インフォメーション
訪問をありがとうございます。
今日も良い天気に恵まれ気分は上々・・・のはずですが、朝から経理に追われている私は、全然楽しくありません。
皆さんはどんな一日を過ごしていますか?
さて。
今日は、先日の提言を踏まえて、自立というものについて書いてみたいと思います。
久々に、がっつりとケアマネジメントの根本について書かせていただきます。
完全に私見であり、誰かにこの考えを強要するつもりもありませんので、興味のある方のみ、読んでいただけたら幸いです。
皆さんもご承知のとおり、『自立』というものには明確な定義がありません。
東京都が、平成15年に一度『自立』の定義を示しましたが(高齢者介護研究会報告書)、それはある意味『ローカルルール』的なものであり、一般的な定義とはなり得ていません。
様々な研修を受け、様々な講師の話す『自立』を聴きましたが、私にとって『要介護者にとっての自立』とは、これです。
【依存的自立】
一人だけ超然と立つ『自立』ではなく、他人にもたれかかる『依存』でもなく、また、『誰かに頼らない生き方』を人間の至上の生き方とせず、健常者を『標準』とし、それに近づけるものでもなく、『誰かに頼りながらも自分で生きていく』といった考え方のこと。
なんで、こんなことを書くかというと、そもそも、要介護者を支えるケアマネジャーが、介護保険の目的である『自立支援』の自立を、自分の中で明確に持っていないと、正しい方向に支援を進めることって、できないと私は考えているからです。
これ、とても見過ごされがちですが、とてもとても大切なことだと思うのは、私だけでしょうか?
この、『誰かに頼りながらも自分で生きていく』ことを自立とした場合、私たち支援者が大切にするのは『尊厳を支えること』であり、『自己決定を支えること』になります。
・可能な限り、自分らしく生活を営みたい。
・自分の人生に主体的・積極的に関わり、自分自身の人生を自分自身で創りあげたい。
・人間として、尊厳のある人生と生活を送りたい。
これを叶えるために、私たちケアマネジャーがいるのだと、私は考えており、これが叶った時に『自立した生活』を送れているのではないかなぁ、と思っています。
『正しい生活』を押し付けるのではなく、『その人らしい生活を利用者自身が感じられる生活を実現するために支援を調整・提供する』のが、ケアマネジャーの存在意義だと感じているのです。
ここまでは、ご理解いただけたでしょうか?
では、『それを踏まえて私たちケアマネジャーはどのように要介護者を支えれば良いのか?』についてですが、このように私は考えています。
・利用者の気持ちを十分に理解すること。
→本来であれば支援を使いたくない。でも使わないと生活ができないというジレンマを理解する。
→その人が大切にしているもの(価値観)を理解する。
・その上で、どうすることがその人の自立に繋がるかを『考え抜く』。
→利用者に寄り添う。利用者の側に立ち、何が必要かを考える。
→利用者の持っている力を評価しそれを最大限引き出す。
だから、表面だけ、疾病や身体機能だけをみて、サービスを組み合わせて提案することはやめましょうと思うわけで。
ただ、アセスメント票を埋めて、サービスの提案をするだけなら、誰でもできます。
ケアマネジャーって、そういう役割ではないでしょ、ということを言いたいのです。
アセスメント票が23項目あるのは、『偏った聞き取りで偏った支援に結び付けないため』に、23の項目を使って、多角的に利用者の状態を把握するようにできています。
全体像を把握するためのツールです。
そして、それを聞き取りながら、その人の価値観や生活習慣を把握していくのです。
そして、利用者の持っている力を評価するのです。
『週に1回しか入浴をしていない』とご利用者が答えた場合、それが元々の利用者の生活習慣なのか?心身の機能低下によってそうなった結果なのか?
利用者は本当はどうしたいのか(本当は週2回は入浴をしたいと思っているのか、現状に満足しているのか)?
利用者は補清について、どのように捉えているのか?
何が原因で『本当はどうしたい』が叶わないのか?
利用者自身の持っている力はどの程度あるのか(どこを手伝えばそれが叶うのか)?
