいる。
コロナの関係で使用できなかった医大ホールでの、久しぶりの総練は、
今回のメイン、ブルックナーの交響曲第9番から始まった。
相変わらずレヴェルの高いオーケストラだと感心したが、
何かが、これまでと違っていた。
「逡巡」・・・のような感覚。
僕の想像だが、新型ウィルス感染拡大防止施策によって、
彼らは傷ついているのだと思う。
思い切り音楽を表現することをためらわせる、
呪縛がかかっているように感じた。
この、オーケストラの底力、本来の自由で輝くような音楽表現を導きだし、
さらに極限まで磨き上げて、喜びとともに客席に届けたい。
なんとしても、京都コンサートホールに大きな感動を巻き起こしたい!
彼らと協働し、力の限り音楽を創造しよう。
平和な日常・・これこそが最高のしあわせ。
和み交響楽団との20回定期が終わった。
和み交響楽団はこの難しいプログラムを、
最後の和音にいたるまで、
一音一音を愛しむように、
真の意味で楽しんで演奏してくれた。
素晴らしい演奏だった。
まさに、
ブラームスの第3交響曲のモットー
和み交響楽団のモットーでもある
”Frei aber Froh””
「自由にしかし楽しく」
・・・・が音になった演奏会だった。
でも、最も感動したのは、
そこにお客様がいて、
我々の音楽を聴き、
大きな拍手をくださったことだ。
お客様と時間と空間を共有し、渾身の音楽を聴いていただく、
音楽でしかできない、最上のコミュにケーション・・・
こんなにも素晴らしいものだとは!
この幸せは何物にも代えがたい。
ご来場のお客様、
和み交響楽団の皆さん、
ソリストの先生方、
スタッフの皆さんに、
心より感謝いたします、
ありがとうございました!