しつこく書いてしまいますが、そういうことを一つひとつ丁寧に聞き取っていき、その聞き取りを通じて、その人の生活を理解し、その人らしさを掴むこと。
利用者の『こうしたい』という思いと、実際の生活状態のギャップを把握する。
そして、利用者の『こうしたい』を叶えるために、どんな課題があり、どんな支援を利用すればその人が自己実現できるのかを考える。
『こうしたい』がない方に対しては、寄り添い、何が原因で意欲をなくしてしまったのかを理解して、どうすれば意欲を持ってもらえるかを考え抜く。
それがアセスメントだと私は理解しています。
そして、その『利用者の本当の想い』を上手に聞き出すために、事情聴取にならないような面接方法、対人援助のスキルを上げたいと考えています。
それが、利用者の尊厳を支えることに繋がると思うから。
ここまではご理解いただけたでしょうか?
アセスメントを行った上で、次に行うのは『頼る』支援の提案です。
ここは、利用者に『私が自分で支援を選択した』ということを感じてもらうことが大切です。
だから、ケアマネジャーの価値観で、偏ったサービスの提案をしてはいけないと思うのです。
利用者の価値観を把握した上で、複数の支援を相手が理解できるように説明しながら提案し、利用者自身に選定してもらうことが重要だと思っています。
それが『自己決定の尊重』だと思うから。
利用者が『自分ではわからない』と答えた時は、さらに一つひとつの支援先の特徴を、利用者が選択しやすい表現を使って説明すれば良いのです。
そのために、様々な支援先の特徴を把握し、自分自身の引き出しをたくさん持っておく必要があるのです。
はっきり言って、これを丁寧に行うことは時間と労力とスキルを必要とします。
ただね、これがしっかりできていないと、そして、こういったことを繰り返していかないと、介護保険に対して利用者は『受け身』になってしまい、主体性を引き出すこともできなければ、自立した生活を実感することもできないと、私は思うのです。
ただ、アセスメント票を埋めて、サービスを組み合わせて、支援を回すことは、誰でもできます。
だからこそ、自分の役割を理解して、その役割に沿って、支援を提供することが大切だと私は思うのです。
それが、専門員としての役割なんじゃないかなぁ、って。
なんて。
今日は堅苦しい話で終始してしまいましたが、私はいつもこんなことばかりを考えています。
皆さんは、自立というものをどのように捉えていますか?
ケアマネジャーの役割って何だと思いますか?
訪問をありがとうございます。
空がとても澄んでいてきれいです。
きっと、今日の空をパズルにしたら、難易度は相当高いことでしょう。
私は、今日、職能団体関連で13時〜21時近くまで飯田橋に滞在する予定です。
月一の3時間勉強会と、研修委員会の会議・忘年会があります。
久しぶりに、委員会の方々とお会いできるのが楽しみで、その為に、午前中は書類の準備と整理をしていました。
先ほど、認知症カフェを予定している包括さんにご挨拶と差し入れ(カフェで食べてもらうお菓子)をしてきました。
さて。
先月、これからの取り組み優先順位を考えたと書きましたが、改めて書き出してみたいと思います。
一番は、本業である居宅介護支援事業。
本来は、事業開始から最優先にしなければならないのですが、この2年半、様々なお手伝いを中心に活動をしており、(利益追求という意味で)本業を事業として確立することは、後回しにしていました。
そして、今後、私自身が地域活動を中心に活動するようになるため、思い切って、私自身が第一線で活動するのではなく、管理者を別立てし、管理業務を担っていただくよう、環境を整えることができました。
二人の社員と、私のワガママに乗っかってくれた、Kさんには、感謝の気持ちでいっぱいです。
同時に、職員募集を行い、今後はケアマネジャーをできる限り増やして、単独事業者として、確立できるように頑張ります。
そして、次に力を入れるのが地域貢献です。
地域活動を頑張っている住民の方々、それをできる範囲でお手伝いしている方々、要介護状態で地域生活を送っているご利用者とその家族。
様々な背景を持ちながら『地域』という共通エリアで生活している方々の、想いや希望を知ることができました。
来年春以降に、地域の方々が必要としている支援をスタートし、トライ&エラーを繰り返しながら、地域の人と人を繋げていくお手伝いをしたいと思っています。
そこで、タイトルが出てくるのですが(前置き長っ)、地域の力を引き出す時、誰かに偏った負荷がかかるのではなく、個々の持っている力を『ちょっとずつ集めて』、大きな力にしていきたいなぁ、と考えています。
春以降に立ち上げ、実際に周知し動き出すまでには、半年以上、かかると思います。
それを焦ることなく、現状と今後の社会保障の動向を地域に発信することから、始めていきたいと思います。
そして、意見や要望をいただいら、それを形にできるようにしていきたいと考えています。
同時に、地域の現状を包括や保険者・社協に伝え、彼らを巻き込みながら進めていきたいと思っています♪
最後が、ケアマネジメントのスキルアップです。
これは、今、参加させていただいている勉強会を基に、地域でも勉強会を開催して、ケアマネジャーの対人援助者としてのスキルアップを図りたいと、考えています。
なんて。
実は、勉強会を通じて、私自身がたくさんの気付きや学びを得ているのです。
他、3つ以上抱えると自爆するため、他の活動については、最小限に抑えていく予定です。
そんな感じで、私の来年は地域第一で取り組みたいと決めています。
相変わらずアタフタしている毎日だとは思いますが、どうか、温かい目で見守っていただけたら幸いです^ ^
皆さんは、来年のやることを決めていますか?
訪問をありがとうごさいます。
今月は、なぜか疲れの溜まる月になっています。
そこで、月初から今まででどのくらい訪問等をしたのか、改めて数えてみました。
医療連携や訪問調査、契約等を含めると37件☆
この調子で訪問が進めば、ありがたいことに私の来週以降のスケジュールは、『ほぼ真っ白』になります(どんだけ忙しさが偏っているんだよ、私)。
今は、給付管理も無事に終わってホッと一息ついている状況です。
皆さんはいかがお過ごしですか?
さて。
今日は、全国老人福祉施設協議会が出した提言書について、書いてみたいと思います。
皆さんは、『自立』と『ADLの向上』をイコールで結びつけたがる国の意向に、違和感を覚えたことはありませんか?
私は、運動機能についての加算が増えだした頃から違和感満載でした。
人によっては、身体機能の向上を図り、心身ともに健康でいたいと願う方もおられるでしょう。
私の担当ご利用者も、多くの場合、『できることなら自分のことは自分でしたい』『人様の手を借りずに生活したい』と考えておられます。
ただね、それってとても大変なことであり、同時に全員が目標に向かって行動できるわけではないのですよね。
中には、本当のご高齢の方や進行性の疾患を持っている方、元気になりたいけどメンタル不調から頑張ることのできない方etc
希望はあるけど、現実の自分と擦り合わせて、『現状維持が精一杯(目標)』という方も、多いんです。
一番大切にしたいのは、『その人らしい生活の実現』であって、『身体機能を上げること』は、手段の一つでしかないと、私は思うのです。
健康でいたいという気持ちはとても素晴らしいけれど、過剰なまでに機能向上に反応するような算定には、ウンザリします。
もとい、職能団体のパワーゲームに使われているだけというか・・・。
そんなことを考えてしまいました。
堅い、と思われるかもしれませんが、私は、介護保険は利用者本位で利用者のためになるように利用するのが良いと思います。
そこに、自分たちの利害を入れてはいけないんじゃないかなぁ、と思うわけで。
そう考えると、以前から書いていますが、介護保険制度の本当の目的・理念についてを理解し考え、その窓口にいてご利用者・ご家族に一番に関わる私たちが、その責任を理解することが、何よりも大切だと思うのです。
そして、ご利用者に対して、どのような情報提供をすることがベストであるか、ルールを踏まえた上で、ご利用者の個別性をどこまで尊重するのかを考えながら、支援にあたりたいと思います。
なかなか難しいですが、諦めることなく楽しみながら相手を知り、彼らにとっての『らしい生活』を一緒に考えるケアマネジャーになりたいと、提言を読んで私は思いました。
皆さんが描いている『なりたいケアマネ像』はどんな姿ですか?
訪問をありがとうございます。
今日は昨夜書かせていただいた通り、昼に夫の誕生日会を行い、その後美容室に行ってきました。
年に3〜4回しか美容室に行かない私ですが、今回はうっとおしかった髪を、肩より短くバッサリと切りました。
これで1年間くらいは前髪のみのカットと縮毛矯正で済むかと思うと、嬉しくて仕方ありません。
ドライヤーの時間も短縮できそうだし、良いことづくめ☆
4時間の長丁場に耐えて良かった、と心から思います。
これから、一度家に帰ってファミレスに行き、書類を作る予定です☆
皆さんは年末に向け、美容室にはいつ頃行かれますか?
さて。
今日は、とある本を読んでいて、『真意をついているなぁ〜』と感心した一言があったので、ここに載せさせていただきたいと思います。
デール・カーネギーさんという方が『人を動かす』という本に書いていたようなのですが、こんな言葉です。
『人間は自尊心の塊です。人間は他人から言われたことには従いたくないが、自分で思いついたことには喜んで従います。だから、人を動かすには命令してはいけません』
何も言うことなく、その通りだと思います。
私たちケアマネジャーは、ご利用者と接する時、このことを意識して支援にあたる必要があるなぁ、と、改めて感じました。
相手を否定せず、丁寧に質問を繰り返し、相手に響く言葉を知ってから、それを使って導いていく。
提案ですが、その提案の仕方も、『相手が自分で気づいた』と思ってもらえるような提案の仕方をしたいと思います。
なんて。
書くことは簡単ですが、実戦となると本当に難しいことです。
そして、意識してそれを行うことで、いつか、自分にそのスキルを身につけることができると信じて、手帳に書き留めました。
今度、機会があれば、彼の書籍を購入してみたいと思います。
皆さんは、身近な誰かに、上手に気づきを与えていますか?
訪問をありがとうございます。
皆さまは、本日お休みだったでしょうか?
私はいつも通りの出勤だったのですが、朝出勤するとみんながいてびっくり。
土曜日ではありましたが、通常業務のごとく、普通に仕事をしていました。
土曜日にみんなと仕事ができるというのが、なぜか新鮮に感じてしまい、いつも以上に仕事を張り切ってしまいました。
11時の契約を皮切りに、13時担当者会議、14時と15時にモニタリング、16時に契約を行ったのですが、軽快に一日頑張ることができました。
さて。
昨日、地域のケアマネさんに『元気が出ないから会いたいなぁ』と声をかけていただき、今日3時間ほど、軽く飲みながら話をしていました。
気軽に声を掛け合える関係は心地よいですね。
お互いの描く地域やケアマネジメントやそれを通した役割について、楽しく話をさせていただきました。
帰り際に、彼の表情が明るくなっていて、本当に良かったと思います。
そして、これから帰路につくのですが、帰宅後は年賀状作成に励みたいと思います☆
と、そんなことを考えながら、ふと気付きました。
私、再来週の施設研修の資料を作っていなかった・・・。
あぁぁ、どうしましょう。
今回は最終回ということもあり、介護技術とリスクマネジメントについてをテーマに行います。
事例検討を中心に行って、介護技術に関しては、専門職としての意味を問うような形で行えば良いですかね(あ、私は昔から、研修には必ずグループワークを取り入れています)?
喫茶店の中でアタフタしても仕方がないけれど、ものすごく、焦っています。
いや、久々に身体中の血の気が引きました。
明日は、昼間に夫の誕生日会があり、その後は美容室の予約を入れてしまった。
11時から20時までは、どう頑張ってもプライベートに拘束されます。
夜、ファミレスに行って作る?
それで、夜中に職場にパソコンを持って行き印刷をかけようか?
催促される前に気づいたのは不幸中の幸いですが、明日も本当にバタバタとしそうです。
と、こんな感じで毎日を過ごしていますが、私、いつも、本当はのんびりゆっくり過ごしたいと考えています。
決して忙しいのが好きなわけではないのです。
できれば、のんべんだらりと過ごしたいのです。
が、断れないという、極めて残念な性分が、この現状を引き起こしているのです。
『デキル大人』には程遠く、毎日アタフタしている私ですが、その中でも楽しむ姿勢は忘れずに、前向きに取り組みたいと思えるのが、せめてもの救いでしょうか?
そして、『落ち着いて行動する』と、『物事を断る勇気を持つ』ことを、来年の目標にしようと思いました。
来年こそ、本業(居宅運営)を最優先にして、頑張りたいと思います。
皆さんは、師走の中、ゆとりを持って毎日を過ごせていますか?